『インシディアスシリーズ』全作品の内容と関連性の研究レポート
こんにちは!にわかホラー研究員aoringo(@horror_apt)です。
今回は私の大好きなジェームズ・ワン監督&リー・ワネル出演の『インシディアス』シリーズについて研究しました。
この記事では、シリーズ4作の感想と、なぜこのようにホラーファンに愛されるようになったのかについてまとめています。
『インシディアスシリーズ』とは?
映画『インシディアス』(原題: Insidious)シリーズは、2010年から2018年にかけて公開された4作品から構成されています。
最初の2作「インシディアス」(2010年)と「インシディアス第2章」(2013年)は、幽霊屋敷に引っ越してきた家族と、彼らが立ち向かうべき超常現象に焦点を当てた物語で、3作目の「インシディアス第3章」(2015年)は、過去の悪意ある存在に取り憑かれた10代の少女を中心に描かれています。最後に、4作目の『インシディアス/最後の鍵』(2018年)は、同じ主人公が幼少期の家で悪霊を追い払おうとする姿を描いています。
『ソウ』シリーズ1作目にてコンビを組んだジェームズ・ワンとリー・ワネルが再びタッグを組み、さらに『パラノーマル・アクティビティ』のオーレン・ペリが製作を務め、1作目は北米・イギリスで5週連続でトップ10入りを記録しました。
ジェームズ・ワン監督は、暴力やグロに頼りすぎず、作品全体に不気味な要素を見事に取り入れています。このようなアプローチにより、彼の作品は、インシディアス以外の作品においても、通常ホラー映画を見るのが苦手な人々にも受け入れられるものとなっているのは間違いないでしょう。
全体のあらすじ
物語は、とある家族が引っ越してきた家で怪奇現象に悩まされ、霊と交信することができるエリーズたちに助けを求めるというもの。しかし、それは単なる悪霊のしわざでも、呪われた家でもなく、シリーズ4作に渡って、最終的に登場人物たちの過去にまで遡る壮大なものとなっていきます!!!
恐いだけのホラーじゃない
インシディアスシリーズは、どれもオカルトホラーでめちゃんこ恐い!のですが、悪しきものと闘う霊能力者エリーズと仲間たちがゴーストバスターズばりにヒーロー展開してくれるので胸熱でもあり、エリーズの仲間の二人組タッカー&スペックがすぐにおふざけ展開してくるのでクスっと笑うシーンもあり(スペック役がリー・ワネル先生)。
そして、愛すべきホラーなキャラクターもたくさん登場します♪赤いやつ、めちゃくちゃ怖いけどなぜか憎めないw
『インシディアスシリーズ』の作品タイトル一覧
インシディアス
『ソウ』シリーズを手掛ける監督ジェームズ・ワン&リー・ワネルのコンビが送る本格的オカルトバトルシリーズ『インシディアス』第一弾!
新居に越してきた家族を奇妙な出来事が襲いはじめ、ついには一人息子ダルトンが昏睡状態に。そこにやってきたのは霊能力者エリーズとタッカー&スペック。この家に巣食う恐怖とは…?
超怖いのに、霊能力者チームのキャラが面白くてコメディポイントも高い。脚本のリー・ワネルが味のあるキャラ”スペック役”でシリーズ通して出演しています。
インシディアス第2章
オカルトホラー色の強かった前作よりも、もっと“退治もの”的なバトル要素が強くなり、興行収入も前作の3倍増えました。
家族をを襲った悪夢のような恐怖が去り、平和を取り戻したのも束の間、ランバート一家に更なる恐怖がしのび寄ります。今度は父ジョシュが何者かに取り憑かれ…
今回も脚本担当のリー・ワネル先生がスペック役で出演し大活躍!タッカーとのおもしろコンビもいよいよ癖になってきます。
インシディアス序章
シリーズの時系列的には最も古い、1作目の8年前を描く「序章」となっています。霊能力者のエリーズ(リン・シェイ)が、クイン・ブレナー(ステファニー・スコット)という10代の少女が死んだ母親と接触するのを助けるという内容です。
オカルトホラー色の強かった1作目、よりミステリー色の強くなった2作目からさらにバトル要素が強くなっている気がします。
今回はこれまで脚本担当だったリー・ワネルがメガホンをとってます。タッカー&スペックスとエリーゼの出会いも描かれており、シリーズファンには楽しい内容でした。
インシディアス 最後の鍵
初作「インシディアス」の前日譚を描く本作。エリーズの過去も明らかになり、全ての物語がひとつに繋がる重要な”鍵”となる物語です。
ある日エリーズの元に依頼が。それはかつて彼女が生まれ育った暗い過去のある生家に現在住んでいる男からでした。過去のトラウマ、そして今につながる恐怖をついに克服すべきときがきた、とエリーズは決意します。
クスッと笑えるシーンを入れずにはいられないのもインシディアスのおすすめポイント。ただし今回も怖いです!
インシディアス 赤い扉
2020年に発表された続編「赤い扉」は、これまでジョシュ役で出演してきたパトリック・ウィルソンが監督を務めています!彼にとっては監督デビュー作となりました。
かつて、彼方の世界に囚われた少年ダルトンを、成長したタイ・シンプキンス本人が引き続き演じています。ダルトンはのどかな地域の大学に進学しますが、悪夢に悩まされています。
また、ジョシュも過去の恐ろしい事件について記憶がありません。今作では、呪われしランバート家の秘密がついに明らかになります。
「インシディアス」シリーズに関するトリビア
- 「インシディアス」はわずか3週間で撮影されたらしい。
- 当初、”The Further “という名前になる予定だった。
- テーマ曲には33本のヴァイオリンが使われている。
どの順番で観ればいい?
本シリーズは、公開された順番と時系列は一致していません。どの順番に見ればいいのでしょうか?私のおすすめは、まずは公開日順で伏線を回収ながら観て、2回目は時系列順に理解を深める鑑賞方法(^^)/
公開日順に観る
- 『インシディアス』(2010)
- 『インシディアス第2章』(2013)
- 『インシディアス序章』(2015)
- 『インシディアス 最後の鍵』(2018)
- 『インシディアス 赤い扉』(2023)
時系列順に見る
- 『インシディアス序章』(2015)
- 『インシディアス 最後の鍵』(2018)
- 『インシディアス』(2010)
- 『インシディアス第2章』(2013)
- 『インシディアス 赤い扉』(2023)
まとめ
全体として、ジェームズ・ワンが送る『インシディアス』シリーズは、ホラーファンはもとより、ホラーが苦手な人でも誰もが楽しめる内容になっていると思います。
その理由は、ジェームズ・ワンが「ホラー映画の原点回帰」としてこの作品シリーズを手掛けていることから、ホラーファンはもとより、バトル要素、コメディ要素も巧みに取り入れうまく1本の映画にまとめあげている点ではないでしょうか。
激しい恐怖を求める人も、微妙な緊張感を求める人も、この4作が提供するものに失望することは、まずないといって過言ではないです。(ほんとにおすすめ!)4作品とも、様々なプラットフォームでストリーミング配信されているので、すぐに楽しむことが可能!
ぜひぜひインシディアスシリーズを見てない方は見てみてくださいねー!
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