死霊館 エンフィールド事件

オカルトホラー

映画レビュー「死霊館 エンフィールド事件」-The Conjuring 2(2016年)

死霊館 エンフィールド事件

上映日:2016年07月09日 / 製作国:アメリカ

ココがおすすめ

死霊館シリーズ第2作目!イギリスで起こった有名すぎる実話がもとになった本作。例の悪魔のシスターが初めて登場して話題にもなりました。実話だなんて怖すぎます…(´;ω;`)

死霊館の第2弾!今回も実話がもとになっています。

「ソウ」シリーズの監督ジェームズ・ワンが手掛けた本格オカルト・ホラーとしてヒットした「死霊館」の第2作目である本作。1977年にイギリスで実際に起こった「エンフィールドのポルターガイスト」を題材としています。前作同様、実在した心霊研究家のウォーレン夫妻が関わった事件として、夫妻役をヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソンが引き続き演じ、彼らを中心にストーリーは展開していきます。

お子さんと安心して一緒に見られる、グロ要素はなし!

アナベルシリーズもそうですが今回もグロ描写はなく「びっくり!ドキドキ!オバケ怖い!」な仕上がりとなっています。ただし悪魔のシスターはじめ、アナベル人形、へそ曲がり男などはじゅうぶん怖いので、夜中のトイレには付き合わなくてはならなくなるかも…。

何より、本作の後にスピンオフとして映像化されることになる「死霊館のシスター」で登場する悪魔ヴァラクが本作では初登場しています。初登場のシーン、めちゃくちゃ怖いですね…。なんであんな恐ろしい絵を描いてあんなとこに飾ってしまったんでしょう…(絶対にいやだ…)。実際はロレインの霊感による悪夢だったようですが…

実際の時系列的にいうと、本作は「死霊館のシスター」が起こった数年後の話となっています。ポルターガイストをはじめとする心霊現象、悪魔との対決などホラーシーンはもちろん盛りだくさん!しかもただ驚かせるだけでなく、その趣向もさまざまに凝られており、ほんとにずっと怖いですw

さらに、本作では「死霊館シリーズ」になくてはならない心霊研究家のウォーレン夫妻の関係性にも深く言及しており、二人の絆の深さや、困っている人を助けたいという必死な思いを見ることができます!

実話、エンフィールドのポルターガイストとは?

1970年代に、イギリスで母親と娘4人が暮らす家で起こった実際の事件を題材に描かれています。

当初は作り話だろうと信じてもらえなかったこの事件。しかし、長い間を経てあまりにも目撃者が多すぎたこと、目撃したのが家族だけでなく外部の調査員、警察、報道関係者までが含まれ、広く市民が信じざるをえなくなったそうです。劇中でも、テレビ番組のインタビュアーが来て一家の娘に話を聞くシーンがありますが、初めはまるで信じてないようにニヤニヤ笑いながら質問したりしていますが、異様な声で話し始める娘を見て顔つきが変わっていく様子が描かれています。

当初からイギリスの英国心霊調査協会(SPR)が中心となって関わっており心霊現象の目撃者にもなっていましたが、事件はポルターガイスト現象だけでなく、ついに娘ジャネットに何かが取り憑きはじめ、恐怖がさらに具現化、命の危険が危惧されるようになっていきます。

時期は1977年8月からの2年2か月(1979年9月まで)とされており、パタっと何も起こらなくなったと言われる一方で1980年に再び起こったという資料もあるとか…。日本でも心霊現象っていろいろ報告されますが、信じる人もいれば信じない人だっています。心の病が引き起こす幻覚だとか、多感な時期の少年少女による狂言だとか、科学的に証明されないことだからこそのミステリーですね。

幽子
実際に自分が経験してみないと信じることは難しいのかもしれません…(T_T)

ただこの事件に関しては多くの報告書・目撃談が残っていることから信憑性がそうとう高いと言われています。

「ホラー映画だからといってバカにされたくない」

本作は2時間超えの長編なんですが、全然長く感じません。すごい。
単なるホラー映画ではなく深いんですよね…前作でもそうでした。ホラー映画で初めて最後泣いたアオリンゴです(笑)怖さも天下一品ですが人間ドラマやミステリーの奥深さもしっかりと織り込まれており、見応えがありすぎます。

ジェームズ・ワン監督の本作についてのインタビュー映像がありましたのでご紹介します!

