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アメリカン・ホラー・ストーリー シーズン1:呪いの館-Murder House-(2011)キャスト&考察レビュー

2022年9月25日

公開日:2011年11月〜 製作国:アメリカ

こんにちは!aoringo(@horror_apt)です。
世界中で大人気のTVドラマシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」シーズン1「呪いの館-Murder House-」について考察・レビューします。

アメホラとは?

『Glee/グリー』をはじめ数々の人気ドラマを世に送り出してきた人気プロデューサー、ライアン・マーフィーが手がけており、シーズンごとに物語の設定や俳優が入れ替わるアンソロジータイプのホラードラマシリーズ。テーマは多岐にわたり、アメリカンホラーの定番である呪われた家に始まり、精神病院魔女サーカスの奇人たち経営難のゴーストホテル呪われた土地カルト集団、13日の金曜日をオマージュしたサマーキャンプの悲劇などがあります。

ここがポイント

2011年から10年以上に渡り人気をほこるアメホラシリーズの第1シーズンのストーリーは、ホラーの定番「呪われた家」。この屋敷で死んだ者はこの場所に縛られ存在しており、ふつうの人間のように暮らしていたりする不思議な設定。ラバーマンをはじめとするキャラクターや、この屋敷そのものが後のシリーズで再登場します。

シーズン1「呪いの館」のあらすじ

アメリカン・ホラー・ストーリー呪いの館-Murder House-

2011年、ボストンからロサンゼルスに引越してきた精神科医のベン・ハーモン一家。引越し前に妻ヴィヴィアンは死産し、ベンは浮気していた。引越し後、謎のメイド、元住人のコンスタンス・ラングドン、その息子のテイトなどと出会う。精神を病んでいるハーモン家の娘ヴァイオレットはテイトと友人になり、ベンとヴィヴィアンは夫婦関係を修復しようと努力する。一家はやがてかつてこの家で死んだ者たちが幽霊として現れるという事実を知る…。

シーズン1「呪いの館」を観た感想

アメリカン・ホラー・ストーリーシリーズの第一弾「呪いの館」、このストーリーは、ハーモン一家の家族の再生と、コンスタンス・ラングドンの母親としての苦悩を中心に描かれています。

コンスタンスには複数の子供がいましたがいずれも問題を抱えており、彼女は自分自身を無意識のうちに責めており気難しい人間性を作り上げる大きな原因の一つであったと感じました。ジェシカ・ラングが「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズで演じる女性はいずれも苦悩しながらも強くたくましく(ときには破壊的に恐ろしくもありますが)生きています。その人生の悲哀みたいなものが、ジェシカの演技によってぐっと深みのあるものに仕上がっているのは間違いありません。ジェシカ・ラングはこのシリーズでプライムタイム・エミー賞の優秀助演女優賞、ゴールデングローブ賞の最優秀助演女優賞、サターン賞テレビ部門の最優秀主演女優賞など数々を受賞。さらに2011年のサテライト特別功労賞も受賞しました。ちなみに、ジェシカ・ラングが本シーズンで一番嫌だったのはコンスタンスのヘアスタイルだと語っています。クラシックで似合ってましたけどね(^^)/

ベン・ハーモンは、強い性衝動があるにもかからわず、家族との絆を修復させたいがために苦悩しています。モイラやヘイデンに誘惑される度、エロティックな思考がめぐりますが、ベンはそれをなんとかふりほどきます。一度は過ちをおかしてしまったものの、ヴィヴィアンを強く愛しているのが伝わってきます(^^)/

この家で死ぬと幽霊となって”生き”続けられることがこの物語の大きな特徴ですね(^^)/しかも、ふつうの人間のように家の中では実像があり、触ることも食べたり飲んだり、スマホを触ったり、セックスすることもできちゃいます。自由ですね〜。ただし、この家からは出ることが許されておらず、年に一度のハロウィンの日だけ外出が可能です。幽霊たちはいつも姿が見えるわけではなく、自分の意志や都合で、生者の前に出現したり悪さをしたりできます。永遠に若い姿のままでそこで自由に暮らせるのもなんだか楽しそうな気がしちゃいますが…ほかの幽霊がいっぱいいるので共同生活はなかなか大変そうです。

そして、このシーズン1は後に放送されるシーズン8「黙示録」の前日譚ともなっています。そのため、このシーズンでの登場人物がシーズン8でも再登場したり、成長して登場したりもしています(^^)/

