【Vol.1】スティーヴン・キングが原作、映像化された映画・ドラマ作品全集1976〜1989年

数々の名作ホラー映画の原作者であるスティーヴン・キング。
スティーブン・キングは、ホラー、ファンタジー、SFなど様々なジャンルにまたがる200以上の作品を書いてきた、現代で最も多作な作家の1人です。彼のキャリアを通じて、これらの小説のいくつかは、映画やテレビシリーズとして映像化され、今日のポップカルチャーに大きな影響を与えています。
『キャリー』から『シャイニング』など彼が原作のものはもちろん、『ストレンジャー・シングス』など影響を与えたヒット作まで、スティーブン・キングの小説を基にした映画やテレビ番組は、何十年にもわたって観客を魅了してきました。この記事では、超人的な才能を持つ作家による最高の映像化作品をほぼ全て紹介します!
『キャリー』
キング初の長編デビュー作である『キャリー』は、映像化の初作品でもあります。本人も「私の作品で最も忠実に映像化されている」と絶賛。
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚本:ローレンス・D・コーエン
出演:シシー・スペイセク
『死霊伝説』(TV)
『シャイニング』
スタンリー・キューブリックが監督したサイコホラー映画。恐怖、サスペンス、ホラー、そして畏敬の念を呼び起こし、すべての感情が何十年にもわたって視聴者を魅了し続けています。かつて惨劇のあったホテルを舞台に次々と起こる超常現象、そして徐々におかしくなっていくジャック・ニコルソン演じる主人公が観る者を美しい映像と狂気の中に誘い、妻役シェリー・デュヴァルの怯える演技がさらに恐怖を際立たせています。
説明不要の名作ですがキングは原作の思惑とかなり違うということでこの映像化には否定的、後に自らメガホンをとることに。
監督:スタンリー・キューブリック
脚本:スタンリー・キューブリック他
出演:ジャック・ニコルソン
『ブギーマン』
原作タイトルは『The Boogeymen』ですが、邦題は『子取り鬼』と訳されている通り、クローゼットに潜むなにかに3人の子どもを殺された男の独白物語。『スティーブン・キングのナイトシフト・コレクション』というタイトルの中で映像化。
監督:ジェフリー・C・シッロ
脚本:不明
出演:マイケル・レイド
原作:「ナイトシフト〈1〉深夜勤務」
『クジョー』
『デッドゾーン』
交通事故により4年半の昏睡状態に陥った後サイキック能力に目覚めた男の話。
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
脚本:ジェフリー・ボーム
出演:クリストファー・ウォーケン
『クリスティーン』
〈負け犬〉のアーニーは17歳、唯一他人より優れているのは車の整備だけだった。あるオンボロ車に一目惚れし、バイトで稼いだ金を注ぎこんで手に入れた’58年型プリマス・フューリー。名はクリスティーン、だがクリスティーンはただの車ではなかった。
監督:ジョン・カーペンター
出演:キース・ゴードン
『老婆の部屋』
『チルドレン・オブ・ザ・コーン』
青年医師バートは、赴任地へ恋人とともに向かう途中、奇妙な町に遭遇した。そこでは大人の姿が全く見られず、わずかに子供たちのグループがいるだけだった。そして、トウモロコシ畑の真ん中で行なわれた子供たちの儀式によって、バートの恋人が生け贄に捕われてしまう……。
監督:フリッツ・カーシュ
脚本:ジョージ・ゴールドスミス
出演:ピーター・ホートン ほか
『ワードプロセッサー』(「フロム・ザ・ダークサイド」内)(TV)
1983年から製作されたテレビドラマシリーズの一つ。プロデュースはジョージ・A・ロメロ。1話完結編のアンソロジータイプで1988年まで4シーズン続いた。後に劇場版『フロム・ザ・ダークサイド/3つの闇の物語』が1990年に公開されている。
監督:マイケル・ゴーニック
出演:ブルース・ディヴィソン
『炎の少女チャーリー』
超能力を持つ少女チャーリーは、それゆえに政府の秘密機関に監視され、母親は殺されてしまう。父アンディはエージェントの手からチャーリーを救い出し、逃亡が始まる。2022年にはブラムハウス製作でリメイク版が公開された。
