登場キャラクター全解説!アメリカン・ホラー・ストーリー シーズン8「黙示録-Apocalypse-(2019)」
こんにちは!にわかホラー研究員aoringoです。
この記事は、アメリカン・ホラー・ストーリー:シーズン8「黙示録」にたくさん登場するキャラクターの全解説をしています

シーズン8「黙示録」について

過去シーズン「呪いの館」「魔女団」のクロスオーバーである本作。ファン人気の高いキャラクターが復活しています。
世界を終わりに導くマイケル・ラングドンがいかに生まれ育ち、それを成功させたのか、そして最強の彼に対し魔女団がどのように立ち向かったのか…ボリュームのある内容です。
ストーリーの考察&レビューは下記記事をご覧ください。

メインキャラクター
ウィルヘルミーナ・ヴェナブル

シェルター第3基地を支配する暴君的な管理者。以前はジェフとマットの経営するキネロス・ロボティクス社の秘書をしていました。ビクトリア朝風の豪華なドレスを身にまとい、杖をついて歩いています。
重度の脊柱側湾症のため背中は彼女の最大のコンプレックスである誰にも知られたくない秘密でもあり、そのために性行為に対して極度の嫌悪感があるものの、実は隠れた欲求も抱いています。紫色のファッションが多いのが特徴です。
ヴェナブルの関心は権力と他者への支配欲であり、それは時に妄想にさえ及ぶほどです。彼女の作ったルールは大変厳しいものであり、破ったものは時に死をもって罰せられます。
サンクチュアリに参加するため、ミードと結託し他の居住者を毒りんごで殺してしまいました。住人が全員死んだ後、ヴェナブルはミードにラングドンを撃たせようとしましたが、実はマイケルの支配下にあったミードは彼女を撃ち殺しました。
マロリー

マロリーは、セイラムまで遡る魔女の家系に生まれました。彼女の両親は、彼女が寝ている間に浮遊しているのを見つけ魔崇拝者であると思い込みましたが、魔女団スプリームのコーデリアが魔女の存在を夜に知らしめたことで、マロリーはミス・ロビーショー・アカデミーの一員になりました。
すぐに彼女の能力はほかの魔女たちが見たこともない素晴らしい展開を見せます。ゾーイは早いうちから、マロリーが次のスプリームかもしれないと思います。
なぜなら、彼女は〈過去に戻り、過去の出来事を変える〉ことができる『テンプス・イントゥニフュース』の能力を持っていました。
マロリーは非常に共感性が高く、周囲の人たちと深く繋がっているので仲間の魔女たちが倒れていくのは耐え難いものでした。
黙示録を防ぐため、マロリーはアイデンティティを隠す呪文によって魔女であることを忘れ、全く別の人生をしばらく歩むようになります。マロリーは明るく優しく、将来有望な魔女で、ナチュラルで着心地の良い洋服やアクセサリーを身につけるおしゃれな少女でしたが、アイデンティティの呪文後はインフルエンサーであるココのワガママに振り回される、地味で内気な女性になりました。
それらは全て、マロリーの魔力をマイケル・ラングドンに悟られないため、自尊心をなくすコーデリアたちの計画のひとつでした。
第3基地で、ヴェナブルとミードの毒りんごにより死んでしまいますが、コーデリアによって復活し、記憶が戻ります。何とかマイケルの手を逃れ、過去に戻ったマロリーは、マイケル・ラングドンが覚醒仕切る前に彼を殺害、黙示録を迎える未来を阻止することに成功しました。
マルコム・ギャラント

ギャラントは、かつてサンタモニカに住んでいたファッションにも敏感で有名なヘアスタイリスト。シルクのネックスカーフを愛用している第3基地の住人の一人。
祖母のイヴィ・ギャラントは、彼を完璧なゲイにしようと、生涯にわたって努力してきました。その一つは、ゲイの若者を集めてディナーパーティーを開き、そこで彼にふさわしいと思う求婚者をセッティングすることでした。
しかし反抗的なマルコムはそのパーティーをめちゃくちゃにして、祖母を怒らせました。マイケルだと思いこんでラバーマンと関係を持ち、彼ではないと分かると次にラバーマンが訪れた際に刺殺してしまいますが、それは幻で目の前で死んでいたのは祖母のイーヴィーなのでした。
ヴェナブルとミードが仕組んだ毒りんごの陰謀で、他の住人と共に毒殺されました。
ココ・ピエール・ヴァンダービルト

