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アンソロジードラマ『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』(2022)感想&考察レビュー

アオリンゴ
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アンソロジードラマ『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』-Guillermo del Toro's Cabinet of Curiosities-(2022)感想&考察レビュー
公開日:2022年10月 製作国:アメリカ

こんにちは!aoringo(@horror_apt)です。
2022年絶賛配信中のNetflixオリジナルドラマシリーズ『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』の紹介です(^^)/

ここがポイント!

「ナイトメア・アリー」、「パシフィック・リム」などを手掛けるアカデミー賞受賞監督、ギレルモ・デル・トロが贈る戦慄の物語を集めた、1話完結型アンソロジーシリーズドラマ。不気味な話や不思議な話が、最高のクオリティとスペシャルな出演者で描かれています。ハリーポッターシリーズのロン役のルパート・グリント、ウォーキング・デッドのリック役だったアンドリュー・リンカーンなど(^^)/

ドラマ『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』とは

アカデミー賞受賞監督ギレルモ・デル・トロが、Netflixのために制作したアメリカのホラーアンソロジー・ドラマシリーズ。ゴシックとグラン・ギニョールの伝統を受け継ぐモダンホラー8作品を収録しています。全8話のうち、2つはデル・トロ自身が共同執筆し、他のものは様々な映画製作者によって脚本・監督され、2022年10月25日に初公開されました。

グラン・ギニョールとは…
パリのピガール地区にあった劇場で、1897年の開館から1962年の閉館までホラー作品を中心にしていました。その名前はエリザベス朝やジャコビアン朝の演劇から現在のスプラッター映画まで、生々しくて不道徳なホラー娯楽作品の総称としてよく使われています。

このドラマの特徴は、お話が始まる前にギレルモ・デル・トロ自身がストーリーテラー(世にも奇妙な物語のタモリさん的なやつ)となって解説をしています。

研究員Aoringo
研究員Aoringo

ストーリーテラーといえば、日本人の私達にとっては「世にも奇妙な物語」のタモリさんが思い浮かぶ(今の若い人はそうでもないかも)けど、映画好きな人達であれば、そこはアルフレッド・ヒッチコックがまず思い浮かぶかもしれませんね(^^)/ギレルモ・デル・トロ自身もヒッチコックを意識してオマージュしてるのかもしれません。

全エピソード解説

注意※この先はネタバレ要素を含みます

EP 1『ロット36』

ドラマ『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』EP 1『ロット36』

ニックは、とある放置されたトランクルームの権利を買い取りました。その後オーナーとなったニックでしたが、倉庫にある家族の遺品を回収してほしいという女性の依頼を冷たく断り、彼女に南京錠だけを突き渡すのでした。

そんな折、とある亡くなった老人の倉庫の中を漁るニック。資金繰りに困り、売り物を探していた彼は、ドイツの古い降霊に使う台と悪魔召喚に関する3冊の本を発見します。

Q
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買い手のローランドは、それ以外に30万ドルの価値がある第4巻を一緒に探すよう彼に勧めました。二人は倉庫内を探し、秘密の通路を見つけます。その先にあったのは、長い間行方不明だった老人の妹の死体に封印され、召喚された悪魔が眠っている部屋だったのです。

そこでニックは第4巻を見つけますが、誤って悪魔の封印を解いてしまいます。悪魔は蠢く触手のような塊となって現れローランドを食べると、暗い倉庫の中でニックを追いかけます。鍵のかかったドアを見つけたニックは、偶然外にいたアメリアにドアを開けてくれるよう頼みますが、彼に冷たくされたアメリアは南京錠で彼を閉じ込め、ニックはそのまま悪魔に食べられてしまうのでした。

