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アメリカン・ホラー・ストーリー シーズン6:体験談-Roanoke-(2016)キャスト&考察レビュー

2022年10月17日

アメリカン・ホラー・ストーリー シーズン6:体験談-Roanoke-(2016)キャスト&考察レビュー
公開日:2016年07月〜 製作国:アメリカ

こんにちは!aoringo(@horror_apt)です。
世界中で大人気のTVドラマシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」シーズン6『体験談』について考察・レビューします。

ここがポイント

1580年代の悪名高いロアノーク植民地の失踪事件を基に、恐怖体験をした夫婦のドキュメンタリー番組である前半と、後半はその出演俳優や本人たちが共に登場するという2部構成!かつてこの地に入植してきた恐ろしくて粗暴な一味、下品で凶暴なゴロツキ、数々の亡霊が登場し、恐怖度、グロ度共にシリーズ通してかなり高め!Aoringo的には一番怖かったシーズンでした。

アメホラとは?

『Glee/グリー』をはじめ数々の人気ドラマを世に送り出してきた人気プロデューサー、ライアン・マーフィーが手がけており、シーズンごとに物語の設定や俳優が入れ替わるアンソロジータイプのホラードラマシリーズ。テーマは多岐にわたり、アメリカンホラーの定番である呪われた家に始まり、精神病院魔女サーカスの奇人たち経営難のゴーストホテル呪われた土地カルト集団、13日の金曜日をオマージュしたサマーキャンプの悲劇などがあります。

シーズン6『体験談』とは

アメリカン・ホラー・ストーリー体験談-Roanoke-

今シーズンは米国において2016年9月14日に初放送され、2016年11月16日に終了しました。

全体的にスタイリッシュな印象のあった前シーズン「ホテル」と比べ、より凶暴性の高い粗野な雰囲気の物語となっています。また、このシーズンはアメホラデビュー以来、プロットやキャストについての詳細は秘密にされていて、初回放送前にサブタイトルを発表しなかった最初の作品となりました。

ストーリーは、1580年代の悪名高いロアノーク植民地の失踪事件を取り上げており、シーズン前半はノースカロライナ州に移住した夫婦の体験を再現した「ロアノークの悪夢」と題した超常現象のドキュメンタリーとしており、シーズン後半は、ファウンド・フッテージのようなドキュメンタリーの続編を描いています。

また、今回は出演俳優のアンジェラ・バセットがEP6で初監督を務めています。

シーズン6『体験談』出演俳優

メインキャスト

オードリー・ティンドール役 ほかサラ・ポールソン
タイッサ・ファーミガ
出典:Wikipedia
アグネス・マリー・ウィンステッド役 ほかキャシー・ベイツ
エヴァン・ピーターズ
出典:Wikipedia
シェルビー・ミラー役リリー・レーブ
出典:IMDb
ドミニク・バンクス役ほかキューバ・グッディング・ジュニア
出典:Wikipedia
ジョン・ロウ役アディナ・ポーター
出典:IMDb
マット・ミラー役アンドレ・ホランド
出典:Wikipedia

その他キャスト

  • エヴァン・ピーターズ(ローリー・モナハン役)
  • アンジェラ・バセット(モネ・トゥムシアム役)
  • デニス・オヘア(エリアス・カニングハム役)
  • レディー・ガガ(スカアハ役)
  • レスリー・ジョーダン(アシュレイ・ギルバート役)ほか

シーズン6『体験談』エピソード一覧

注意※この先ネタバレあり

第一章-"Chapter 1"

監督:ブラッドリー・ブーカー
脚本:ライアン・マーフィー&ブラッド・ファルチャック

シェルビーとマット・ミラーの夫婦は、「ロアノークの悪夢」というドキュメンタリーのためにインタビューを受けている。ドラマチックな再現と証言の組み合わせにより、夫が暴漢に襲われたことやシェルビーが子供を流産したなどの理由で、ロサンゼルスからノースカロライナに逃れたことを明らかにする。ノースカロライナで、夫婦は放棄された植民地時代の農家を見つけ、もう一度やり直そうと購入する。この家に引っ越してから、夫婦を脅かす奇妙で暴力的な出来事が起こり始める。マットは出張のため、妹のリーにシェルビーの警護を依頼する。リーとシェルビーは仲が悪く、二人は危険にさらされる。そんな中、ナイフを振り回し、松明を持った集団が家に侵入してくる。集団は不気味なトーテムや、豚の頭と人間の体を持つ生物に遭遇した男のビデオを残していく。逃げずに家に残ろうとするマットに、シェルビーはマットの車で逃亡する。道路で女性をはねたシェルビーは、森の中で儀式的な殺人を目撃する。

第二章-"Chapter 2"