億万長者の特権階級の娘で、第3基地の住人。
かつて、食べ物の中にグルテンが入っているか知ることができる能力によって、弟のトレバーがグルテンを含むパンを食べるのを阻止し、命を救ったことがありました。その能力で周囲のセレブたちには夜転ばれていました。
その後、父親によってミス・ロビショー・アカデミーに入学します。彼女は自分の能力は大したことがないと思っていますが、コーデリアはそんな彼女に、力は成長すると保証し、実際に予測や危険を察知する能力はマロリーが終末を阻止する際に役立つのでした。すぐに、ゾーイ、マロリー、クイニーと友達になります。
マロリーと同じくアイデンティティの呪いにより、本来の自分のことを忘れ第3基地へ。同じく毒りんごにより死亡し、コーデリアが復活させました。
マイケル・ラングドン

マイケルは悪魔と人間の間にできた不吉な子供で、世界に終末をもたらす存在です。
堕天使が生まれるためには、母親が2つの器(1つは生きている人間、もう1つは亡くなった人の霊)が必要です。「シーズン1:呪いの館」において、悪魔はテイト・ラングドンの亡霊を媒介をして、ヴィヴィアン・ハーモンをレイプ、出産させることに成功していました。霊媒師のビリー・ディーン・ハワードが当時、この状況で生まれた子供はアンチ・キリストであり、終末の日をもたらす運命にあると語っています。
ヴィヴィアンの最初の超音波検査で、お腹の中にいるマイケルの姿を見た担当看護師が恐怖のあまり失神し、直後に仕事を辞めるほどでした。その後、ヴィヴィアンは小さな爪のある手が妊娠中の腹部を引き裂こうとする悪夢を見たり、まもなく生の臓器の味を覚え始め、牛の肝臓と未調理の脳を食べるようになっていきました。その後ヴィヴィアンは失神した看護師に協会で会うことができ、超音波検査で見たものについて教えてもらうことができました。それは「ひづめの足」でした。悪魔の子供は母親の胎内で、自分を維持するために牛の生肉を食べさせ、母と双子の兄弟の命すら奪った上でこの世に出生することになったのです。
マイケルは祖母に当たるコンスタンス・ラングドンが面倒をみることになりましたが、3歳頃から異常さが露呈し始め、ネズミや猫など小さな生き物を殺すようになりその遺体を贈り物として祖母に与えました。コンスタンスはその行動に嘆き、不快に思いながらもその後始末に庭に埋めてその上に薔薇を植えるようになります。庭は次第に薔薇だらけに。そのうち乳母を殺害しながらも祖母の前でくすくす笑っているのでした。
ある時、マイケルは一晩で10歳ほど成長し突然青年の姿に。そしてコンスタンスが連れてきた司祭すら殺してしまします。しかし、マイケルは常に人間性を失っていたわけではなく、正反対の弱気で優しい側面も持ち合わせていました。彼の暴力的な傾向は、遺伝的なものであることは間違いありませんでしたが、若い頃の彼は自分自身をコントロールすることも理解することもできず、その結果、最も愛する人々を無意識に傷つけてしまうことに戸惑いと自責の念を感じるようになったのです。例えば、コンスタンスを絞め殺そうとしたことに全く覚えがなく、自分のしていることが何であるかを理解すると悔し涙を流しました。
終わらないマイケルの奇行に耐えられなくなったコンスタンスは、自ら呪いの館で死を選びました。その後、呪いの家でマイケルの祖父にあたるベン・ハーモンの幽霊は彼を息子のように感じ、自分の子供として引き取り、一時はマイケルを自宅に招き入れ、室内で野球をしたり、共通の価値観で語り合ったりして、笑い合う仲になりました。マイケルができるだけ幸せで健康な人生を送りその衝動を和らげるために最善を尽くしました。しかし、その努力も実の父親との最初の交流で水の泡となります。ベンはマイケルを「救えない」と告げて拒絶しました。
祖母からも父からも糾弾され、傷ついたマイケルはさらに闇に沈んでいきます。そこに悪魔崇拝者のミリアム・ミードたちが訪れるのでした。そこで悪魔の儀式を受けたマイケルは、殺した女の心臓を食べます。マイケルはようやく自分が評価されていると感じ、ついに人類の破壊者としての役割を果たすことになりました。
自暴自棄になっていたマイケルでしたが、彼の能力を『魔術』だと思った当時の魔術師の学校であるホーソン男子学校の総長アリエルが彼を学校に入学させました。通常は入学後1年目に行う魔術師の試験にマイケルはたった1ヶ月で挑み、史上初の魔術師レベルの能力を見せつけるのでした。その力は、セイラムの魔女たちの”スプリーム”に該当します。魔術師たちは、マイケルこそがアルファ(支配者)になる時だと魔女たちに対しマイケルに”7つの奇跡”を行わせるよう告げるのでした。ただ、彼の悪魔性をいち早く見抜いていたジョン・ヘンリー・ムーアは不信を抱きます。
マイケルは、コーデリアにも救えなかったマディソン、クイニー、ミスティーの救出を7つの奇跡を行う条件にしました。マイケルはいともかんたんにそれを達成し、魔女たちはその力を認めざるを得ませんでした。危機を感じた魔女たちは、マイケルに加担したミリアム・ミードたちを火炙りの刑に処するのでした。ミードの死を知ったマイケルは嘆き迷い、森の中で父”サタン”に教えを請います。4日後、脱水状態でフラフラになっているマイケルは、悪魔の紋章を見つけてそこに迷い込みます。そこでマデリンという女性に出会い導かれていきます。キネロス・ロボティクス社のジェフとマットを紹介され、ミリアム・ミードのアンドロイドを作るよう指示、その後「共同体」に導かれます。ダイナの黒魔術によってミス・ロビショー・アカデミーの結界を通り抜けたマイケルは、そこにいた魔女たちを殺しました。
マイケルは悪魔崇拝者や共同体の力を得て、聖書の通りに世界を核爆弾によって終末に導きました。それから3年後、マイケルは第3基地を訪れサンクチュアリのことを告げ生存者を選別します。そこへ、生き残ったコーデリアたちがやってきて、対峙することになりました。圧倒的な力の前に、魔女たちは力を結束しますが歯が立ちません。マリー・ラヴォー、マートル、マディソン、ココはマイケルに殺されます。しかしギリギリで、マイケルに悪魔の力が目覚める前の2015年に戻ったマロリーによって、殺されるのでした
- シーズン1『呪いの館』…赤ん坊として生まれ幼少期までコンスタンス・ラングドンに育てられています。
ジョン・ヘンリー・ムーア