監督:ギレルモ・ナヴァロ
脚本:レジーナ・コラード、ギレルモ・デル・トロ
原作:ギレルモ・デル・トロの短編小説より

何世紀もの昔、
世界は多くの神秘に包まれ
旅ができる人は限られていた。

そこで、収集品を保管する驚異の部屋が生まれた。
集められた品々は、建物や部屋、家具などに収められた。

個人の所蔵品の中には
本や絵画をはじめ、自然な標本や、
人間が作り出した不自然な標本などがある。

ドラゴンの牙、フィジー人魚、ユニコーンの角…
それぞれには物語や背景がある。

我々が出会うのは、
鎧のような大きいものから、
鍵のように小さなものまである。

例えば、この〈倉庫の鍵〉

過去を保存し生かし続けている場所では、
人間の所業や暗い過去、罪を思い出させる

ストーリーテラーによる第1話の案内

メイン出演俳優

ニック役
ティム・ブレイク・ネルソン -Tim Blake Nelson-
ニック役
ティム・ブレイク・ネルソン -Tim Blake Nelson-
出典:Wikipedia
ローランド役
セバスチャン・ロシェ -Sebastian Roché-
ローランド役
セバスチャン・ロシェ -Sebastian Roché-
出典:Wikipedia
アメリア役
エルピディア・カリロ -Elpidia Carrillo-
アメリア役
エルピディア・カリロ -Elpidia Carrillo-
出典:Wikipedia

その他の出演俳優

  • デミトリアス・グロッセ ほか

なんとなく観始めた本作。1作目からしてクオリティが高くこの後もイッキ見しちゃいました(^^)/ストーリーは、怪しい倉庫に隠された恐ろしい真実…って感じでとくに真新しい感じではなかったけど、面白いなと思ったのは主人公がリベラルな考え方に否定的な男で、移民であるアメリアや、倉庫の管理人だった男性が黒人男性との関係性をこの約40分間の中に織り込んでいるところ。

これらの背景がなくてもストーリーの信仰に問題はないものの、さることでグッっと登場人物たち輪郭がはっきりとし、物語が奥深くなっている気がしました(^^)/あと、悪魔はネッチャリしたクリーチャーで、どっちかというとエイリアン風でしたw

この作品を観た感想
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EP 2『墓場のネズミ』

ドラマ『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』EP 2『墓場のネズミ』

マッソンは資金繰りに窮している墓荒らしです。しかし、最近は埋葬されたばかりの死体が持っている貴重な財産を、ネズミが素早く群がり持ち去っていくので、彼は恐怖を感じ、墓荒らしでの稼ぎも失敗していました。

遺体安置所を訪れ、遺体の口の中の金歯を奪おうとしたマッソンでしたが、そこである裕福な男性が明日とても豪華な装飾品とともに埋葬される予定であることを知ります。

Q
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翌日、その男性の墓を掘り起こしたマッソンでしたが、ネズミがすでに巨大な穴を掘っており、死体を地下に引きずり込んでいくのを目撃します。ネズミの後をついていくと、巨大な母ネズミに遭遇し、彼はネズミのトンネル網の中を追いかけられます。

マッソンが穴に落ちると、そこは暗黒の地下神殿でした。白骨化した遺体だらけでしたが、同時に豪華な宝飾品もありました。彼はひとつの死体からタリスマンを盗もうとしますが、死体が動き出し、宝を返せと追いかけられます。

マッソンは這ってトンネルを戻りながら、陥没を引き起こして母ネズミを殺し、追ってきた死体の動きも止めまし。そこに一筋の光が射しています。逃げ道だと思ったマッソンでしたが、たどり着いた先は棺桶の中で、光は蓋のプレートの輝きでした。生きたまま棺桶の中に閉じ込められ、生き埋めにされた彼にネズミが群がります。

その後、別の墓荒らしたちが死んだマッソンを掘り起こしますが、彼の体の中から大量のネズミが溢れ出してきたのでした。

監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
脚本:ヴィンチェンツォ・ナタリ
原作:ヘンリー・カットナー短編小説より

