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ホラー映画の歴史【1895〜1979年】

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ホラー映画の歴史【1895〜1979年】

ホラー、スリラー、サスペンス…ジャンルは様々だが、ホラー映画に分類されることがある作品は、いずれも観るものを不安にさせ、心理的に宙吊りにさせる。

そんなホラー映画にはどんな歴史があるのか?
この記事ではホラー映画の起源からこれまでの歴史についてまとめてみたいと思います。

アイキャッチ画像には1978年とありますが、後に1979年『エイリアン』を追加しました。

ホラー映画の歴史

ホラー映画の歴史は、映画そのものの歴史といっても過言ではないと言われいるほど、人は昔から恐怖の探求をひたすらに続けてきたようです。

そもそもの映像としてのホラー映画は、エジソンが発明した覗きからくり式のキネストスコープ、その中に1895年の『メアリー女王の処刑』があります。

これはスクリーンに映し出される通常のシネマとは少し違うため、ホラー映画の起源を語るときには諸説あることになってしまいます。しかし、現代どうでしょう。ビデオスルー(DVDスルー)と呼ばれる、スクリーンで上映されなくてもアカデミー賞にノミネート、または受賞した作品もあれば、ここ数年は配信オンリーの映画が高い評価を受けることも珍しくなくなりました。

映画の鑑賞媒体はスクリーンのみならず多様化しています。それならばひとつの起源である、からくり式のキネストスコープもまた、立派な映像媒体のひとつといえるのではないでしょうか(^^)

なのでこの記事では、ホラー映画の起源を『メアリー女王の処刑』からとして探っていきたいと思います!

ホラー映画の歴史

起源〜1970年代まで

1895年
『メアリー女王の処刑』

アメリカの映画監督アルフレッド・クラークが手掛けたこの作品が、ホラー映画の起源と言われています。たった14秒の映像でありながら、首を切られるさいに役者を人形に差し替える手法は映画史上初めてのトリック撮影とも語られているそうです。

1920年
『カリガリ博士』

スクリーンに映し出される映画という形でいうならば、ドイツの映画監督ロベルト・ヴィーネが手掛けた『カリガリ博士』こそがホラー映画の祖という説も。

1922年
『吸血鬼ノスフェラトゥ』

ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』を、ドイツの映画監督F・W・ムルナウが映画化した本作は、怪優シュレックの強烈な怪演でモンスター恐怖映画の起源であるといえます。ネガ反転やコマ落としなどの技法を使って不気味さと恐怖感を描き出す異色のホラー作品となりました。

1925年
『オペラ座の怪人』

ガストン・ルルーの同名原作を映画化したもの。怪人メイクは主演映画では特殊メイクが定番であった俳優ロン・チェイニーが自ら行っています。

1931年
『フランケンシュタイン』

フランケンシュタイン博士が生み出した悲しき人造人間の物語。モンスターを演じたボリス・カーロフは、ユニバーサル作品を中心に1960年代末まで多くのホラー映画に主演。ホラー映画の分野における大スターです。

『魔神ドラキュラ』

ブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」の正式な映画化である本作はヘルシング教授とロンドンで対決します。演じたベラ・ルゴシはフランケンシュタインを演じたボリス・カーロフと並び、戦前のユニバーサル映画を代表する大スター。

1941年
『狼男』

世界各地に散らばる“人狼伝説”をヒントにした作品。

1951年
『遊星よりの物体X』

ハワード・ホークスプロデュースによるSFホラーの古典。後にジョン・カーペンターによってリメイクされています。

1954年
『大アマゾンの半魚人』

半魚人の造形の美しさが非常に人気が高いと言われるモンスター映画の金字塔。

1960年
『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』

謎の人食植物をめぐる大騒動で、登場人物はマザコンの花屋店員、サディストの歯科医、マゾヒストの患者などといった奇妙な人々。2日間で撮影された超低予算にもかかわらずカルト的な人気を得た「怪作」。

『サイコ』

アルフレッド・ヒッチコック監督による本作は”サイコホラー”というジャンルを確率させた伝説の作品。シャワーシーンの絵コンテは商業デザイナーのソール・バスが手掛けました。BGMも印象的。