いつからかホラー映画といえばB級、みたいなちょっと見下げられる雰囲気が映画界には漂うようになっていました。監督はインタビューで「かつて70年代、80年代のホラー映画はメジャーな配給会社によってメジャーな映画として扱われ称賛されていた。その敬意を取り戻したい」と語っています。

幽子
ジェームズ・ワン監督のホラー映画に対する愛がヒシヒシ感じられます!

けっきょく悪魔って何なのか…

悪魔って子供に取り憑くパターン多いですよね?やっぱり純粋な存在に取り憑きやすいのでしょうか…悪魔憑依についてあまり詳しくないのでわかりませんが…心の隙間や人の弱みにつけこむ、とかよく悪魔系の映画でも言われてますよね。

第一作目の「死霊館」でもそうでしたが、悪魔に関わらず人は、なにか不安を抱えてたり、満たされないものを感じながら生きていると、無意識のうちの心の隙間ができていて、ふとした些細なきっかけで精神を病んだり、自分を必要以上に恨んだり、闇落ちするきっかけになるのかもしれません。

例えば現実世界でも、自分の親や子供を手にかけてしまう事件、無差別に人を殺してしまう事件がたくさん起こっていますが、いずれも本当に当人が望んでやったことなのだろうか?さまざまな要因が絡み合い、絡め取られるようにして自分とは違うなにかに心も体も侵食されていくのでは…? もちろんそれが「殺人」などを肯定する言い訳には全くならないわけですが、悪魔とは宗教的な一部の現象であることのほかに、ポルターガイストなどの心霊現象をのぞけば、いつでも日本に住むわたしたちにだって巣食う可能性は否定できないのかも…なんてことを考えてしまいました。

 

ポイント

ここからネタバレ要素あり

自分で弱点言ってしまってたヴァラクたん

悪魔は名前を呼ぶと消滅するらしいので、それって悪魔にとってトップシークレットなはずなのですが、劇中ではロレインの夢にでてきたヴァラクが自ら名前を伝えてしまってました。ちゃんとメモってたロレインもさすが。メモをとりなさい!って私もよく怒られます。ヴァラクさん、それにより自分が消滅するはめに。わりとうっかりさんですねww

「お前の名前がわかった!」とロレインが叫んだときに発狂するヴァラクが「たしかに言っちゃったよねー!!やらかしたよねー!!」にしか見えなくなり、「ヴァラク!」と呼ばれたときの顔が「じぶんめっちゃ覚えてるやん〜!!!!!記憶力〜!!!」にしか見えなくなってしまいました。

あらすじ

ロンドン北部に位置するエンフィールドで、4人の子供とシングルマザーの家族は、正体不明の音やひとりでに動く家具が襲ってくるなど説明のつかない数々の現象に悩まされていた。助けを求められた心霊研究家のウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ)は、一家を苦しめる恐怖の元凶を探るため彼らの家に向かう。幾多の事件を解決に導いた夫妻ですら、その家の邪悪な闇に危機感を抱き……。シネマトゥデイ (外部リンク)

シリアス度
グロ度
コメディ度
総評

予告編

スタッフ

監督:ジェームズ・ワン
脚本:チャド・ヘイズ、キャリー・ヘイズ

出演者

ロレイン・ウォーレン:ヴェラ・ファーミガ
エド・ウォーレン:パトリック・ウィルソン
フランセス・オコナー
マディソン・ウルフ
フランカ・ポテンテ
ローレン・エスポジート
ボニー・アーロンズ
サイモン・マクバーニー、ほか

最後に一言

幽子
最後のシーンで登場する、ウォーレン夫妻のいわくつきの品が保管されている博物館でアナベルちゃんが映ります。

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