墓場ーー。
それは究極の収蔵庫。

古代の埋葬には、
異教の墓と聖なる墓に層が分かれ、
魔女や魔術師、聖人が眠っています。
そして、秘密や、宝も一緒にーー。

木や骨を食らうネズミたちにはとって
それは餌になる栄養豊富な場所であり、
一方、一部の人間にとっては宝庫でもある。

ストーリーテラーによる第2話の案内

メイン出演俳優

マッソン役
デヴィッド・ヒューレット -David Hewlett-
マッソン役
デヴィッド・ヒューレット -David Hewlett-
出典:IMDb
ドゥーリー役
ジュリアン・リッチングス -Julian Richings-
ドゥーリー役
ジュリアン・リッチングス -Julian Richings-
出典:Wikipedia
借金取りの男役
ナビール・エル・カフィフ -Nabeel El Khafif-
借金取りの男役
ナビール・エル・カフィフ -Nabeel El Khafif-
出典:IMDb

第2話はホラー映画の名作「CUBE」が好きな方なら唸ったのではないでしょうか。監督を同じヴィンチェンゾ・ナタリが務め、俳優にも「CUBE」出演者だったデヴィッド・ヒューレット、ジュリアン・リッチングスが合わせて登場しています(^^)/

墓荒らしという罪深きしのぎをする欲深い男にバチが当たった、みたいなお話。いくつかの遺体や地下神殿の映像はほんとにドラマなん?って思うほどクオリティが高い…Netflixの制作費どんだけーーー、とIKKOさんになりそうに。しかし、お母さんネズミがグロかったですね…ハダカデバネズミを黒くしてでっかくして、ネチャネチャにしたようなやつ。それにしても、どうしてネズミは遺体を引きずり込んでいたのだろう?暗黒教会の地下にお供えものとして?そのへんはなんか不明でした。

この作品を観た感想
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EP 3『解剖』

ドラマ『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』EP 3『解剖』

保安官ネイト・クラヴァンは、古くからの友人である解剖医カール・ウィンターズに、ある事件に関わる遺体の検死を依頼します。

その事件とは、ジョー・アレンという男が炭鉱で謎の物体を爆発させたことにより亡くなった鉱夫9人、そしてジョー・アレンが亡くなったというものでした。

Q
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クラヴァン保安官によると、ここ1ヶ月でこの地域では6人もの行方不明者が出ており、発見された遺体は鮮やかに切り刻まれているのに血液が全くないもので、これらの事件は全く解決が望めない状況でした。しかし、その事件にジョー・アレンが関与していることが判明し、家宅捜査し”謎の物体”を押収。その後、ジョー・アレンの勤務先である炭鉱に言ったところ、彼は押収した謎の物体を奪って逃走します。そして、そのまま爆発は起こったというわけです。

あの物体はなんだったのか?ジョー・アレンは何者なのか?末期がんを患うウィンターズでしたが、友人の依頼を承諾することにします。

解剖の記録をしていると、アレンの死体がよみがえり、エイリアンの寄生虫が住んでいることが判明する。アレンはその寄生虫に遭遇し、破壊を試みるが失敗する。寄生虫は感覚器官を持たず、宿主を快楽と栄養のために利用していると説明する。宿主の感覚を極限まで刺激し、宿主の意識を保ちながら、無力な宿主を内部から蝕むことに喜びを感じる。ウィンタースの癌を察知し、彼に寄生し、彼の癌を食料として補充することを計画する。アレンの体から切り離され、一時的に意識を失ったアレンは、ウィンタースの体に潜り込み始める。ウィンタースは瀕死のアレンからメスを奪う。目をくり抜き、鼓膜に穴を開け、胸に血でメッセージを書いてから喉を掻っ切る。二人の心の中で、ウィンタースは寄生虫を自分の体に封じ込めたことを明かす。胸に書かれたメッセージは、会話をすべて録音した自分の録音を聴き、自分の身体と閉じ込められた寄生虫を焼くようクレイヴンに指示する。

監督:デイビット・プライアー
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー
原作:マイケル・シー短編小説より

流れ星が 広く冷たい夜空をかけ抜けていく。
古代から続く謎の答え運んでいるのだろうかーー。

宇宙に存在するのは
果たして我々だけなのだろうか?

