Netflix シチュエーションスリラー

「ソウ -SAW」(2004)考察&レビュー:伝説のデスゲームシリーズの始まり

2022年10月28日

ゲームをはじめよう

伝説のデスゲームシリーズの始まり「ソウ -SAW」(2004)
上映日:2004年10月30日 製作国:アメリカオーストラリア

ここがポイント

低予算にも関わらず、綿密に計算されたプロットやストーリー、そして話題性のあるゲーム×残虐描写のアイデア勝ちで成功を勝ち取った本作。ホラーファンならずとも1度は観ておきたい作品。目覚めると見知らぬバスルームにいる男2人。中央には謎の死体。ここから脱出するにはどうすればいいのか?そして、彼らが選ばれた理由とは…?

Aoringo

Netflixにてあらためて鑑賞(^^)/

「ソウ」について

『インシディアス』、『死霊館』、『アクアマン』などのジェームズ・ワン監督、そして後にメガホンをとるリー・ワネルが脚本の作品で、シリーズ第1弾。冒頭のシーンは印象的であり、他の映画作品でオマージュされたりもしています。

目覚めると見知らぬバスルームにいる男2人。中央には謎の死体。ここから脱出するにはどうすればいいのか?そして、彼らが選ばれた理由とは…?

低予算にも関わらず、綿密に計算されたプロットやストーリー、そして話題性のあるゲーム×残虐描写のアイデア勝ちで成功を勝ち取った本作。ホラーファンならずとも1度は観ておきたい作品

制作とプロット

当初は2001年に執筆されましたが、ジェームズ・ワンリー・ワネルの母国であるオーストラリアでの製作に失敗したため、ロサンゼルスに渡ることに。プロデューサーを惹きつけるために、まずは脚本のワンシーンを使った同名の低予算短編映画を撮影しました。

これが功を奏し、2003年にはエボリューション・エンターテイメントのプロデューサーがすぐに決まり、ホラージャンルの制作レーベル、ツイスト・ピクチャーズも設立されます。そうして本作「ソウ」は、120万ドルという少ない予算で、また18日間という超短期間で撮影されました。

「ソウ」を観た感想(ネタバレなし)

saw

20年近く経っても最高に名作

ソウって見るん3回目なんですが、これまでちゃんと観てたのか?っていうくらい内容を覚えてなかったです。人間の記憶って曖昧だ〜(わたしの脳の問題かも)

「ソウ」といえば、デスゲーム残虐グロい怖いといったホラー映画としてはこれ以上ない賛辞を浴びてきた作品であり、ホラー映画ならずとも多くの人が鑑賞経験ある名作の一つでしょう。

何よりも、この映画は当時超低予算&18日間という短期間で制作され、結果的に世界的超大ヒット。金をかけりゃいいってわけじゃない、を叩きつけた作品であり、今やハリウッドの超売れっ子監督になったジェームズ・ワンの出世作でもあります。また、「映画を撮るための時間とお金がなかったために、より硬質で荒っぽいスタイル」になり、それが最終的にこの映画の美学となった、とジェームズ・ワン自身が後に語っています。

「ソウ」はその残虐性が高い描写から「グロい映画」みたいなイメージが先行している節もありますが、サスペンスとしてもめちゃくちゃ楽しめますし、ジグソウという魅力的なサイコキラーに、ビリー人形という人気マスコットも登場、あらゆる魅力がいっぱいの奥深い作品なのであります…

あらためて鑑賞してしみじみ思いました(^^)/

そんなにグロくない

そして、この1作目は年齢制限もR15でわりとゆるめだったんですね(ちなみに2以降はR18制限になります)。確かに改めて見ると全然グロさないと感じるのはきっと「テリファー」観た後だからかもしれない(^^)/笑

ちなみにアダム役で出演してるのは脚本を担当したリー・ワネル先生。現在では「透明人間」「アップグレード」など監督としても活躍し、「インシディアス」シリーズではスペック役でレギュラー出演し、俳優としてもキャリアを重ねてる。私はリー先生の演技がすごく好きなのです。

「ソウ」は1つの部屋から脱出できるかどうか、みたいなシチュエーションスリラーですが、回想シーンやゴードンの家族の映像などもあるので映像飽きは全くないです。そしてずっと観ていた景色に私達自身も試されていたなんて、誰が思いもしたでしょう。