1963年
『鳥』

アニマルパニック映画というジャンルを打ち立てたアルフレッド・ヒッチコック監督の本作。

1965年
『反撥』

名匠ロマン・ポランスキーが、若きカトリーヌ・ドヌーヴを主演に迎え手掛けたスリラー映画。

『ハエ男の恐怖』

後にデヴィッド・クローネンバーグ監督がリメイクした(「ザ・フライ」)、SF怪奇映画の名作。原作はジョルジュ・ランジュランの小説「蝿」。ハエ男のマスクを手掛けたのは、エクソシストで有名な特殊メイクアーティスト、ディック・スミス。

1968年
『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』

ホラー映画の巨匠ジョージ・A・ロメロが手掛けた、ゾンビ映画の祖でもありホラー映画史で外すことのできない超名作。現代のゾンビ映画の基本の全てがすでにこの作品で完成しているといっても過言ではありません。

『ローズマリーの赤ちゃん』

ロマン・ポランスキー監督のハリウッド進出処女作。ホラー映画でありながらスタイリッシュな主人公のファッションなどが見もの。公開翌年にポランスキー夫妻は謎のカルト集団に殺される事件が起き、そういう意味でもホラー映画史に強く刻まれている作品。

1974年
『エクソシスト』

70年代、全世界を恐怖のどん底にたたき込んだ、ウィリアム・フリードキン監督のオカルトホラー映画。撮影時フリードキン監督は役者を-30度の凍える中で撮影させ白い息を演出したそうです。

『悪魔のいけにえ』

ホラー映画における殺人鬼の代表といえばフェイスレザー。ざらついたフィルムの中で淡々と惨殺されていく気持ち悪さは現代においてもかなり怖い。

1975年
『ジョーズ』

当時弱冠27歳だったスティーブン・スピルバーグ監督の名を世に知らしめたパニック・ホラー。ジョン・ウィリアムズ作曲のテーマソングも印象深い。

1976年
『オーメン』

悪魔の数字”666”で知られる、オカルト・ホラーの代表作。

『キャリー』

ホラーの巨匠スティーブン・キング原作をブライアン・デ・パルマ監督が手掛けた大傑作ホラー。サイキック能力のある悲しい少女の恐ろしい顛末を描く。

1977年
『サスペリア』

「けっして一人では見ないでください」のキャッチコピーが話題となった、ホラー映画の巨匠ダリオ・アルジェント監督による不朽の名作。

1978年
『ハロウィン』

マスク姿のブギーマンが有名なジョン・カーペンター監督の出世作。後にヒットする「13日の金曜日」はハロウィンのヒットに続けと製作された。

『ゾンビ』

言わずとしれたジョージ・A・ロメロ監督によるホラー映画の金字塔。”ゾンビ映画”というジャンルを確立し、同時に社会風刺や問題提起も織り込まれている、なかなかに深い作品でもあります。

1979年
『エイリアン』

リドリー・スコット監督によるSFパニックホラーの代表作。エイリアンの特殊メイクビジュアルは現代も語り継がれる芸術。猫が後ずさりすることで恐怖を表現する手法が逸脱だと言われています。

いかがでしたか?
ホラー映画の歴史、前半はここまでです。こうやって見てみると、ホラー映画いうか、映画の歴史ってまだまだ短いような気もしてきますね。

映画の世界は常に日進月歩!ホラー映画も表現やジャンル細分化など、どんどん進化してますが、恐怖の根源的なものは今も昔もたいして変わらないようにも思えます。

また、怖いけど覗きたい人間心理もまた同じかも。時代を問わず人は積極的に怖がりたがる生き物。天敵のいない人間にとって、多少なりとも恐怖を感じることは本能が必要としてるのかもしれないですね…?

参考

この記事を書くにあたって参考にした雑誌 全ページカラーで70年〜80年代のホラー映画をたっぷり楽しめるビジュアルブックです、超おすすめ!!!

では「ホラー映画の歴史」後半はホラー映画全盛期を迎える1980年からスタートです!ではでは〜〜〜

\後編はこちら!/
ホラー映画の歴史【1980〜現代】
ホラー映画の歴史【1980〜現代】
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ABOUT ME
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にわかホラー研究員
関西在住。ホラー映画を見たりホラーに関することで興味が出たものをマイペースに調べたりしてブログ記事にしています。いろんな映画を観るよりは好きな作品やシリーズを掘り下げるのが好きです。もっぱら在宅シネマ―で動画配信サービス&BS/CS録画で楽しんでます。
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