ホーソン男子学校の共感の一人であり、マイケルの邪悪性をいち早く見抜いていました。
レベル3の魔術師であり、仲間のボールドウィン・ペニーパッカー、ビホールド・シャブリ、大総統のアリエル・オーガスタスと共に魔術師評議会に名を連ねています。強くて賢い男性で、誰も信用しない慎重な性格です。魔女に何かと対抗心を燃やす他の魔術師たちとは異なり、魔女に忠実で、上司で最高位のコーデリア・グッドを尊敬しています。
魔術師たちがマイケルを歓迎し、次の指導者を祝っている間、彼はマイケルの素顔である白い悪魔の顔を垣間見ました。その危険性を訴えますが他の魔術師たちは一切聞き入れようとしません。そこで魔女コーデリアに忠告することを決めた彼は学校を後にしますが、その道中でミス・ミードに殺害されました。
その後、マロリーによって復活をし魔女たちに強力をしますが、マイケルによって再び殺され、五芒星の一部にされました。
ミリアム・ミード

悪魔崇拝者で、マイケルの面倒を見ていた女性。父親がベトナム戦争の軍人であったことに触れ、その際、数え切れないほど多くのベトコン部隊を殺したと主張している以外に彼女の経歴や私生活に関する詳細はほとんど明らかにされていません。
マイケルの黙示録を支援するため、マイケルの危険をコーデリアに忠告するためでかけたジョン・ヘンリー・ムーアをガソリン・スタンドで焼き殺しました。そのため、魔女たちに火あぶりの刑に処されます。その後、キネロス・ロボティクス社のジェフとマットによってアンドロイドとして復活します。
黙示録の後は第3基地においては、支配者ヴィリアムの右腕として働いています。拷問が楽しみだというサディスティックな一面があります。ヴィリアムのやり方に対しては、共同体の権威を損なうものとし、迷いがありました。
ティモシーに撃たれ一部が壊れますが、それと同時に、ミリアム・ミードであったころの記憶(インプットされた情報)が蘇ります。その後、ヴェナブルと共に毒りんごで第3基地の住人たちを殺害し、ヴェナブルを射殺しました。最終的にコーデリアに爆発させられて完全に破壊されました。
マロリーによってタイムラインが変更されたあとは、マイケルと別の反キリストの指導者候補を見つけ迎えにいくのでした。
ジェフ・フィスター

世界の終焉を待ち望む科学者。マット・ナッターと共にキネロス・ロボティクス社を設立し、高度にリアルな人間性人形を開発しています。富を得るために悪魔に魂を売り、現在は共同体の一員となっています。
一部の悪魔崇拝団体とつながりがあり、マイケル・ラングドンが彼を知るきっかけになりました。マートルによって操られ、黙示録後に第3基地にココとマロリーを置くようにさせられます。また、彼らは第2基地へ割り当てられています。
コンピューターやテクノロジーに関しては天才的でありながら、それ以外のことに関しては欠落しており、マットと同様コカインの常用者で、毎日バケツ一杯分のコカインを注文しています。ソフトロックが好きなようです。マイケルの希望により、ミリアム・ミードのアンドロイドを開発しました。
ダイナ・スティーブンス

第3基地の住人で元トーク番組の司会者です。マリー・ラヴォーなき後のブードゥー教の女王でもあり、ニューオーリンズからロサンゼルスに移住し、L.A.のエリートから法外な富を得るために、ブードゥー教の力を利用しました。
セイラムの魔女たちに対しては消極的で、マイケルと彼女たちの関係には常に中立だと主張しています。
コーデリアに頼まれてパパ・レグバを召喚しました。パパ・レグバから、マリー・ラヴォーと同じように不老不死を与えるという契約を彼女は断りました。1年に1度、生まれたばかりの赤ん坊をさらって生贄にしなければいけないことに抵抗があったためです。
ダイナは常に知性、威厳、良識を漂わせながら、周囲を落ち着かせる能力も持っており、マイケル・ラングドンと真正面から向き合い、非常に自信に満ちた女性です。しかし、実は極めて狡猾、不道徳、知的で利己的な女性であることが明らかになり、自分の息子にさえ批判されるのでした。
彼女の身勝手さは、仲間の魔女たちさえも裏切り、最終的にはマイケル・ラングドンと手を組むほどです。ダイナはカメレオンのように、雇い主がビバリーヒルズの金持ち社交家であれ、ブードゥー教の悪魔であれ、長いものに巻かれるというスタンスです。マイケルに強力したダイナは、ミス・ロビーショー・アカデミーに張られた結界を破る手伝いをし、マイケルが魔女たちを殺害するのを支援しました。
黙示録のあと、第3基地にて他の住人たちと同じく毒りんごで死んだ後、コーデリアによって復活します。コーデリアは、ダイナも目前に迫った戦いで魔女を助けるために共に強力してくれると思いこんでいましたが、彼女はマイケルに忠誠を誓うのでした。
そこに、先代のマリー・ラヴォーが帰還します。マリーは、ダイナの命と引き換えに地獄から解放されたのでした。マリーによって首をナタで刺され殺されました。
サブキャラクター
ティモシー・キャンベル

