
ココがポイント
「死霊館シリーズ」の大人気マスコット、恐怖人形アナベルちゃんがメイン活躍(?)するアナベルシリーズ2発目!監督は「ライト/オフ」でめっちゃ怖いホラーを見せてくれたデイビット・F・サンドバーグが務めています。
こんにちは!aoringo(@horror_apt)です。
レビューのために改めて作品を見直しています。
さて、実在する心霊研究家のウォーレン夫妻が活躍する「死霊館」シリーズにおいて、アナベルがメイン題材となってる作品は現在までで、全3作品あります。(2021年5月時点)その第2弾がこちら。正直イマイチだった1作目でしたが(あくまで私の個人的感想…)、本作はそんな1作目の前日譚であります。

Contents
あらすじ
舞台は、12年前に幼い愛娘を亡くす悲劇に見舞われた人形師とその妻が暮らす館。そこへやって来た孤児院の6人の少女たちとシスター。新生活に心躍らせる彼女たちだったが、家の中には不気味な雰囲気が漂っていた。脚の不自由なジャニスは、怪現象を敏感に察知し、怯えを隠せずにいた。ある晩ジャニスは、鍵が掛かっているはずのドアが開いていることに気づく。中を覗くと、そこにいたのは<アナベル>だった…。(「Oricon」データベースより)
予告トレーラー
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怖さ | |
総評 |
前作よりずいぶん怖いですw
イマイチよい評価がされなかった(ように感じる)、前作『アナベル 死霊館の人形』ですが、今作は恐怖がかなり増しましです!正直、すごく怖かったです!
監督はデイビット・F・サンドバーグ。
スウェーデン出身の監督で、ホラー映画とSF映画をつくることを目標に映画界を目指した筋金入り。彼の初長編映画となった「ライト/オフ」は、製作費500万ドルに対し1億ドル以上を稼ぎ出すという驚異的なヒット作となりました。

そんなデイビッド監督の手掛けた本作。これだけでも期待できると思いません?^^
めずらしくちょいグロ描写あり
「死霊館」シリーズやアナベル前作、いずれも怖いキャラクターはたくさん出てくるものの、そこまで直接的にグロい死体シーンとか血しぶきブシャーってないのが特徴だと思ってたんですが、本作は比較的、つい目をそらしたくなるシーンがいくつかあり、意外でした。

子役がよい!
足が不自由なジャニスは、誰よりも早くサミュエル家の異変に気付きますが、それ故に真っ先に狙われる羽目になり、誰よりも恐ろしい目に遭う彼女ですが、叫び声とか演技がめちゃくちゃ良いです!
あの金切り声、なかなか出そうとしても出せないのでは…。まさか、現場ではマジでビビらせて叫ばせてるのでは!?とつい疑いたくなるほどで、ジャニス以外の子役も、みんな本気でビビってるみたいで迫真の演技。恐怖をさらに掻き立てられました。
注意※ここからネタバレ要素あり
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アナベルの誕生は切なる願いから…
本作は、時間軸でいうと前作『アナベル 死霊館の人形』につながる前日譚にあたる12年前を描いています。
前作で、主人公ミアを襲ったカルト宗教の信者夫妻の妻の名前がアナベルだったことから、彼女がアナベルの誕生きっかけなのかと思われましたが、本作のとおりそれは違っていました。前作のアナベルと名乗っていた信者の女は、本作で最後に消息不明になった子供”ジャニス”が成長した人物だったのです。
そして、人形の怪異はジャニスが世話になっていたサミュエル家の亡くなった一人娘ビーが原因でした。ビーの本名が”アナベル”です。ジャニスは、ビーの幽霊(のように思わせて、正体は悪魔)に取り憑かれた後、消息を絶ち、その後自身を”アナベル”と名乗って、ヒギンズ夫妻に引き取られていきます。
12年後、成長したジャニスは、ヒギンズ夫妻を殺害し、前作『アナベル 死霊館の人形』の場面へとつながっていくことになります。
亡くなったビーが、生前から可愛がっていたアンティーク人形がアナベル人形であり、その頃は何も問題のない普通のドールだったと思われます。しかし、愛する娘を亡くし絶望の中にいる夫妻の、弱った心に付け入る隙を見つけた悪魔が、ビーの存在を利用して、自らを人形に憑依させたのです。
それは、人形という”器”にいったん憑依した後、人間の魂を狙うための悪魔の魂胆ということでした。アナベルに憑依しているのは、ビーの幽霊ではなく、ビーの存在を利用した悪魔であることは作品内でも説明されています。


スタッフ
監督:デイビット・F・サンドバーグ
脚本:ゲイリー・ドーベルマン
製作:ピーター・サフラン、ジェームズ・ワン
キャスト
- ステファニー・シグマン(修道女シャーロット)
- タリタ・ベイトマン(ジャニス)
- ルル・ウィルソン(リンダ)
- フィリパ・クルサード(ナンシー)
- グレイス・フルトン(キャロル)
- ルー・ルー・サフラン(ティアニー)
- テイラー・バック(ケイト)
- サマラ・リー(アナベル・マリンズ(ビー))
- アンソニー・ラパーリア(サミュエル・マリンズ)
- ミランダ・オットー(エスター・マリンズ)
- マーク・ブラムホール(マッシー神父)
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