シーズン1「呪いの館」出演俳優

メインキャスト

コンスタンス・ラングドンジェシカ・ラング
ジェシカ・ラング
出典:Wikipedia
テイト・ラングドンエヴァン・ピーターズ
エヴァン・ピーターズ
出典:Wikipedia
ヴァイオレット・ハーモンタイッサ・ファーミガ
タイッサ・ファーミガ
出典:Wikipedia
ラリー・ハーベイデニス・オヘア
デニス・オヘア
出典:Wikipedia
Dr.ベン・ハーモンディラン・マクダーモット
ディラン・マクダーモット
出典:Wikipedia
ヴィヴィアン・ハーモンコニー・ブリットン
コニー・ブライトン
出典:Wikipedia

その他キャスト

シーズン1「呪いの館」エピソード一覧

注意※ネタバレあり

1:呪われた館-Pilot-

監督:ライアン・マーフィー
脚本:ライアン・マーフィー&ブラッド・ファルチャック

ハーモン一家はボストンからロサンゼルスへと引っ越す。娘のヴァイオレットは新しい学校へ通うが、女子グループと対立する。一家は侵入癖のある隣人のコンスタンス、彼女のダウン症の娘のアディ、そして彼らの家の前の住人であり、家族を焼殺して自らも大火傷を負ったラリーと知り合う…

2:惨劇の再現-Home Invasion-

監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
脚本:ラライアン・マーフィー & ブラッド・ファルチャック

新しい患者のビアンカを診察した後、ベンは元生徒で浮気相手だったヘイデンから呼び出されてボストンへ行く。彼女が妊娠しており、中絶手術に同意して欲しいと言われる…

3:殺人ツアーの家-Murder House-

監督:ブラッドリー・ビューカー
脚本:ジェニファー・ソルト

家の売却をしたかったが、ハーモン家の経済状況は苦しく引越しは難しかった。ベンの前にヘイデンが現れ、彼女は中絶していないことを明かし、不倫関係を続けようとした。一方ヴィヴィアンは家の最初の所有者について学ぶ…

4:恐怖のハロウィン 前編-Halloween (Part 1)-

監督:デヴィッド・セメル
脚本:ジェームズ・ウォン

ハーモン一家は家を売るためにデザイナーのチャドとそのパートナーのパトリックを雇い、ハロウィンの飾りつけを手伝わさせる。カップルはこの家の元所有者であり、1年前にラバーマンに殺されたのだったのが、ハーモン一家はそれを知らなかった…

5:恐怖のハロウィン 後編-Halloween (Part 2)-

監督:デヴィッド・セメル
脚本:ティム・マイナー

ヴァイオレットが振り返るとラバーマンは消え、そして家の外にテイトが現れる。2人はビーチでデートして、そしてテイトは自身の高校時代が酷いものだったことを話す。そこへ5人の血まみれの若者たちが現れ…

6:都市伝説-Piggy Piggy-

監督:マイケル・アッペンダール
脚本:ジェシカ・シャーザー

ヴァイオレットはテイトがウェストフィールド高校で大量殺人事件を起こした後に家でSWATチームによって射殺されたことをインターネットで知る。彼女はコンスタンスから霊媒師のビリー・ディーン・ハワード(サラ・ポールソン)を紹介され、テイトは自分が死んでいることに気づいていないことを説明される…

7:家、売ります-Open House-

監督:ティム・ハンター
脚本:ブラッド・ファルチャック

1994年、コンスタンスと恋愛関係であったラリーは、息子のボーが虐待の容疑で連れて行かれると相談され、屋根裏で鎖に繋がれていた彼を殺害する…

8:謎の黒い男-Rubber Man-

監督:ミゲル・アルテタ
脚本:ライアン・マーフィー

6ヶ月前にヴィヴィアンとセックスしたラバーマンの正体はテイトであり、取り乱したローラに赤ん坊を与えるためであった。ボンデージスーツはパトリックとの関係が冷え切っていたチャドが再燃させるために買ったものだった…

9:双子の真実-Spooky Little Girl-

監督:ジョン・スコット
脚本:ジェニファー・ソルト

家では1940年代に有名なブラック・ダリア事件が発生していたことが明かされる。エリザベス・ショートは麻酔中に歯医者によってレイプされた後に死亡し、遺体はチャールズ・モンゴメリーの幽霊によって解体された。現在、エリザベスの幽霊は精神的な助けを求めてベンに会う。

10:館の子供たち-Smoldering Children-

監督:マイケル・レーマン
脚本:ジェームズ・ウォン

1994年、テイトはスクールシューティングを起こす日の朝にラリーに火をつけて大火傷を負わせたことが明かされる。コンスタンスはトラヴィス殺人事件殺で警察から疑われる。

