ドラマ『ダーク -DARK- season.1』(2020)第3話の考察&レビュー
こんにちは!にわかホラー研究員のaoringo(@horror_apt)です。この記事は、Netflixで配信中のドイツ産SFミステリー『DARK(ダーク)』シーズン1の第3話について考察&レビューしています。
ドラマ「ダーク -DARK-」とは
ドラマ『ダーク -DARK-』は、2017年からNetflixで配信されているドイツのテレビドラマシリーズ。ドイツの町で起こった子どもの失踪事件をきっかけに、4つの家族の秘密が暴かれるSFスリラードラマ。
ドラマの製作や登場人物や相関図など全体について詳しくは下記エントリーをあわせてご覧ください。(ただいま執筆中)
1986年。ウルリッヒの弟マッツが突然姿を消して1ヵ月が経とうとしていた。その頃、ヴィンデンの町に2019年からの訪問者が姿を現す。
第3話です。
ミッケルが1986年に来たことが分かり、ついに物語の中でタイムトラベルという事象が明瞭となりました。
今エピソードはそのまま1986年の様子が描かれます。
33年前といえば、ウルリッヒの弟マッツが失踪した頃にあたります。家に入り込んできたミッケルを見て、ウルリッヒの母ヤナ・ニールセンが「マッツはどこ!?」と詰め寄ります。
1986年は当然ミッケルは生まれてもいません。
ウルリッヒはまさか自分の息子だとは思いもしない。
病院。
イネスという看護師が夜勤を頼まれる。独身のようです。
車を運転する着飾った中年女性。80年代ファッション。後部席にはカーリーヘアの若い女性が座ってる。女性の娘レジーナというらしい。
ミッケルは学校に来てみた。
そこには自分と知らない人々、ファッションも流れている音楽も80年代で時代を感じさせる。校舎の扉にはマッツ・ニールセン捜索のチラシがたくさん貼られています。
女子生徒たちが話している。
1人はカタリーナ。若かりし頃のウルリッヒの妻ですね。不良やん。もう一人は若かりしハンナ。ヨナスの母ですね。33年後には夫を取り合うという微妙な関係になる2人ですが、学生時代からの友人だったみたい。
原子力発電所から煙が立っている。
到着したのはさっきの着飾った中年女性クラウディア。彼女は原発所の女性局長に選ばれたらしい。
それを祝福するのは門前で清掃していたヘルゲ。気の弱そうな男だ…ん?待てよ、ヘルゲといえば、第一話で徘徊していた老人だね?
たしか、2019年時代の刑事シャルロッテの身内と思わしき…
羊牧場に牧場主の男と警察官。
33頭の羊が不審死を遂げた。
また「33」という数字だ(‘ω’)
牧場主の男が言う。
「”気を付けていなさい。その時がいつかは分からない”マルコによる福音書13章13節」と。現段階で意味不明。
さきほどの警察官が署内で報告書を作成中。当時はまだタイプライターなんですね…(1986年ってまだワープロなかった?)そこに現れたのはミッケル。父を探している、と。
ウルリッヒ・ニールセンという名前を告げると、傷だらけのミッケルの外見もあいまってウルリッヒの悪質ないたずらということになってしまった。
正直に自分はウルリッヒの息子だと伝えるミッケルですが、もちろん通じるはずもなく…。
呼ばれたのは看護師イネス。
ミッケルは保護されることになりました。
ウルリッヒを訪ねる警察官。
少年(ミッケル)のことを責めますが当然ウルリッヒは何のことかわからない。ウルリッヒは反抗的。
警察官の名字はティーデマン。
あ、ヨナスの親友バルトシュ・ティーデマンの家族にあたるのか。
新たに原発所所長になったクラウディアが、前所長らしき男性と会話している。要約すると「原発所の所長になるってことが、どういうことか分かってるのか?多くの職員やその家族を食わせてるっちゅうことや。そのためには少々のことには目を瞑らなあかんで」ということみたい。
一方、死んだ羊の解剖が行われている。
死因は突然の心肺停止だが、両耳の鼓膜が破れていた。これは、2019年に森で発見された男児の遺体の様子に少し似ている。
クラウディアは前所長(?)と森の中にある洞窟に。奥に進むと黄色いドラム缶が山積みにされている。このマークは、2019年に洞窟内でウルリッヒが見つけた扉に書かれていたマークと同じだ。
何のマーク???
ミッケルはイネスに「未来からきた」と話す。
もちろんイネスは信じるはずもない。
森の中。
ティーデマン保安官が歩いていると、空から大量の鳥の死骸が降ってきた。羊の大量死といい、何が起こってるというのでしょうか?
あ。
ミッケルが1986年に来たときに羊が死んだのだとしたら、時空が歪んだ影響なのかもしれない。ということは、鳥が死んだこのタイミングでも、もしかすると誰かが時空を渡って1986年に来たか?(この辺は完全に推測です。)
若き看護師のイネスと、2019年のイネスが同時に画面に映る。
そして髭の男性と老人が同時に画面に。ああ、この髭誰やったけ!モブキャラと思って完全に見逃している。しかも老人は誰だったっけ?日本人でもおじいちゃんって見分け難しいのに外国人になったらまじで皆一緒に見えるから難易度高い。
クラウディアが手にしているのは「時間の旅」という本。これは2019年にホテルに宿泊してた男の部屋にあったものだ。なぜクラウディアがこれを持っているのですか?
次は化粧をした若き頃のレジーナ(クラウディアの娘)と、2019年に乳房を触っている彼女がそれぞれ同時に画面に並ぶ。乳がんの触診してる?
あれ?レジーナってそうか。
バルトシュ・ティーデマンのお母さんで2019年にホテルのフロントにいた女性か!!で、その父親がティーデマン保安官ということね。
お次はシャルロッテの1986年と2019年が同時画面。シャルロッテの若き日はここが初出?もしかしたら見逃してるかもしれません。
さらにウルリッヒが続いて同時画面タイム終了。
洞窟を訪れたミッケル。帰ろうとしているのか。
しかし、怪我をしてしまう。
2019年代ではウルリッヒが扉を破ろうとしている。
その音や声が時代を超えてそれぞれに微かに聞こえている様子。
切ない(´д`ι)
しかし時空の扉は開かれない。
絶望する父と息子。
最後、時計技師っぽい男性が登場して今エピは終了。