恐怖の祝祭へようこそ「ミッドサマー:ディレクターズカット版」ネタバレ感想・考察レビュー-Midsommar(2019)

2022年6月8日

ミッドサマー ディレクターズカット版
上映日:2020年02月21日 製作国:アメリカ

こんにちは!aoringo(@horror_apt)です。
ミッドサマーのディレクターズカット版がNetflixで配信されていたので鑑賞しました(^^)/

ここがポイント

太陽が沈まない自然豊かな映像、カルトな宗教の異常な秩序の中に見てるこちらも徐々に取り込まれていくような生ぬるい空気すら感じる没入感がヤバイ「ミッドソマー」のディレクターズカット版は約3時間の長丁場!

通常版との違い

midsommer

ディレクターズカット版は、追加されたシーン含めて約3時間の長丁場っ!なげーww

まあ、もともと2時間超えの作品ではありましたが。

主な追加部分は、ホルガに出発する手前までのストーリー。
主人公ダニーが心を病んでしまうまでの経緯がけっこう丁寧に描かれていましたね。

家族や恋人クリスチャンとの関係などが、よくわかりました。分かったから何?って気もしますが、ホルガの祝祭になぜかナチュラルになじんでいくダニーの心境をより理解できるようになるのでは、と思いました。たしかに、これを本編でやれば「前フリながー」ってなるよね。
でも2回目だとおもしろかったですよー(^^)/

そうそう、これを見る少し前にたまたま「ナルニア国物語」を3作見直してて、第3部に登場するユースチスがミッドサマーに出てることに前回は気づいてなかったんですよね。それも踏まえて観てました😀成長したなぁと思いながら笑

それで、通常版ミッドサマーを見たときは、あの独特な世界観に圧倒的に呑み込まれたまんま終わってしまったけれど、今回は追加されたシーンのおかげもあって、よりホルガの秩序や儀式について冷静に知ることができましたね。

72歳になったら崖から飛び降りるという決まりについてや、映画のストーリーのあとも儀式は続いているわけで、メイクイーンの運命がその後どうなるのか…?など。(前年のメイクイーンはどこに行ったの?という疑問)などなど…気になることがさらに出てきました。

考察がおもしろいミッドサマー

本作は、色々な方の考察がおもしろい作品です。

フィルマのレビューもそうだし、ブログでも博識でおもしろい考察がいっぱいでそれも含めておもしろい映画!
とくに各所にちりばめられている「オズの魔法使い」や宗教にまつわる小ネタが、私にはまったくわからんかったけどそれ読んでまた映画観るっていう(何回見るねんっ)。

狂気に堕ちた者だけが味わえる喜び

本作のラストシーンについては様々な解釈がなされていますが、アスター監督によると「ダニーは狂気に堕ちた者だけが味わえる喜びに屈した。ダニーは自己を完全に失い、ついに自由を得た。それは恐ろしいことでもあり、美しいことでもある」と脚本に書き付けているそうです。うーん、深い。

自己を失うことで得られる自由…
自分の経験や知識のみで形成されている”自己”には、世界の限界があるのは確かなように思えます。自己を失うことで、その小さな自分の世界や常識、価値観といったものから解き放たれ、決められたある秩序に沿って生活する、意思決定するというのは、人によっては「自由」「解放」「救済」になりえるかもしれないなあ('_')

さらに、所属するコミュニティによってルールや価値観は違うのが当たり前で、かつては実際に人が人を食べる民族がいたこともあるし、宗教や国の違いで常識も異なる。わたしたちの身近な例でいえば、年代による価値観の違いもそれに近いものがあるかもしれませんね('_')かつては日本でも少し前まで、自分の時間も何もかも犠牲にして、あくせく会社のために家族のために働くことが美徳とされていました。今では考えれないような労働時間、パワハラが当たり前だった時代。
もしかすると、自己を失うことで苦難や理不尽から自分を守りながら社会に順応していた人も少なからずいたかも…そして、それは彼らにとってはその世界で生きていくための防衛術であり、救済、解放だったのかもしれない… ちょっと違うかw 

キャスト

  • フローレンス・ピュー(ダニー・アーダー:主役)
  • ジャック・レイナー(クリスチャン・ヒューズ:彼氏)
  • ウィリアム・ジャクソン・ハーパー(ジョシュ)
  • マーク(ウィル・ポールター)
  • ヴィルヘルム・ブロングレン(ペレ:ホルガに誘ってきた友人)
  • アーチー・マデクウィ(サイモン)
  • エローラ・トルキア(コニー)
  • ダン(ビョルン・アンドレセン:ホルガの老人)

スタッフ

監督:アリ・アスター

脚本:アリ・アスター

製作:ラース・クヌーセン(デンマークの映画プロデューサー)、パトリック・アンデション(スウェーデンの映画プロデューサー)

最後に一言

見れば見るほどメイキング映像のついてる豪華特典BOXが欲しくなる…。そしてアリアスター監督、今後の作品も大注目ですね~

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  • この記事を書いた人

アオリンゴ

会社員|大阪在住|映画鑑賞と読書が趣味で、とくに大好きなホラー映画を掘り下げたい「にわか研究員」です。まだまだ観たことのない作品も多く更新はノンビリです。

-サイコスリラー
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