監督:マイケル・ゴイ
脚本:ティム・マイナー

シェルビーは、目撃した儀式は演出だと思うことにして、マットと一緒に家に残ることを決意する。しかし、家の近くの森でトーテムが燃えているのを発見したマットとシェルビーは、ついに地元警察の力を借りることに。しかし休むことなく、マット、リー、その娘フローラなど、この家の住人に次々と不可解な出来事が起こる。

第三章-"Chapter 3"

監督:ジェニファー・リンチ
脚本:ジェームズ・ウォン

フローラを捜索中、リーの元夫が惨殺死体で発見される。シェルビーはリーを疑う。なぜなら、監視カメラには夜中にリーが彼を追って家を出たことが映っていたからだった。一方、放棄された家畜小屋では2人の野生児が発見される。

第四章-"Chapter 4"

監督:マリタ・グラビアク
脚本:ジョン・J・グレー

マットが謎の女と浮気したことで、シェルビーはマットとリーが共謀していると疑い始める。その夜、シェルビーはピギーマンに襲われ、そこをカニンガム博士に救われる。カニンガム博士はミラー夫妻に、この家の超常現象の歴史を明かすのだった。

第五章-"Chapter 5"

監督:ネルソン・クラッグ
脚本:アケラ・クーパー

歴史学者ドリス・カーンズ・グッドウィンは、ロアノーク・ハウスを建てた人物、エドワード・フィリップ・モットの裏話を明らかにし、その後の彼の所有権について番組インタビューで答えた。それによると、モットはこの土地を美術品コレクションの倉庫として使い、奴隷の一人と密かに同性愛関係を持っていたという。しかしブラッドムーンの夜、彼はブッチャーと彼女の手下らによって生け贄にされたのだった。

第六章-"Chapter 6"

監督:アンジェラ・バセット
脚本:ネッド・マーテル

ドキュメンタリー番組「ロアノークの悪夢」は放送期間中、2300万人の視聴者を集め、大成功を収めた。その成功に刺激され、プロデューサーのシドニーは、続編を企画し新しいアイデアを売り込む。

第七章-"Chapter 7"

監督:エロディ・キーン
脚本:リウ・イーフェイ

ローリーの殺害に続き、ブッチャーに取り憑かれたようになりきっているアグネスは、シドニーとその制作チーム全員を殺害する。一方、マット、シェルビー、ドミニクはシェルビーの不倫について、リーとモネはアルコール依存症について言い争い、家の中の緊張は高まる一方だった。そんな中、アグネスが現れシェルビーに襲いかかり、リー、オードリー、モネは助けを求めに森へ行くことになる。助けを求める途中、オードリーとモネは様々な超常現象に遭遇し、怯え始める。やがて、3人の女性はポーク家に誘拐され、農場に連れ戻される。ポーク家はリーの脚を切って、オードリーとモネに食べさせるように仕向ける。一方、家の中ではドミニクとシェルビーが、マットがスキャタックとセックスしているところに出くわす。マットはScathachのために家に戻ってきたことを認め、Shelbyは激しい怒りで彼を撲殺する。そして、アグネスは家の外に火を放ち、家の住人に満足を要求する。その時、本物のトマシンとその暴徒がアグネスを取り囲み、トマシンはアグネスの顔面に包丁を突き刺してアグネスを殺害する。

第八章-"Chapter 8"

監督:グウィネス・ホーダー=ペイトン
脚本:トッド・クブラク

アグネスが殺害された後、ドミニクとシェルビーは屋敷からの脱出を計画し始める。二人は秘密の通路から逃げ出すことにしたが、チェン家の亡霊に襲われ失敗に終わる。そして二人は二階に逃げ込み、バスルームに閉じこもるが、途中でチェン家の怪物、殺人看護師の姉妹らに襲われる。

第九章-"Chapter 9"

監督:アレクシス・O・コリチンスキー
脚本:ティム・マイナー

「ロアノークの悪夢』の熱狂的ファンであるソフィー、マイロ、トッドの3人は、ロアノークの家を探して森へ向かう。番組内で見た、フローラのジャケットが見つかった木の写真を撮ろうと立ち止まるが、助けを求める血まみれの女に邪魔をされる。

第十章-"Chapter 10"

監督:ブラッドリー・ブーカー
脚本:ライアン・マーフィー&ブラッド・ファルチャック

リーの殺人事件の後、各メディアでは、何が彼女を殺人に駆り立てたのかを理解しようと特集をしています。リーの殺人事件の裁判とその後の無罪判決を取り上げている番組、有名なレポーターのラナ・ウインターズの番組ではりーに娘の失踪についてインタビューしていた。

シーズン6『体験談』考察&トリビア

”ロアノーク植民地の失踪事件”とは…?

