ドラマ『ダーク -DARK- season.1』(2020)第1話の考察&レビュー
こんにちは!にわかホラー研究員のaoringo(@horror_apt)です。この記事は、Netflixで配信中のドイツ産SFミステリー『DARK(ダーク)』シーズン1の第1話について考察&レビューしています。
ドラマ「ダーク -DARK-」とは
ドラマ『ダーク -DARK-』は、2017年からNetflixで配信されているドイツのテレビドラマシリーズ。ドイツの町で起こった子どもの失踪事件をきっかけに、4つの家族の秘密が暴かれるSFスリラードラマ。
ドラマの製作や登場人物や相関図など全体について詳しくは下記エントリーをあわせてご覧ください。(ただいま執筆中)
2019年。不可解な悲劇の歴史を持つドイツの小さな町ヴィンデンで、地元の少年が失踪し、住人たちは不安に包まれる。
さて第一話です。
”過去 現在 未来の区別は幻想にすぎない”
という、アインシュタインの言葉から物語が始まります。
さらに、
”時は直線状に流れるものだと言われている。
乱れることなくどこまでも進み続ける。
果てしなく…
過去と現在と未来を区別することは
単なるまやかしだ
昨日と今日と明日は一列に並んでいない
終わりのないループでつながっているのだ
全ては つながっている――”
というナレーションが続きます。
ダークを観ていく上で非常に重要な論理なので書き留めました。(複雑なドラマだけにレビューが長くなりそうだ)
冒頭で自殺した男は、主人公の一人である青年(ヨナス・カーンヴァルト)の父親であり、ハンナ・カーンヴァルトの夫。
ヨナスは黄色いパーカーが印象的なので覚えやすい。
母ハンナはウルリッヒと不倫してる。
ウルリッヒ・ニールセンはヴィンデン町の警察官。妻と息子2人、娘1人がいる5人家族。
ウルリッヒの長男マグヌスは校内でマリファナ吸ってる。それを見つけたのがフランツィスカという女の子。彼の母親は校長であることが判明。父は警察官だが不倫、母は校長だが息子は授業サボってマリファナ…この家族大丈夫でしょうか(‘ω’)
また、ヴィンデンではエリック・オベンドルフという青年が、現金も携帯電話も持たず謎の失踪中。校長が生徒たちに対しエリックに関する情報を求め、警察が捜索するも手掛かりが得られない。
警察。
ウルリッヒの上司らしき女性はシャルロッテ・ドップラーという名前。
また、ウルリッヒの弟マッツ・ニールセンが、33年前の1986年に謎の失踪を遂げている。彼の母は、エリックとマッツの失踪に関連性があるのではと疑っている。
ヨナスはマルタ・ニールセンが好きみたいだが、マルタはヨナスの親友でもあるバルトシュ・ティーデマンと手をつなぐ。切ない三角関係ですね…( ˘ ³˘)
ウルリッヒの妻カタリーナ・ニールセンは、夫の服に付着してた女性の髪の毛を発見。この時点で不倫を疑ってるのでしょう。
ハンナ・カーンヴァルトは整体師?マッサージセラピスト?のような職業についてる。
保護者会でカタリーナは夫の不倫相手とも知らずハンナに笑顔で挨拶する…、あ~不倫するにしてもこんな近い相手を選ぶってリスク管理がズブズブやないですか( ˘ ³˘)
一方、子どもたちは夜の森で集合。
ヨナス、マグヌス・ニールセン、マルタ・ニールセン、彼らの弟ミッケル・ニールセン、遅れてバルトシュ・ティーデマンが合流して合計5人で森の奥へ。
名字を併せて名前を覚えるとちょっと分かりやすいか。
夜の住宅街。謎の老人が呟きながら徘徊。
「また起きる。また起きる。」
謎の徘徊老人はヘルゲ。
シャルロッテ・ドップラーの身内かな?
森に入り込んだ子どもたち。
原子力発電所の近くらしい。
一方、冒頭で自殺したヨナスの父親ミハエル・カーンヴァルトが残した遺書。これは指定の時間が来たら開封するよう指示が書いてあり、その指定時間がきた。母(ヨナスの祖母)イネス・カーンヴァルトが開封する。
そこに書かれていたのは―???
再び森の子どもたち。どうやらエリックが洞窟の中に隠してるというドラッグを探しにきたらしい。しかし、一歩先にフランツィスカがそれを入手していた。
その時、不審な音が鳴り響き、彼らは驚いて逃げ出す。雨が降りだし、気づいたときにミッケル・ニールセンは姿を消していた。
これで、ヴィンデンで子供が失踪したのは1986年から3人目となりました。駆けつける保護者たち。バルトシュ・ティーデマンの母親は保護者会にもいた裕福そうな女性。
そして、森で無残な傷を負った男児の遺体が発見される。
それは、ミッケルではなく誰も知らない男の子――。
そして最期、拷問器具のようなものに座らされる青年。
失踪したエリックだ。
ここはどこだ――??