録音機に残る音声、そして血痕、死…
と揃えば、答えは恐ろしいほど明確です。

答えは”ノー”。

ストーリーテラーによる第3話の案内

メイン出演俳優

カール・ウィンターズ役
F・マーリー・エイブラハム -F. Murray Abraham-
カール・ウィンターズ役
F・マーリー・エイブラハム -F. Murray Abraham-
出典:IMDb
ネイト・クラヴァン役
グリン・ターマン -Glynn Turman-
ネイト・クラヴァン役
グリン・ターマン -Glynn Turman-
出典:Wikipedia
ジョー・アレン役
ルーク・ロバーツ -Luke Roberts-
ジョー・アレン役
ルーク・ロバーツ -Luke Roberts-
出典:IMDb

主演の解剖医、カール・ウィンターズを演じたF.マーリー・エイブラハムは映画『アマデウス』の音楽家アントニオ・サリエリ役でアカデミー主演男優賞を受賞している方だそうです。私は初見の俳優さんでしたが、地球外生命体との思わぬ遭遇に対し冷静に対処する、重厚感のある落ち着いたウィンターズ医師の役がピッタリの方でした(^^)/

解剖シーンはなかなかリアルでグロテスクでしたよね。検死のシーンはそのあとも、アランが自分で自分の体を解剖したり、ウィンターズ医師が自分の目と耳を潰すショッキングな映像が続いたけど、ただグロい映像を見せたいだけの作品というわけでは決してなく、数ヶ月前から続いている不審な事件の回収でもありました。Aoringo、素人ながらかなり脚本の段階で高レベルなものを求められて作られたドラマなんだろう、と驚かされます。

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EP 4『外見』

ドラマ『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』 EP 4『外見』

モテない地味で不器用な女性ステイシーは、職場の派手な女性たちのように美しくなりたいと願っていました。ある日、そんな同僚であり憧れのジーナからクリスマス・パーティーに招待されます。

喜んだステイシーは、ジーナから話題で人気の化粧水「アログロ」をプレゼントされます。シークレット・プレゼントを持参すると聞いていたステイシーは、得意の手作りの剥製をプレゼントしますが、彼女たちにとっては不評に終わります。家では、夫のキースは「君は今のままでいいんだよ」と言ってくれるものの納得できず、ジーナらに仲間外れにされた寂しさを訴えます。

Q
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自分の醜い顔に嫌気が差すステイシーは、もらったアログロを試してみますが顔中が赤くなってしまうのでした。その晩、アログロの通販番組を通じて不思議で奇妙なコンタクトがあり、肌が荒れるのは肌が変わろうとしているからだと言われ、ステイシーはアロマグロを買うことにします。

しかし、発疹は治まるどころかひどくなる一方。また、アログロのローションは人知れずボトルから溢れ出し、そのうち人型に成長していくのでした。

人形になったアログロはステイシーに抱きつき、バスタブに消えて溶けていきました。そこに全身を浸からせたステイシーを見て、気が狂ったのかと心配する夫でしたが、ステイシーはそんな彼を殺してしまいます。

ローション風呂に入ったことで、ステイシーはついに美しく生まれ変わりました。そこでステイシーは夫を剥製にしてリビングに座らせます。剥製になった夫にいつもどおり挨拶をして出勤した彼女ですが、その美しく生まれ変わった姿を見て同僚たちは驚愕します。