優れたDNAを持つことから共同体に選ばれ黙示録を生き延びて第3基地に連れてこられた青年。
黙示録に残された世界の喪失を受け入れようとする、控えめで礼儀正しい若者です。
ティモシー・キャンベルは、母ノラ、弟エドワードと共にカリフォルニア大学合格の知らせを爆弾の40分前に心待ちにしていました。よい知らせを持ってティモシーが帰宅してテレビをつけると、そこでは核兵器の大放出を告げるニュースが流れていました。一家は行き場を失い、茫然自失となります。そこに、ティモシーを連れ去るため「共同体」のエージェントがやって来ます。
家族と仲が良く、カリフォルニア大学への入学許可証は母親、父親、弟が揃うまで開かず、自分が生き残れるにも関わらず家族と離れることを嫌がりエージェントたちに抵抗しました。しかし、エージェント達はティモシーの意思に反して彼を連れ去り檻の中に閉じ込め、そこでティモシーはエミリーと出会います。2人がなぜこんなところにいるのか考えていると、すぐにミサイルの爆発音が聞こえ終末が到来しました。
愛する人を失い、すべてを失ったにもかかわらず、ティモシーはエミリーを大切に思い、二人の悲劇的な死の前には彼女と無邪気な恋愛を楽しむことができました。毒りんごによって他の住人たちと同様に殺害されました。
マロリーによってタイムラインが変更されたあとの世界線で、ティモシーはエミリーと別の形で出会います。二人はすぐに打ち解け1年経たないうちに子供を授かりました。その3年後、彼らの子供であるデバンは、まるでマイケル・ラングドンの最初の殺人事件を完璧に再現したように乳母を殺害します。驚くティモシーとエミリー。そんな二人のもとに、アントン・ラヴェイとその枢機卿であるサマンサ、ミード女史が、新たな反キリストを迎えるべく、驚くべき訪問を果たすのでした…
エミリー・キャンベル

優れたDNAを理由に第3基地につれてこられた女性で、ティモシーと出会い恋に落ちます。
情熱的で強い性格を持ち、禁欲のルールを破ったり新タイムラインでは人権を主張するなど、その性格が表れています。毒りんごによって他の住人たちと同様に殺害されました。
タイムラインの変更後、ティモシーと別の形で出会いすぐに打ち解け、子供を授かりました。が、息子デバンはまるでマイケル・ラングドンの最初の殺人事件を完璧に再現したように乳母を殺害してにやにや笑っているのでした。
イヴィー・ギャラント

マルコム・ギャラントの祖母で第3基地の住人。美しい八十代のイヴィーは、プロがスタイリングした大きな茶髪で、高価な服や美しい宝石で身を固めている裕福な女性です。
イヴィーは、非常に高価な嗜好を持つ、贅沢で自信に満ちた老女です。孫のギャラントに連れられ、ココの父親が予約したシェルターの席4つのうち1つを得て行くことになりました。(ココの父親の予約、そのとき彼らが海外にいてシェルターに間に合わず、そのぶんをマロリーにあてがうことは、目次録前にコーデリアとマートルによって計画されたものでした。)
第3基地では夕食に出されたシチューに人肉が混入しているのが判った後も美味しいと評価しました。(その後、食べた肉は鶏肉だと言ってを否定しています。)また、基地で淫らな行為に及んでいた孫を裏切る批判的で悪辣な一面もあります。マイケル・ラングドンの幻術の影響を受けた孫のギャラントによって刺殺されました。
アリエル・オーガスタス

ホーソーン男子学校の大総長であり、魔術師評議会のメンバーです。レベル3の能力があり強力な魔術の使いです。
前スプリームのフィオナ・グッドとは知り合いで、覇権を維持しようとするフィオナを利己的で弱いと恨んでいましたが、それは後に彼女の娘(そして後継者)であるコーデリアにも見られる特徴だと批判しました。
常に自信に満ち溢れ、力強い男を装っています。
ミス・ロビショー・アカデミーや魔女たちに対して強い抵抗心があり、極めて女性嫌いで排外主義的です。男性ホルモンが魔法能力の阻害因子として知られているため、魔力に関しては男性より女性のほうが上回るという主張に起因するコンプレックスがあり、そのため強い権力欲を持っています。
マイケルを迎え入れ、真の指導者であると誤った認識をして突っ走ります。権力欲から、仲間である魔術師ジョン・ヘンリー・ムーアの殺害に協力もし、魔女たちから支配権を奪うことに必死になります。
ボールドウィンと共に毒薬で魔女たちを殺す計画をたてていたところ、コーデリアに口封じの呪いをかけられ、計画は阻止されました。その後、反逆罪として火炙りの刑に処されました。
ビーホールド・シャブリ

