【#５】ホラー映画ひとこと手記。〈ホラー映画を短文レビュー〉

奇妙な精神病院でサイコな治療を行われ、はじめは疑いながら抵抗していた主人公がけっきょくそこに馴染んでしまう、という物語…と、思わせておいて中盤から、グッとオカルトな要素が流れ込んでくるのが意外性があり、展開がベタではなくて楽しめました！

サイコスリラーだけどオカルト要素あり！
最後はグロ描写もあっておもしろかったです！！！

シャッターアイランドに似てる、という評価もわかります。
でもそう思わせておいてさらなる展開が、視聴者をいい意味で裏切ってくれる、同じようなコンセプトでも進化を感じられる作品です。

邦画ゾンビで最高峰は現時点でアイアムアヒーローですが、こちらもかなり高レベルでめちゃくちゃ推したいです！！！！

ゾンビの完成度もぬかりなく、グロさもぬかりなく！
宮川大輔ゾンビ、くうちゃんゾンビ、その他特殊メイクもさぼってない！

そして胸熱のアクション性、ライフル、ショットガン、日本刀、バットなどなど各キャラ属性に合わせて武器を持たせるくだりとかはゲーム好きにはたまらん設定でした♡

主人公の哀川翔演じるヤクザの親分役、役者３０周年記念作品だけあって、冒頭からハマリ役がさすがにかっこよかったし、後半の殺陣シーンもきまってました。

家族３人の泣けるサイドストーリーと中盤のシーンも平坦にならず深みが出てよかったし、女好きの医者とか不良の警察官とかキャラ作りも個性が出ててよかった。

キム兄＆千鳥大悟のコンビもハマってたなあ〜
哀川チームだけでなくこのサイコチーム放り込んでくることでゾンビ映画あるあるの「コワイのはゾンビより人間」設定もちゃんと忘れてない、さすがゾンビ大好き芸人の監督。わかってるね。

大好きな芸人さんがたくさん出てただけでなく窪塚くんハマリ役で超かっこよかったしキャストが豪華でした◎◎

品川監督、すげーじゃん＼(^o^)／

信頼をよせる大人や保護されるべき大人から”身体的・肉体的虐待”や”裏切り”によって呪いをかけられたこどもたちが霊となって大人に復讐するんだけど、もっとやったれー！（●｀ε´●）と子供の立場になって応援してしまう。
んでタッキーがとても美しい。
ホラー映画にファンタジー要素の入ったかんじ。

呪いをかけた直接の相手を殺すんだからある意味健全である。現実では呪いをかけられた子どもたちは、愛されるに足らなかったと自分自身を呪い続け重い足取りで人生を歩んでいくことになる。自分を呪うだけでなくいつしか他人や社会にその矛先が向いたときにゆるされない悲しい結果としてその呪いが発露していく。

お色気ありのホラーコメディ。前作「ザ・ベビーシッター」から続きもの。DT卒業のときの表現の仕方がおもろすぎてたぶん世界共通で笑えるシーンだと思いました笑笑

原作はあの「稲中卓球部」でお馴染みの古谷実氏であることを鑑賞後に知りました。
ずいぶん作風変わったんですね。

それと、森田剛くんの映画も実は初見。淡々としたサイコキラー役、社会の底辺でふきだまって生きる雰囲気とかもよく出ててよかったです。森田剛くんの出演作品もっと見たくなりました👀

自分の進路を妨げる者はサクサク殺すけど最後の犬の散歩してる人は本能で避けたあたりが、なんかサイコキラーでありながら人間らしさをなんとなく垣間見た気もして。

原作ではもっと異常者に生まれてしまった者の心理にぐっと迫っているそうなのでこれを機に読んでみたいとおもいます。