遂に完全に自分を見失ったステイシーは、同僚たちの賛美と浅い関係性をついに手に入れそれに酔いしれるのでした。

監督:アナ・リリ・アミリプール
脚本:ヘイリー・Z・ボストン
原作:エミリー・キャロルのWebコミック

深夜のテレビ、闇の中で声が響く。
頭にもーー。
驚異が詰まったその電子機器は、
内面と外面の境界をあいまにしてしまう

理想の自分を押し付けられて
フリーダイヤルで完璧な人間になろうとする

この機器を操作する魔法の杖
その数字が並ぶプラスチック製の杖は
一度手に取れば、ピッタリとなじみ、手放せなくなる…

ストーリーテラーによる第4話の案内

メイン出演俳優

ステイシー・チャップマン役
ケイト・ミクーチ -Kate Micucci-
ステイシー・チャップマン役
ケイト・ミクーチ -Kate Micucci-
出典:IMDb
キース・チャップマン
マーティン・スター -Martin Starr-
キース・チャップマン役
マーティン・スター -Martin Starr-
出典:Wikipedia
アログロマン役
ダン・スティーヴンス -Dan Stevens-
アログロマン役
ダン・スティーヴンス -Dan Stevens-
出典:Wikipedia

その他の出演俳優

  • カイリー・エヴァンス(ジーナ役)
  • ダイアナ・ベントレー(ジル役)
  • ショーナ・マクドナルド(キャシー役)
  • ジュリア・ジューアス(リサ役) ほか

女性の美への執着は本当に恐ろしいですね…。たしかにパッとしないステイシーだったけど、あんなに優しい夫がいたのに持たざるものに憧れすぎてあるものを見失っていく…典型的な愚かな女性の物語でした。美しく生まれ変わったステイシーは、自分に自信を持つことができ、社交的で明るくなったようでした。私も女なので理解できる部分はたしかに、ある。メイクや服装で自信がある日の自分は確かにいつもより堂々としていられるし、前髪がきまらなくて1日ブスッとテンションがあがらない日もある。

美しくなりたいだけでなく、他者の、それも男性ではなく同性からのポジティブな反応を異常に欲するのは最近のSNSの風潮を示唆している側面もありそう。とくに日本では本当の自分と大きくかけ離れた自分の虚像でSNSの世界を生きる人も少なくないかも。聞くところによると海外では、そんなSNS疲れが反発を起こして逆にピュアな自分を晒すのがトレンドになってるとかなってないとか…。

「美」を追求してホラーになる映画は多数あるけど私が思い浮かぶのはロバート・ゼメキス監督『永久に美しく…』でしょうか。美を求めるあまり大変なことになる2人の女性が主人公のコメディホラーですが、子供の頃に見て「美しくなろうとしすぎるのは醜いことなのだな」とひとつの教訓になったような気がします笑 …でも、夜中の通販番組でなぞの美容クリーム、コスメを買ったこともあるなあ…(^^)/

ステイシーを演じたケイト・ミクーチは1980年生まれ。40歳前後って、これまで当たり前のようにあった若さが失われていく微妙な年齢なんですよねえ…(グサッ)。めっちゃ分かるわ… 私はこんなもんよ、と受け入れて(諦めて?)年齢を重ねていくことを許容できれば40代以降は色々な意味で余裕もあり最高な人生が待ってるんだけど、何かに囚われると一気にホラーじみてしまう、そんな複雑なお年頃なのです。

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EP 5 『ピックマンのモデル』

ドラマ『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』EP 5 『ピックマンのモデル』

美術学校生のウィル・サーバーは、個性的な作品を描くリチャード・ピックマンと親しくなり、彼の描く悪魔や陰惨な場面を描いたおぞましい作品に魅了されるようになりました。しかし、ウィルは同時に奇妙なものを見たり経験するようになっていきました。

数年後、美術館の学芸員となったウィルは、さらに恐ろしい夢に悩まされるようになっており、一方ピックマンは売れっ子画家となっていました。ウィルは、自分の奇妙な体験がピックマンの作品によるものだと思いながらも魅了され手放せずにいるのでした。

Q
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ある夜、ピックマンはウィルの自宅を訪ねてきます。妻レベッカは過去の降霊会の体験をピックマンと分かち合えたことで彼に好感を持ちますが、彼の来訪を快く思わないウィルは彼を帰すのでした。