ホーソン青年学校の教官であり、魔術師評議会のメンバーです。カリスマ的な魔術師であり、他の教官と同じような服装をしていますが、普段は宝石のブローチや指輪を身につけ、バラ模様の入ったよりおしゃれな服も着ています。
性格は生意気で嫌味なところがあり、両手を大きく振ってテレキネシスを使ったりします。指導者として厳しく熱心に生徒たちを指導し、マイケル・ラングドンがアルファである可能性を否定しないなど、最も常識人で中立的ですが、盲目的な狂信者でもないことから、その節操のなさと批判精神は折り紙つきです。
女性の方が魔術の力に対して有利である事実を認めています。マイケルの力の大きさに感動し、興奮するビホールドでしたが、ジョン・ヘンリー・ムーアがマイケルの本性に深い疑念を抱き、将来への不安を認めていることに驚きと戸惑いを隠せませんでした。
マディソンと共に、マイケルの過去を調査するため「呪いの館」へ乗り込みました。そこではマディソンを守るためにゴーストを魔法で攻撃する寸前まで行くなど、勇者でもあります。
コーデリアがクィニーをホテル・コルテスに「捨てた」のは怠慢か悪意があるとほのめかし、有色人種の魔法使いに親近感を抱いているのが感じられます。(実際はコーデリアは見捨てたのではなく、能力が及ばず救出できなかったのですが。)ビーホールドは他の指導員たちと同じくマイケルによって殺害され五芒星の一部にされました。
ボールドウィン・ペニーパッカー

