京極夏彦の書籍〈妖怪研究の著作〉全まとめ
京極夏彦とは?
京極夏彦さんの小説の中で最も人気で知名度のあるシリーズ「百鬼夜行シリーズ」。「魍魎の匣」や「姑獲鳥の夏」などは映画化もされているのでご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる氏とも親交が深く、妖怪研究家としての一面も色濃い京極氏の手がける作品は、多くが「妖怪」に深く関係しています。
京極夏彦さんに関する書籍は↓の記事でまとめていますのでぜひ併せてごらんください。
この記事では、小説家としてだけでなく、妖怪研究家としても知られる京極夏彦さんによる「妖怪研究」に関する著書をまとめています。
『百鬼解読 妖怪の正体とは?』 -1999年
『姑獲鳥の夏』からはじまる京極夏彦の通称「百鬼夜行シリーズ」に登場した全ての妖怪を、該博な知識で「妖怪博士」多田克己が解読。シリーズファンの造詣を深めるとともに、妖怪初心者にも研究家にとっても必読の1冊となっています。京極夏彦オリジナル妖怪画全42点が収録されており、作家としてだけでなくイラストレーター(?)としての実力も拝見できます。
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『日本妖怪学大全』 -2003年
国際日本文化センターで開かれた共同研究「日本における怪異・怪談文化の成立と変遷に関する学際的研究」の研究成果報告論文集です。この共同研究は、日本文化史において重要な役割を果たしてきた妖怪・怪異をめぐる文化を、様々な分野から多面的・総合的に把握しようとしたもので、日本初の本格的な妖怪・怪異研究会として、開始当初から各方面の注目を集めてきました。参加メンバーにも、民俗学、歴史学、国文学などの様々な分野の研究者に加え、小説家の京極夏彦氏など、妖怪・怪異に興味を抱く人々が広く名前を連ねました。 この本では、それらの参加者の中から、二十三名の最新論文を掲載しています。どの論文にも妖怪への熱い思いが満ちあふれています。
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『怪異学の技法』 -2003年
「怪異」はどのように起こったのか、「怪異」を人々はどう受けとめたのか、そして「怪異」の背後にひそむものは何か。 現在まで歴史学研究の枠外におかれてきた「怪異」を歴史から汲み上げ正規の研究対象として読み解くことで、 浮かび上がる新たな「歴史」を探ります。京極夏彦さんの「モノ化するコト ―怪異と妖怪を巡る妄想」が掲載されています。
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『京極夏彦講演集「おばけ」と「ことば」のあやしいはなし』 -2021年
まとめ
今回は京極夏彦さんの妖怪研究に関する書籍についてまとめました。
他にも京極夏彦さんの小説やエッセイ、絵本などをまとめた記事をたくさん公開しています。
妖怪・日本の怪奇談
当ブログに掲載している日本の妖怪・怪奇談。
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