監督:マーク・L・レスター
脚本:スタンリー・マン
出演:ドリュー・バリモア
『キャッツ・アイ』
『死霊の牙』
アメリカ・メイン州の田舎町にて、満月の夜に残虐な殺人事件が連続して発生するが、その事件の犯人は狼男だった。
監督:ダニエル・アティアス
脚本:スティーヴン・キング
出演:コリー・ハイム
原作:「人狼の四季 (学研M文庫)」
『おばあちゃん』(「トワイライトゾーン」内)(TV)
テレビシリーズ『トワイライトゾーン』の第1シーズン(1985-86)で放送された第18話。11歳のジョージは体の弱い祖母と二人きりになるが、母親とその兄弟が、老人になってしまったグランマがいかに危険であるかを話し合ったことを思い出す。そして家の中からネクロノミコン、もう1冊は魔術や死者の召喚について書かれた日記が出てきて、彼は祖母が魔女であることに気づく。
原作「スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員 (扶桑社ミステリー)」
『地獄のデビルトラック』
スティーブン自身が監督・脚本を務めたザ・B級パニックSFムービー。地球に彗星が近づいた影響を受けて、地球上にある電気で動く製品が勝手に動きだす、というトンデモホラー。中でもトラックたちが大暴走して、人を殺しまくる、みたいな。最終的に、モールス信号で給油まで求めてきたところで爆笑w
Wikipediaでは暴走化したものリストもある。
監督:スティーヴン・キング
出演:エミリオ・エステヴェス
原作:「ナイトシフト〈1〉深夜勤務」
『スタンド・バイ・ミー』
1959年を舞台に文学少年ゴーディをはじめとする12才の仲良し4人組のひと夏の冒険物語。たった2日間のこの出来事が、少年たちの心に忘れえぬ思い出を残すのだった。
監督:ロブ・ライナー
出演:ウィル・ウィートン ほか
『クリープショー2/怨霊』
50年代の有害図書“ECホラーコミック”にオマージュを捧げた人気オムニバスの第2弾。前作に続き、スティーブン・キングの原案をロメロが脚本化。
監督:マイケル・ゴーニック
脚本:ジョージ・A・ロメロ
出演:ロイス・チャイルズ
『新・死霊伝説』

ひとりの人類学者が息子を連れて小さな町へ引っ越してくる。がそこはヴァンパイアの住む街だった。
監督:ラリー・コーエン
脚本:ラリー・コーエン、ジェームズ・ディクソン
出演:マイケル・モリアーティ
原作「呪われた町 下 (集英社文庫)」
『不幸のビデオ』(「新・フロム・ザ・ダークサイド」内)(TV)
「テイルズ・フロム・ザ・ダークサイド』は、ジョージ・A・ロメロが制作したアメリカのアンソロジーホラー・テレビシリーズ。英語版エピソードリストはこちら。
『バトルランナー』
1987年に公開された名作アクション映画。無実の罪を着せられたベン・リチャーズが、命がけのゲームショーに出場することになる物語。ルールは単純で、生き残るか殺されるか。リチャーズは、知恵と技術を駆使してゲームショーに勝ち残らねばならない。
監督:ポール・マイケル・グレイザー
脚本:スティーヴン・E・デ・スーザ
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー
『ペット・セメタリー』
1989年に公開されたホラー映画。ルイ・クリードとその家族がメイン州の田舎町に移り住み、ペットの猫が「ペット・セメタリー」と呼ばれる古い墓地に埋められたことから、奇妙なことが起こり始めるというストーリー。
監督:メアリー・ランバート
脚本:スティーヴン・キング
出演:デイル・ミッドキフ
まとめ
スティーブン・キングが原作を手掛けた映像作品のうち、1976年から1989年までの作品を紹介しました!『スタンド・バイ・ミー』のような普遍的な名作から、かなりカルトなB級ドラマまで本当に幅広い才能が分かりますよね。
スティーブン・キングが原作を手掛けた映像はまだまだ続きを執筆中です。最後に、今回の記事をかくにあたって参考にしたホラー特集の雑誌をご紹介しておきます。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/