やっぱりサイコー(^^)/

「ソウ」を観た感想(ネタバレあり)

※ご注意ください。
この先はネタバレを含みます。

ゲーム・オーバーの理由

本作でゲームに参加させられた人物のうち、生き残ったのは別のシーンで頭に拷問具を装着された薬物中毒者のアマンダだけでした。彼女は指示通り、目の前で倒れている男の腹から鍵を探し出しゲームをクリアします。(男は実は生きていたわけですが)

では、バスルームの2人はなぜゲーム・オーバーになってしまったのか…。

アダムのテープには「お前はつまらん人生を送ってきて哀れだ、抜け道を探せ」というメッセージが。そしてゴードン先生のテープには「6時までにアダムを殺せ、ヒントはあちこちにあるで」というメッセージでした。

そして、中盤に真犯人だと思われたゼップですが、彼もまた被害者の一人であり、彼に課されたゲームは「解毒剤を得るために、とある条件が満たされなかった場合はゴードンの妻と娘を殺せ。そうすればゲームクリアで解毒剤ゲット」というもの。そして、その〈とある条件〉が、ゴードン先生がアダムを殺すことだったわけです。(多分)

だからゼップはまるで犯人かのようにモニターで彼らを見張っていたし、アリソンがゴードン先生に電話をしたときもゴードンがアダムを信用せず殺すように差し向けた…のかな?このへんはちょっとよくわからない。そしてタイムリミットの6時を迎えたけど、ゴードン先生はアダムを殺すことが出来なかった。そして、ルールに従ってゼップはゴードン先生の妻と娘を殺そうとしたけど、まさかの抵抗、そしてタップ刑事の到着により殺害できなかった。

ここで母子を殺害できなかったゼップがバスルームに向かってゴードン先生を殺そうとしたところが私には分からなかった…。どっちみち死ぬから殺そ!ってこと?結局ゼップは毒が体に回りきる前にアダムに殴り殺されてしまった。そして、ゴードン先生はアダムを殺すことができなかったので、失血死をまぬがれていたとしても、結局は死ぬ運命だったんだろう。

そして、そのままなら生きて戻れたはずのアダムは、バスタブにあった鍵をフタを抜くことで流してしまっていた…結果、ゲーム・オーバー。なんか細かい部分説明ができるほど理解できてないところもあるけど、おそらくそれぞれのゲームの顛末はこういうことなのか、と思っています(自信なさげ)

モンスターの誕生

それにしても、ラストシーンでジグソウが起き上がるシーンはすごいですね。新たなサイコキラーモンスターがムクムクと生まれ出るようなあの演出はすごいとしか言えない。単純に驚きだけじゃなく、そういう謎の興奮がある最高にいいシーンです(^^)/

「ソウ」概要

Aoringo

そんなわけで、レビューのために久しぶりに「ソウ」を何周も観てしまいました。

何回観ても難解(^^)/

研究員・ゾビ子

予告トレーラー

あらすじ

猟奇殺人鬼が命の大切さを学ばせようと、命を粗末にしている二人を拉致する。二人は生き残りをかけたゲームに参加させられ、助かるためには戦うか、さもなくば殺されてしまうという…。

スタッフ

  • 監督:ジェームズ・ワン
  • 脚本:リー・ワネル
  • 原作:オリジナル
  • 主題歌:ー
  • 製作:エボリューション・エンターテイメント
  • 配給:アスミック・エース(日本)

キャスト

アダム・フォークナー役リー・ワネル
出典:IMDb
ローレンス・ゴードン役ケイリー・エルウィス
出典:Wikipedia
デイビッド・タップ刑事役ダニー・グローヴァー
出典:Wikipedia
ジョン・クレイマー(ジグソウ)役トビン・ベル
出典:IMDb
  • スティーブン・シン ― ケン・レオン刑事役
  • ディナ・メイヤー ― アリソン・ケリー刑事役
  • モニカ・ポッター ― アリソン・ゴードン役
  • マッケンジー・ヴェガーダイアナ・ゴードン役
  • マイケル・エマーソンーゼップ・ヒンドル ほか

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アオリンゴ

会社員|大阪在住|映画鑑賞と読書が趣味で、とくに大好きなホラー映画を掘り下げたい「にわか研究員」です。まだまだ観たことのない作品も多く更新はノンビリです。

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