【2023年徹底調査】本当に怖いホラー映画おすすめ20選!もっとも多く紹介されてる作品はこれだ!
こんにちは!アオリンゴです。
今回はついに当研究所でも「本当に怖いホラー映画」の調査に踏み切りました。
ネットや書籍でオススメされる「本当に怖い映画」ってバラバラじゃないですか?結局のところ、本当に怖い映画ってどれなんだ!って思ってる人も少なくないはず。
そんなわけで、今回はネットで紹介されてる怖い映画20記事分と、私の所有している怖い映画特集の本を洗いざらい、調査してみました!
調査の中で、ラインナップにあがったホラー映画のタイトル数はなんと358作品!この中から、どの作品が最も多く「本当に怖い映画」として紹介されているのか、徹底的に調べていました。
調査方法は、
①怖いホラー映画を紹介しているネットの20記事からカウント
②怖い映画を特集している書籍5冊からカウント
今回のランキングに当研究所の趣向は一切入ってない客観的な結果になっています。
「全然怖くないよこれ!」みたいな作品があるかもしれませんが、それもひとつの結果ですのであたたかく見守っていただけますと幸いです。
それでは、20位から順にご紹介します。
本当に怖いホラー映画20選
ミザリー(1990)
本当に怖いホラー映画として『ミザリー』が9回紹介されていました。
スティーブン・キングが1987年に発表した同名小説を原作としたロブ・ライナー監督による1990年のサイコホラー映画です。キャシー・ベイツ演じる狂気に満ちた熱烈なファンに監禁される主人公を描いています。
この映画でキャシー・ベイツはアカデミー主演女優賞を受賞。ホラー史上においても印象的なキャラクターの一人となりました。
暴力やグロテスクな描写に頼らず、緊張感や恐怖を与えるという点で、他の無数のホラー映画に影響を与えたと言われています。
キング原作のスリラーでは最高の出来ともいわれている本作です。
残穢 住んではいけない部屋(2016)
本当に怖いホラー映画として邦画の『残穢 住んではいけない部屋』が同じく9回紹介されていました。
小野不由美の小説「残穢」が原作、中村義洋監督による2016年公開のオカルトホラー映画。読者からの手紙を元にした作品を執筆している怪談作家の主人公のもとに、あるマンションで暮らす女子大生性から手紙が届きます。それによると、自室で起こる怪現象に悩まされているという内容。好奇心のまま調査に乗り出す主人公でしたが、その部屋を後にした住人はみんな自殺や事故で亡くなっていたのです。部屋に隠された過去、そして真実とは…。
直接的な恐怖演出というよりはミステリーの側面が強いホラー。
オーメン(1976)
本当に怖いホラー映画として『オーメン』が同じく9回紹介されていました。
オーメンはリチャード・ドナー監督による1976年のオカルトホラー映画です。ホラージャンルの古典のひとつとされる本作は、6月6日6時に産まれた悪魔の子供ダミアンと、ダミアンの正体を探ろうとする外交官の父を描いています。
この映画は、宗教と信仰、特に反キリストと黙示録の到来をめぐるキリスト教神話をテーマにしています。アカデミー賞では2部門にノミネートされ、作曲賞を受賞しました。
結局最後まで事実はどうなのか、観客に委ねられているぶん観る者によって最後の怖さが異なる多面的な面白さが不動の名作の所以でしょうか。
ジェーン・ドウの解剖(2016)
本当に怖いホラー映画として『ジェーン・ドウの解剖』が同じく9回紹介されていました。
アンドレ・ウーヴレダル監督による2016年製作のオカルトホラー映画。検死官の親子が、とある身元不明女性の検死を行うことになりますが、遺体を調べ始めると、女性の死が当初考えられていたほど単純ではなかったことが示唆されはじめます。検死が進むにつれ、不穏で不可解な所見が明らかになり始め恐ろしい結末が待っています。
特にきしみ音、衝撃音、ささやき声などを使って緊張感と恐怖を巧みに演出し、恐怖感を増幅させる効果は逸脱!