11:闇の出産-Birth-

監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
脚本:ティム・マイナー

ベンはヴァイオレットを連れて収容所のヴィヴィアンを迎に行こうとするが、幽霊であるヴァイオレットは家を出ることができない。ヴィヴィアンがフロリダの妹の家に行くと言ってゆずらず、ベンはヴァイオレットを拾うためにヴィヴィアンを家に連れて行く。

12:悪魔の子-Afterbirth-

監督:ブラッドリー・ビューカー
脚本:ジェシカ・シャーザー

ベンは孤独を感じ、自殺を図ろうとするが、ヴァイオレットとヴィヴィアンの幽霊に止められ、生き残った方の赤ん坊とともに家を出ることを勧められる。出発しようとした際、ベンはヘイデンと殺人鬼の幽霊によってシャンデリアに首を吊られて殺され…

シーズン1「呪いの館」トリビア

BGMはホラー映画の音楽

本シーズンで使われているBGMには、ホラー映画の音楽が多く使われています。中でも『ドラキュラ』(1992)、『ホワット・ライズ・ビニース』(2000)、『サイコ』(1960)、『インシディアス』(2010)の音楽が目立っています(^^)/

印象的な口笛の曲は、『ツイステッド・ナーブ 密室の恐怖実験』(1968年)の"Twisted Nerve "。これは映画『キル・ビル』でも使われていました。また、『キャリー』(1976年)や『キャンディマン』(1992年)などの音楽も取り上げています。

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(執筆中)アメリカン・ホラー・ストーリー シーズン1『呪いの館』で使用された楽曲リスト

男性にモイラが若くみえる謎

モイラは、"男性が女性を客観視し見たいものを見る"のに対し、"女性はその人の魂を見る"のだと説明します。ベン(そしておそらく他のすべての男性)は若いモイラを、女性は年老いたモイラを見ているんだそうです。

サリーの自殺

ジャック・コルケット刑事は、サリー・フリーマン(演:アディナ・ポーター)がロサンゼルスのダウンタウンのホテルで自殺を図ったことに触れています。彼が言っていたホテルはホテル・コルテスであった可能性があります。

呪われた館『マーダーハウス』とは…

出典:IMAGELOCATION

呪いの館は、実は地獄に続く扉の上に建設されていました。サタンはこの家の居住者に対し憑依し、マインドコントロールしてさまざまな悪事を働かせていたのです。ビリー・ディーン・ハワードが「導管」と読んでいる手法で、支配されている者はその行動に全く気づいておらず不本意に操られていました。とくにサタンはテイトを”器”として選びましたが、その原因は彼の子供時代の虐待などによる辛いトラウマがあるからこそでした。

そんな恐るべき『呪いの館』ですが、カリフォルニア州ロサンゼルスのウェストチェスタープレイス1120番地に実在し、ローゼンハイム邸として知られています(^^)/建築家アルフレッド・ローゼンハイムが1908年に自邸として建てたもので、ローゼンハイムは1900年代前半にロサンゼルスで最も影響力のあった建築家の一人です。この番組のパイロット版の家のシーンは、ローゼンハイム邸でロケが行われ、その後、この家のインテリアの一部がセットで再現されました。外観は引き続きそこでロケが行われています。

犠牲者は野球選手?

学校での銃乱射事件の被害者の名字は、ボッグス、グリーンウェル、スタンレー、ステイプルトン、ゲドマン。これらは、1980年代後半のボストン・レッドソックスの選手たちの名字です。

テイトとカート・コバーン

エヴァン・ピーターズ演じるテイトが学校銃撃事件を起こしたのは、カート・コバーンが自殺したのと同じ日です。そういえば、ボーダーのトップスもカートっぽいですね!

まとめ

以上、アメリカン・ホラー・ストーリー シーズン1「呪いの館」のまとめでした(^^)/

個人的にお気に入りのキャラクターは、トラヴィスです(^^)/コンスタンスの恋人にしてはあまりに若すぎるし、はじめはコネほしさの下心なのかなぁと思っていましたしその思惑がなかったとも言えませんが、最終的にコンスタンスに愛情を持っていて、ダウン症のアディーとも仲良く遊んであげたり、死後もラリーの娘たちの幽霊と一緒におままごとしてあげたり、殺されたことが報道されて有名になれたと無邪気に喜んで切り抜きもってきて!と頼むところとか、めっちゃ健気で可愛いと思いませんか(^^)/♡

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予告トレーラー

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参考

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アオリンゴ

会社員|大阪在住|映画鑑賞と読書が趣味で、とくに大好きなホラー映画を掘り下げたい「にわか研究員」です。まだまだ観たことのない作品も多く更新はノンビリです。

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