ホーソーン男子学校の教官。非常に堅苦しく、愛嬌のある性格で弟子たちには優しく接しますが、魔女たちには深い恨みを抱いており、またアリエルには献身的に従っています。
アリエルと共謀してジョン・ヘンリー・ムーアを殺害し、魔女たちを自分が作った毒の粉で皆殺しにしようと狂喜乱舞していました。しかしその粉のことは、他人の魔女の発明品であるにも関わらず、自分の生涯をかけた成果だと詐称するなど、気取った性格であることが示されています。
バブルス・マクギーが有名な女優であることを知らされた後も知らないなど、ボールドウィンは娯楽や大衆文化にあまり興味や知識を持っていなかったようです。アリエルと同時に、反逆罪で火あぶりの刑に処されました。
マイナーキャラクター
ブロック
ココの元恋人で、ココがロサンゼルスを脱出した際に、飛行機に間に合わずロサンゼルスに取り残されました。
週末が到来した後はココに復習するため第3基地に潜入し、」頭を刺して殺しました。(後にコーデリアが復活させます。)最後の戦いまで生き残っており、最後の希望であるマロリーを刺し殺します。その直後にマートルによって燃やされ死亡しました。
アンドレ・スティーブンス
ダイナの息子でステューのボーイフレンド。母親をナルシストだと思い、嫌っています。人肉入りのシチューが出た時に基地の異常さを訴え、後に他の住人達と同じく独リンゴを食べて死にました。
ステュー
アンドレのボーイフレンド。ミードによって殺され、その肉はシチューの素材に使われました。
フィスト
第3基地の残忍で大柄な執行官。侵入者のブロックに殺されました。
アントン・ラヴェイ
作家、ミュージシャン、オカルト主義者であり、悪魔教会とラヴェイ派悪魔主義という宗教を設立した人物です。
ミズ・ミード達と共に呪いの館へマイケルを迎えにやってきて、若い女性の心臓を食べさせるため黒ミサを行い、目の前で殺害してマイケルに与えました。その後、迷うマイケルの幻覚の中にも現れます。マロリーがタイムラインを変更した後は、マイケルではない別の悪魔の子を迎えに行くのでした…
サマンサ・クロウ
悪魔教会の一人で、マイケルを迎えに行ったメンバーの一人です。マロリーのタイムライン変更後も同じ顔触れの3人で別の候補者を迎えにいくのでした。
バブルス・マッギー
女優であり魔女。元魔法評議会のメンバーでもありました。彼女の能力はレクチオ・アニモと呼ばれる透視とテレパシーで、ナンと同じように誰かの魂の望みを聞き出すことができます。
魔女の仲間たちを助けるため、呼び戻されました。バブルスのおかげで、マートルはアリエルとボールドウィンの心を読み、魔術師たちがすべての魔女を殺すために計画していることを知りました。バブルスはその後、ラングドンがミス・ロビショー・アカデミーを襲撃した際に、マーカーピンを含むクリスタルやガラスの破片で何度も刺され、殺害されてしまいました。
マット・ナッター
科学者で、ジェフと共にキネロス・ロボティクスの共同設立者です。ジェフ同様、共同体のメンバーで、サタンに魂を売っています。マイケルの命令でジェフと一緒にミードの複製アンドロイドを作りました。
アナスタシア・ニコラエヴナ
帝政ロシア最後の君主であるニコライ2世とその妻、アレクサンドラ・フェオドロヴナの末娘で魔女でもありました。しかしその能力は、ボルシェビキ革命の際に彼女と家族を処刑から救うほど強くはありまでせんでした。マロリーは、アナスタシアを助けるためその時代に移動しますが、やはり失敗に終わりました。
