ミュージアム

サスペンス/スリラー

映画レビュー「ミュージアム」(2016年)

ミュージアム

上映日:2016年11月12日 / 製作国:日本

ココがおすすめ

人気コミックの実写化!コミック実写といえば小栗旬!被害者たちが、○○の刑というそれぞれにちなんだ設定で殺害されていく、その内容がそれぞれに残酷で楽しめるポイントです!苦悶する小栗旬くんの演技をたっぷり堪能できます〜(´ε` )

いろんな方法で猟奇的に被害者が殺されていく

原作コミックを読んだのでこちらも鑑賞しました!小栗旬くん演じる、主人公の沢村刑事連続猟奇殺人の謎を追ううちに、自身がその狂気に飲み込まれていくサスペンスサイコスリラーとなっています。

冒頭から、生きたまま犬の餌にされた被害者が発見されるシーンからはじまります。

なかなか衝撃的です。

この被害者は、後にペットを保健所に捨てたことがある事実が判明します。そのため犬にちなんだ刑に処されました。遺体シーンの直接的な映像はありませんが(チラッと見えます)、中盤で写真として映し出されます。なかなかエグいです。その次は、実家に寄生する救いようのなさそうなデブのアニオタが、「母の痛みを知りましょうの刑」に処されることに…。

生まれた瞬間を思い出せええええ!」と、叫びながら殺害されちゃいます。母の痛みを知ることってどういうこと?とわからなかったのですが、沢村刑事たちが現場に到着したときに、被害者の切り取られた遺体の一部が量りに乗せられいるのを発見します。おそらくそれは出生体重を表しているのでした。

犯行の目的とは?

こういう猟奇殺人に没頭、なかば取り憑かれるようにして追うはめになる刑事は、仕事にのめりこみすぎて家庭に問題を抱えている設定が多い気がするのですが…(ふだんから過程をかえりみず仕事してる働き者)。沢村刑事の家庭内の様子もあまり順風満帆とはいえなさそうで…

そのうち、被害者の共通点が過去に起こったとある事件の裁判であったことが判明。そこには沢村の妻も裁判員として参加していました。主人公の刑事の家族(だいたい奥さん)が、実は事件のキーパーソンだったり被害者の一人として狙われることになり危険な目に合う…ていう、わりとあるある設定へ…

働き者のパパ、涙目

その後も、「均等の愛の刑」「ずっと美しくの刑」「針千本飲ますの刑」と猟奇的な殺人が続いていくなかで、目的の見えない犯行に苛立つ沢村に、さらに追い打ちをかけるように妻が息子を連れて「あなたは刑事としては優秀かもしれないけど父親としては最低よ」と出ていってしまいます…。心配した沢村が妻の友人を訪ねますが、そこでも「なんにも知らないくせに!」とさらに激オコされてしまいます…

ちょっとかわいそうww

※ここからネタバレ要素あり

わりと早い段階で犯人の目星がついてしまい、沢村刑事が命令をシカトして犯人を追うアクション要素が強くなっていきます。原作からそうだけど、色々設定が無理ありすぎて落ち着かない感じがします。目指したいところはわかるんだけどなあー、狂気の根拠も曖昧で、ソウのようにゲーム性も中途半端…

グロい殺人現場とサイコキラーを表現したいためにとってつけたような設定感がいなめなかったです。けっきょく犯人の過去になにがあったのか、なぜそこまで沢村に固執したのか?(劇中では、家族をほったらかして心を殺したことを称賛していたが、あれくらいで心が死んでるなら世の中死人だらけやで!と突っ込むしかないw)、アートと言いつつも殺人の全てに一貫性と根拠がない。(それぞれにちなんだ刑で殺すのであれば過去の事件はなんだったのか?)などなど。

矛盾が気になって入り込めませんでした…(スミマセン)

沢村刑事の家庭なんて、はっきりいってどっちかというと幸せなほうではないですか?「ムカデ人間2」で変態サイコ殺人やってしまったマーティンくんの生い立ちに比べたら…(あれと比べるのはさすがにかわいそうか)

自分が世界一不幸です、みたいに夫を置いて家を出ていったり、子供が目の前で殺されそうになってるのに錯乱して「私が悪いの〜!コロして〜!」ってなってる嫁にイライラするし…、そんなどこにでもありそうな家庭問題になぜか固執する犯人にも「視野狭すぎ!」とイライラするし…ww 機密情報が漏れた経緯とかもいつの間にか置いてけぼりになっていたり…「ミュージアム」のわりにその要素が描かれていなかったのも残念。(せめて遺体写真を飾るとか、遺品を並べるとか狂気のミュージアム要素を期待してたけど、写真が転がってる程度のふつうの作業場って感じだった)

そんなわけでわりと酷評で申し訳ないのですが、グロ描写がそこそこ楽しめる和製サスペンス・スリラーとしてサラッと見るぶんにはじゅうぶん楽しめますし、俳優陣は実力派ばかりなので素晴らしい演技を純粋に楽しんでください!!!!

 

あらすじ

“悪魔のアーティスト・カエル男”が創造する殺人ミュージアム 雨の日に起きる連続猟奇殺人事件。犯行現場に残された謎のメモ、そして見つけられることを前提としたかのような死体。犯人はカエルのマスクを被った通称・カエル男。事件の関連性に気付いた沢村刑事が捜査を進めると、驚愕の次のターゲットが浮かび上がる。カエル男の次のターゲットとは…。犯人を追うはずの沢村が、逆に絶望的な状況に追い詰められて行く。果たして、カエル男の真の目的とは…?

シリアス度
グロ度
コメディ度

予告編

スタッフ

監督:大友啓史
原作(コミック):巴亮介

出演者

主人公:小栗旬
尾野真千子
野村周平
大森南朋
市川実日子
田畑智子
伊武雅刀
丸山智己
松重豊
妻夫木聡、ほか

最後に一言

幽子
妻夫木くんだと最後まで気づかない方が多かったようです!怪演に注目です!

 

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