出典:Wikipedia

ロアノーク植民地とは、現在のアメリカ合衆国ノースカロライナ州デア郡のロアノーク島にかつてあった植民地のことです。1585年から1587年にかけて数度の植民地建設が試みられましたが、どれも放棄されるか開拓者が死亡するなどしており、最後のおよそ100名の集団においては、3年が経過した後に全員が姿を消していることが確認されたといいます。

もう少し詳しく

ウォルター・ローリーは英国女王エリザベス1世から、当時バージニアと呼ばれていた北アメリカの地に植民地を建設する勅許を取得していました。1587年、ローリーは117人の植民遠征部隊を派遣します。この隊を率いていたのがジョン・ホワイトといい、芸術家でローリーの友人でもありました。集団は1587年7月22日にロアノークに上陸。しかし、その後集団の一人が、その地の先住民に殺されてしまいます。殺された理由は、ローリーがこの集団の前に派遣していた集団と彼らとの間に対立があったためでした。

植民者たちは先住民からの攻撃を恐れ、リーダーであるホワイトに英国に戻りこの事情を説明し援助を求めてほしいと説得します。そしてホワイトは115人の男女の植民者たちを残して英国に一時的に戻ることになりました。その後、様々な事情が重なり、ホワイトはなかなかロアノークに戻ることがかなわず、ようやく戻ることが出来たのは3年後になってしまったのです。

1590年、ホワイトは再びロアノークに戻りましたが、開拓地はすっかり荒廃しており、そこにいるはずの植民者たち115人の姿も見当たりませんでした。戦闘が行われたような形跡も遺体もなく、数少ない手がかりといえば、砦の柱に彫られた【クロアトアン】という言葉と、近くの木に彫られた【クロ】という言葉のみだったのです。

この歴史には諸説あるといいますが、中にはこの植民地が人肉食で食い尽くされた可能性を示唆する考古学者もいます。

カニングハム博士の記録

ロアノークの怪異について調査していた博士による話をまとめました。

  • 1792年…エドワード・モットが屋敷を建てた、その後失踪
  • 1952年10月3日…3人の猟師が屋敷に泊まりライフルで互いの頭を吹き飛ばした
  • 1973年10月19日…台湾からの移住者だったチェン一家が失踪が判明
  • 1989年10月29日…殺人看護師ジェーン姉妹が老人ホームを開設、その後失踪が判明

年代は違いますが、いずれも失踪や死亡するのは決まって10月で、同じ月齢時なのです。ネイティブ・アメリカンは”枯れ草の月”と呼んでいます。上弦の月からブラッド・ムーンまでが血染めの6日間であり、通常霊はいつでも人に取り憑いたり姿を現すことができますが、この6日間においては霊たちが殺す能力を得ることができるのだといいます。

シーズン1とピギーマンの関連性

出典:AHS Wiki

AHSシーズン1『呪いの館』で精神科医のベン・ハーモンを訪れる患者デレクは、都市伝説による恐怖と不眠症を抱えていました。彼がピギーマンのことを語っています
デレクによると、1893年、シカゴに精肉店を営む男がいた。その男は豚をさばく時にはいつも、自分で殺した豚で作ったマスクをかぶっており、豚の鳴き真似もしていた。ある時、その男がころんだ際に豚が一斉にその男に襲いかかって八つ裂きにした。遺体は見つからず、豚にすっかり食われたものだと思われていた。しかし、その後男の死体は発見されされたが、その姿は彼がさばいてきた豚と同じように皮を剥がれ、内臓を取り出され浴室で逆さに釣らされていたという。そして、次のような噂話が広まる。鏡の前で「ほうら、ピギーマンおいで」と3回つぶやくと、ピギーマンが殺しにやってくる…

シーズン3の魔女たちとのつながり

製作総指揮ライアン・マーフィーによると、スカサハの存在はこのシリーズだけに留まらず、もっと深いところにおよんでいるとのことです。どうやら彼女は史上初のスプリーム(魔女の最高位)であり、そのためシーズン3「魔女団」に登場するフィオナ・グッド、コーデリア・グッドなどの魔女たちに繋がっているんだとか。

シーズン6『体験談』のまとめ

すっごく怖かったけど、めっちゃ好き!(語彙力)

しつこいですが、Aoringoがアメホラで最も怖かったシーズンがこちらでした。何度も観ているうちにアグネスにもブッチャーにもチェン家にも親しみがこみ上げてきますが、はじめのインパクトたるや、冗談ではなく本当に悪夢を見たんですよ。叫んで飛び起きましたから。これまでのシーズンにはなかった逃げられない恐怖、諦めるしかない絶望みたいなものが他シーズンに比べて顕著であり、まさにホラー・ストーリーだったのではないでしょうか。

AHS 配信NEWS

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予告トレーラー

参考

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アオリンゴ

会社員|大阪在住|映画鑑賞と読書が趣味で、とくに大好きなホラー映画を掘り下げたい「にわか研究員」です。まだまだ観たことのない作品も多く更新はノンビリです。

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