シーズン8「黙示録」 再登場キャラクター
過去シーズンのキャラクターがいっぱい出てきたのでまとめておきます(^^)/
シーズン1「呪いの館」からの再登場
Dr.ベン・ハーモン
コンスタンス亡き後、マイケル・ラングドンの父親代わりになろうとします。2人の間には、ヴィヴィアンを狼狽させるほどの親子関係が築かれました。しかし、マイケルの悪意に気づき、手に負えないと突き放しました。それらの出来事が原因で、ベンは妻のヴィヴィアンと会話できず、頻繁に泣きながら自慰行為をしています。
ヴィヴィアン・ハーモン
ヴィヴィアンはマイケル・ラングドンと関係を持ってしまったことを謝罪するまでベンと話すことができませんでした。ヴィヴィアンは、マイケルの過去を調べにやってきたマディソンとビーホールドに、彼について当時の恐ろしい過去を語りました。その後ベンの謝罪を受け入れ二人は再会しました。
テイト・ラングドン
自分を無視し続けるヴァイオレットに苛立ち打ちのめされたテイトは、自分のことを憂い自殺した母コンスタンスを許し、大きな人間的成長を見せました。その後、「息子」マイケルと直面しますが、「自分はお前のような “怪物 “は作らない」と息子を強く拒絶しました。その後、テイトはヴァイオレットに改めて謝罪をし、二人は幸せな再開を果たせました。
ヴァイオレット・ハーモン
ヴァイオレットは、魔女マディソンからテイトの過去の数々の残虐な行為が悪魔の仕業であり、彼は本当は良い人だと知らされます。そしてテイトの謝罪を受け入れ、二人はめでたく再会を果たせました。
コンスタンス・ラングドン
コンスタンスは、1晩で10歳ほど成長する孫マイケルに自身も殺されそうになり、母親としての夢を打ち砕かれます。そのため彼女は呪いの館で自殺を図り、この家の幽霊となりました。幽霊となった後は、激しく恨んでいるメイドのモイラに家の掃除を強要などしています。そして、マディソンとビホールド・シャブリがこの家を訪れると、コンスタンスはモイラの霊を家から追い出す代わりに、マイケルについてすべてを話しました。
モイラ・オハラ
コンスタンスにマイケルの出生を教えてもらう条件として、マディソン&ビホールドは裏庭からモイラの遺体を掘り起こし、墓地にある彼女の母親の隣に埋葬し直しました。かつて、モイラは病に苦しむ母をハロウィンの日に安楽死させていました。地上の拘束から解放されたモイラの霊は、そんな母の霊に迎えられ、苦しみを終わらせてくれたことに感謝し穏やかに死後の世界に旅立つのでした。(しかし、魔女マロリーが黙示録を防ぐため過去を変えたことによりこのエピソードは変更されることになってしまいます。)
ビリー・ディーン・ハワード
呪いの館を訪れたマディソンとビホールドに会いにいき、ボーに襲われていたマディソンを助けて館のことについて説明をしました。(ボーは実際は襲っていたわけではなく、遊んでほしかっただけです)
シーズン3「魔女団」からの再登場
コーデリア・グッド
コーデリアはクイニーを救うためにホテル・コルテスへ向かいます。そこでジェームズ・マーチとトランプをしている彼女のゴーストを発見しました。クイニーの魂をホテルから引き離そうとしますが悪魔の影響により力を抑えられたコーデリアは失敗します。それをスプリームとしての最大の失敗として悔やでいます。その後、マディソン、マートルとともに”姉妹たち”を復活させるためシェルターに現れます。マイケル・ラングドンを倒し、黙示録を阻止するため魔女たちは結束するのでした。