個人的にベスト3にいれたいくらい怖かった映画です。検死×オカルトは定番のように思えながら、ありそうでなかった展開に驚きました。
クワイエット・プレイス(2018)
本当に怖いホラー映画として『クワイエット・プレイス』が同じく9回紹介されていました。
本作はジョン・クラシンスキーが監督し、実の妻エミリー・ブラントと共に出演も務める2018年製作の、音に反応し人間を襲う“何か”によって人類が滅亡の危機に瀕した終末の世界を描いたホラー映画です。その世界で生き残るため奮闘するアボット一家を描いています。
沈黙がキーワードなだけあり、映画自体も沈黙と最小限のセリフのみ。映画全体が極度の緊張に包まれた作品です。
全世界で3億4千万ドル以上の興行収入を上げ、アカデミー賞の音響編集賞にノミネートされました。
声を出してはいけない極度の緊張とストレスが恐怖な一風変わったホラー映画です。
呪怨 劇場版(2003年)
本当に怖いホラー映画として邦画の『呪怨 劇場版』が同じく9回紹介されていました。
清水崇監督によるホラー映画。2003年に公開され大ヒットしました。「リング」に並ぶジャパニーズホラー史上欠かせない存在価値のある名作。いわくつきの物件に知らず知らず越してきた徳永家。しかし、そこには恐ろしい存在が棲みついていて家族を恐ろしい超常現象が襲います。
じめっとした日本式ハウスホラーの金字塔。登場する伽倻子と俊雄も、「リング」の貞子と並び日本を代表するホラーアイコンとして定着しています。
個人的にはパンいち姿の俊雄に爆笑した記憶がありますが改めて見たら日本の家だけに没入感がすごくてめちゃくちゃ怖かったです。
エスター(2009)
本当に怖いホラー映画として『エスター』が10回紹介されていました。
ジャウム・コレット=セラ監督による2009年のスリラーホラー映画。とある夫婦が娘を亡くした後、エスターという9歳の少女を養子に迎えることを決意しますが、彼女が来てから不穏で暴力的な出来事が次々と起こります。
この映画は見かけによらない子どもの予想外の行動に、観客たちも宙吊りにされながら、最後に驚くべき結末をもたらす、良質なサイコサスペンススリラーです。
個人的にも本当に怖かった映画のひとつ。原題”Orphan”は養子という意味だそうです。
エクソシスト(1974)
本当に怖いホラー映画として『エクソシスト』が同じく10回紹介されていました。
W・P・ブラッティの同名ベストセラー小説をもとに、少女に取り憑いた悪魔と神父との闘いを「フレンチ・コネクション」のW・フリードキン監督が鮮烈に描写。悪魔のせいで様子が豹変し、すさまじい形相で冒涜的なせりふを連発する少女役、L・ブレアの姿が一躍論議を呼び、世界中に一大オカルトブームを巻き起こしました。ディレクターズカット版では、削除されたラストの会話場面など、約15分の未公開シーンを復活させて盛り込み、さらなる論議を呼びました。
アカデミー賞10部門にノミネートされ、2部門を受賞し、全世界で4億4千万ドル以上の興行収入を記録しました。
何度見ても怖い!しかし怖いだけでなく映画としても実によくできていて、何度見てもおもしろい。スパイダーウォークをはじめとする象徴的なホラー演出の数々は有名すぎるほど。
ゲット・アウト(2017)
本当に怖いホラー映画として『ゲット・アウト』が同じく10回紹介されていました。
ゲット・アウトはジョーダン・ピール監督による2017年のhごらー映画。アフリカ系アメリカ人の青年クリスが、白人の恋人ローズと一緒に、彼女の家族へ会いに行きますが、母親からの催眠術や洗脳、ひったくりを含む邪悪な陰謀など不穏なことが続き、事態は急速に恐ろしい方向へ進んでいきます。
この映画は、ホラー要素を用いて、アメリカにおける人種差別、文化的流用、白人至上主義というテーマを探求しています。
アカデミー賞4部門ノミネート、オリジナル脚本賞受賞を含む数々の賞を受賞しました。
社会風刺の効いた新感覚ホラーは当時話題に。直接的な怖さではなく、心理的に追い詰められる逃げ場のない感覚が怖い!ジョーダンピールの作品は深い考察が楽しめます。
リング(1998)
本当に怖いホラー映画として邦画の『リング』が同じく10回紹介されていました。
リングは1988年に公開された中田秀夫監督のホラー映画で、原作は鈴木光司の同名小説です。某テレビ局のディレクターである浅川玲子は、都市伝説にまつわる取材の中で、見た者を1週間後に死に至らしめる「呪いのビデオ」について知り、調査を進めていきますが、そのうちに恐ろしい怪奇現象に見舞われていきます。
国内で興行収入10億円の大ヒットし、その後ハリウッドでもリメイクされ、ジャパニーズホラーの火付け役となりました。
我が国を代表するホラーアイコン、貞子爆誕の本作はホラー好きならマストです。90年代邦画ホラーは独特の雰囲気があって怖いものが多いですよね。
イット・フォローズ(2014)
本当に怖いホラー映画として『イット・フォローズ』が同じく10回紹介されていました。
本作は、デヴィッド・ロバート・ミッチェルが脚本・監督を務めた2014年のホラー映画です。マイカ・モンロー演じるジェイという10代の少女が、性的接触によって感染する呪いの犠牲者となる姿を描いています。
行く先々で変幻自在の存在が執拗に付きまとい始め、彼女は生き残るためには呪いを誰かに伝えるしかないことにすぐに気づきますが…。
まさに”新感覚ホラー”、最後までそれの正体がわからない置き所のない気持ち悪さもB級ホラーとしては最高におもしろかったです。