ゾーイ・ベンソン
復活したゾーイは、学園の他の生徒を指導します。また、マロリーが次のスプリームであると信じていました。
マートル・スノー
コーデリアに助言を与えるため復活。の後、マイケル・ラングドンのアカデミーへの攻撃を生き延び、彼との最終決戦に参加します。
ミスティー・デイ
マイケル・ラングドンの7つの奇跡の完成のためにミスティの復活を依頼、ミスティを探すために地獄へ向かいました。ミスティはまだ自分の地獄に囚われていました。
マディソン・モンゴメリー
地獄での体験とマイケル・ラングドンによる復活の後、マディソンは過去の人生に対する態度を反省するようになりました。ビーホールドと共に呪いの館へマイケルの過去を調査にでかけます。
マリー・ラヴォー
復活したマリーは、悪魔に加担するブードゥー教の新しい女王ダイナを殺し、マイケルとの魔女たちの戦いに参加しました。
クイニー
ホテル・コルテスで死亡したあとはマーチとトランプをする幽霊としてその場に存在していましたが、マイケル・ラングドンによって復活。アカデミーでの仕事を再開しましたが、マイケル・ラングドンの手により、早すぎる3度目の死が訪れるのでした。その後マロリーがタイムラインを変更した際に、ホテルコルテスにチェックインしないようにクイニーを説得しました。
ナン
パパ・レグバの手先として登場。コーデリアがパパ・レグバと契約してマリー・ラヴォーを地獄から救出させた時にマリーとともに登場。彼女自身は地獄での時間を楽しんでいるため、人間界に戻る機会を与えられても戻りませんでした。
シーズン8「黙示録」 まとめ
以上、アメホラシーズン8「黙示録」の登場キャラクターたちでした!
今回は、アメホラ常連キャストであるサラ・ポールソンは1人3役!エヴァン・ピーターズに至っては1人4役!という離れ業!ここから見た人だと頭がこんがらがってしまうかもしれないですよね。
とくにエヴァンの演じた科学者ジェフの役はこれまでとまた違っておもしろかったです。(本当は隣にいるマットのほうがビジュアルはおもしろかったけどw)
今シーズンのお気に入りキャラは…なんて言われてもマイケル・ラングドンです!というか演じてたコーディー・ファーン一択♡です(^^)/もーめっちゃかっこいい、そして可愛い…!
悪いことした後にごめんなさいっていう部分や、自分の悪の力に戸惑ってる姿が最高にキュートでした。んで、マイケルに関しては吹き替えの声優さんの声も、それはそれで威厳があって素敵なのですが、やっぱりここはコーディーの肉声をぜひ聞いてほしい。声すら色っぽいんですよ。
シーズン1の懐かしいキャラクターの登場もアメホラファンなら嬉しいですね(^^)/みんな、あの後そんな感じで過ごしてたのかぁと思いました。物語は終わっても幽霊たちにはいろいろあったんだねぇ…
作品自体の考察&レビューはこちら
「黙示録」の製作にまつわる小ネタ&トリビア、考察&レビューはこちらでまとめています。


Aoringoホラー研究所について
当ブログはホラー好きな管理人がにわか研究員としてホラー映画やミステリー小説などをマイペースに掘り下げているブログです。
Twitterでは新着情報とかを発信中。
人気の記事

U-NEXTなら観たい作品が見つかる!
ドラマ、雑誌、コミック、アダルトまでコンテンツ数が圧倒的!
月額プラン2,189円(税込)が31日間無料
(無料期間中600円分のU-NEXTポイントプレゼント)