アス(2019)
本当に怖いホラー映画として『アス』が同じく10回紹介されていました。
ジョーダン・ピールが脚本・監督を務める2019年のホラー映画。自分の家族とまったく同じ姿の家族が目の前に、無言で現れて襲ってくる恐怖たるや、置きどころのない気持ち悪さ、異様さはゲット・アウトも凌ぐものがあったと感じます。
アイデンティティ、階級、社会の分裂というテーマを探求しながら、不穏な恐怖とサスペンスを提供しています。
「自分のアイデンティティ」という深層心理にグイグイ踏み込んでくる怖さがたまらないです…
ミッドサマー(2019)
本当に怖いホラー映画として『ミッドサマー』が同じく10回紹介されていました。
本作はアリ・アスター監督による2019年のホラー映画。フローレンス・ピュー演じるダニを含むアメリカ人の友人たちが、90年に一度しか開催されない夏祭りに参加するため、スウェーデンを訪れる様子を描いています。
閉ざされたコミュニティの中で起こる祭りをはじめとする一連の出来事、そして一切暗くならない白夜の景色の中で観客すらも異常な秩序の中に引き込まれていく恐怖があります。
サウンドトラックがこれまた独特で吸い込まれるように見入ってしまいます。
ミスト(2007)
本当に怖いホラー映画として『ミスト』が11回紹介されていました。
ホラー小説の王様S・キングの傑作中編「霧」を、「グリーンマイル」のF・ダラボン監督が映画化したホラーサスペンス。小さな町を奇妙な霧が包んでいく物語で、その霧から逃げるように地元のスーパーマーケットに人々が閉じ込められるというものです。
初公開時の興行成績は良くありませんでしたが、その後カルト的な人気を博し、スティーブン・キングの作品をより良く映画化した作品のひとつとされています。
極度の緊張感をもたらすサバイバル感の強いホラーでありながら、愛する人を守るためにどこまでやるかというテーマもあります。
シックス・センス(1999)
本当に怖いホラー映画として『シックス・センス』が同じく11回紹介されていました。
本作は、1999年に公開されたM・ナイト・シャマラン脚本・監督のサイコスリラー映画。死者が見え、死者と交信することができる8歳の少年コールが、恐ろしい幻影に悩まされるのを児童心理学者のマルコム・クロウが助けようとする物語です。
サスペンスフルな雰囲気と筋書きのひねり、そしてコールを演じたヘイリー・ジョエル・オスメントの象徴的な演技で知られています。アカデミー賞では作品賞を含む6部門にノミネートされ、オリジナル脚本賞を受賞しました。
絶対に結末を知ってはいけない、シャマラン監督の名前を世に知らしめた作品。
死霊館(2013)
本当に怖いホラー映画として『死霊館』が13回紹介されていました。
「ソウ」シリーズの監督ジェームズ・ワンがてがけた本格王道ホラー!グロい映画を作るだけじゃなく、実話をもとにした本作では実際の事件関係者にインタビューを重ね、「作り物」ではない臨場感を追求!これで名実ともにホラー映画監督の地位を揺るぎないものにしました。
ロードアイランドの農家に引っ越してきたペロン一家が、一連の不穏で不可解な超常現象を体験し始め、超常現象調査員、エド&ロレイン・ウォーレン夫妻に助けを求めますが、そこには恐ろしい存在が。
オーソドックスなクラシックホラーでありつつ、観客に新鮮な演出や驚き、大きな恐怖を与えた本作は大成功し、シリーズ化しています。
私は最後に泣いてしまいました。悪魔の本質を問いかけられる、怖いだけじゃないホラー映画の奥深さを感じた作品です。
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017)
本当に怖いホラー映画として『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』が同じく13回紹介されていました。
スティーブン・キング原作の本作は、1990年にテレビ版が放送されたもののリメイクで、前編である本作と後編の「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」で成り立っています。
少年たちとペニーワイズとの戦いを恐ろしくも勇敢に描く物語はまさにジュブナイル・ホラーの金字塔といえるでしょう。
今回の4位ランクインは純粋な怖さ以上に日本において22億円の興行収入を記録したホラー映画では稀な大ヒット作だったことも影響している気がします。
恐い映画として上位にきてますが、個人的にはホラーが苦手な人でも比較的楽しめるのではないかと思います。
悪魔のいけにえ(1974)
本当に怖いホラー映画として3番目に多くネット記事や書籍で紹介されていたのは、『悪魔のいけにえ』でした。
本作は、ホラー映画史の中で最も影響力のある作品の1つとされています。トビー・フーパーが監督したこの古典的なスラッシャー映画は、人間の皮膚で作ったマスクをかぶった食人一家に脅されて殺される若者たちを描いています。低予算とユニークな編集スタイルにより、瞬く間にカルト的な人気を博し、今日までその人気は根強く、続編(前日譚)も製作されています。
また、現代のホラー映画製作者に大きな影響を与えた作品として挙げられ、そのグロテスクな演出はスラッシャーというジャンル全般を定義するのに役立ったともいわれています。
ざらついた映像、意味の分からない残酷な殺戮、本当に気味が悪くて何回見ても怖いです!
ヘレディタリー/継承(2018)
本当に怖いホラー映画として2番目に多くネット記事や書籍で紹介されていたのは、『ヘレディタリー/継承』でした。
本作は、アリ・アスター監督、トニ・コレット、ガブリエル・バーン、アレックス・ウルフ出演の2018年のホラー映画です。幸せな4人家族に隠されたある秘密、それをまだ家族のだれも知りません。祖母の死に対処しようと奮闘し、恐ろしく暗い秘密を暴くグラハム一家の姿を描いています。
始まりから終わりまでずっと不気味で、ちゃんとしっかり雰囲気を溜めてジワリと恐怖心を煽ってからのめちゃめちゃ怖いシーンぶっこんできます。
娘役のミリー・シャピロの個性的なビジュアルと存在感、たまらないです。
シャイニング(1980)
本当に怖いホラー映画として最も多くネット記事や書籍で紹介されていたのは、『シャイニング』でした。
スティーブン・キングの同名小説を基にスタンリー・キューブリックが監督したサイコホラー映画。恐怖、サスペンス、ホラー、そして畏敬の念を呼び起こし、すべての感情が何十年にもわたって視聴者を魅了し続けています。かつて惨劇のあったホテルを舞台に次々と起こる超常現象、そして徐々におかしくなっていくジャック・ニコルソン演じる主人公が観る者を美しい映像と狂気の中に誘い、妻役シェリー・デュヴァルの怯える演技がさらに恐怖を際立たせています。
まさに”美しき狂気”。この独特な世界観と怖さは何度見ても飽きません!
まとめ
というわけで、ランキングBEST10は以下のようになりました!
- シャイニング(1980)
- ヘレディタリー/継承(2018)
- 悪魔のいけにえ(1974)
- IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017)
- 死霊館(2013)
- シックス・センス(1999)
- ミスト(2007)
- ミッドサマー(2019)
- アス(2019)
- イット・フォローズ(2014)
- リング(1998)
- ゲット・アウト(2017)
- エクソシスト(1974)
- エスター(2009)
- 呪怨 劇場版(2003年)
- クワイエット・プレイス(2018)
- ジェーン・ドウの解剖(2016)
- オーメン(1976)
- 残穢 住んではいけない部屋(2016)
- ミザリー(1990)
首位を80年代の名作、そして次点に新しい作品がくるという面白い結果に!2つの作品には約40年の時間差があるわけですが、ホラー映画の進化、恐怖の描き方の違いを見比べるのも面白いですし、また、変わらない普遍的な共通点もあるように思えます。
1つ目の特筆すべき点は、スティーブン・キング原作の作品が『シャイニング』、『IT/イット 』、『ミスト』、『ミザリー』と4作品もランクインしていることです!さすがホラーの帝王キング!
2つ目の特筆すべき点は、ランキングの中にアリ・アスター監督の『ミッド・サマー』、『へレディタリー/継承』、そしてジョーダン・ピール監督の『アス』、『ゲット・アウト』がそれぞれ2作品ずつ入っている点。
2人ともホラー映画の監督としては比較的新しく、共に新進気鋭なこのお二人が揃って2作品ずつランクインすることは、私たちにとってホラー映画というものが進化しているのだなぁと感じます。
恐怖という感情は今も昔も変わらないのに対し、ホラーの表現方法は時代によって進化しています。より新鮮に、意外性のある表現で常に驚かせてくれるホラー映画。
そして、今回ランクインしたどの作品はどれも何回観てもおもしろい、さすがの名作揃いとなりました!個人的な評価によっては賛否あるかもしれませんが、皆さんのランキングとぜひ比べてみてくださいね(^^)/
ではでは、この記事は年内にまた更新します!
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考にした書籍
この記事をかくにあたって参考にした書籍を紹介します。
当ブログはホラー好きな管理人がにわか研究員としてホラー映画やミステリー小説などをマイペースに掘り下げているブログです。
Twitterでは新着情報とかを発信中。