一方、ウィルが隠し持っていたピックマンの作品を盗み見た息子ジェームスも、恐ろしい夢を見るようになり、ウィルはピッックマンに詰め寄りました。ピックマンは、自宅に来て作品を見てほしいと懇願し、断られるも何とか承諾させます。

ピックマンのアトリエにきたウィルは、彼の作品に火をつけ、その混乱の中で誤ってピックマンを撃ってしまいます。しかし、直後にピックマンの作品が決して想像ではなく、現実の生活や未来の光景に基づいたものであることが明らかになるのでした。そして、絵の中に描かれていた悪魔が現れ、ピックマンの亡骸を引きずり井戸の中へ引きずり込みました。

翌日、ウィルは自分の美術館に燃やしたはずのピックマンの作品が全く損傷なく展示されていること、そして息子ジェームズとレベッカがそれを直視しているのを目撃して、愕然とします。彼は2人を家に送り、ガブリエルに絵画の破壊を命じました。

帰宅した彼は、絵画がレベッカをすでに狂わせたことを知ります。妻は自分の目をくり抜き、ピックマンの絵に描かれているように、息子を屠殺しオーブンで調理しているのでした。

監督:キース・トーマス
脚本:リー・パターソン
原作:H・P・ラヴクラフトの短編小説より

見たものを描くーー
これは画家の原則であるとともに、
我々は世界が何層にもあることを気付かされる。

美しさの裏には闇が潜んでいるのだ。

何を美しいと思うかは人によるが、恐怖はどうか?
恐ろしいものを目にすると、人はこう思う。
気の迷いや愚かさだとーー。

しかし、それが違ったら?
それが見たものを慎重に記録したもの、
例えば警告や、家族の未来なら…

ストーリーテラーによる第5話の案内

メイン出演俳優

ウィリアム・サーバー
ベン・バーンズ -Ben Barnes-
ウィリアム・サーバー役
ベン・バーンズ -Ben Barnes-
出典:IMDb
リチャード・ピックマン
クリスピン・グローヴァー -Crispin Glover-
リチャード・ピックマン役
クリスピン・グローヴァー -Crispin Glover-
出典:Wikipedia
レベッカ
オリアナ・レーマン -Oriana Leman-
レベッカ役
オリアナ・レーマン -Oriana Leman-
出典:IMDb

その他の出演俳優

  • シェイマス・パターソン(ジョー・マイノット役)
  • レミー・フリント(ジェームス役)
  • トーム・ヌユウス(スミスフィールド役) ほか

主演は「ナルニア国物語」でカスピアン王子だったベン・バーンズ!相変わらずイケメンですねえ(^^)/ しかし、そんなイケメンを抑えて圧倒的存在感を放ったのがピックマンを演じたクリスピン・グローヴァーでしょう!一度見たら忘れられない個性的な俳優で様々な名作に出演していますが、皆さんはどの映画が思い浮かびますか?私はやっぱり、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のジョージ・マクフライ!当時21歳とかだったんですね〜。

今回のお話はバッド・エンドもバッドエンド。息子の生首が夕食という最悪のフィナーレを迎えてしまいました…。

結局ピックマンとは何者だったのでしょう。物語内では、彼の一族は魔女裁判の前からニューイングランドに住むお金持ちで、言い伝えによると、曾祖母のそのまた曾祖母にあたるラヴィニアという女性がかつて魔女の烙印を押され、火炙りにされたと語っています。また、ラヴィニアは儀式の最中に夫を殺し、その体を魔女集会のごちそうにしたとも。そして、ピックマンの母親は、彼が子供の頃に壮絶な自殺を遂げ、父親は気が狂ってしまい、その後彼は遺産でヨーロッパを周遊していたと噂もされていました。

どう考えても、両親は誰かの描いた作品か、自分の作品自体が原因でそのような運命を辿ってしまったっぽいですよね。もしかして、幼きピックマンがその頃からあのような作品を描いていて両親をそんな運命に導いた、という可能性も。

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EP 6『魔女の家での夢』

ドラマ『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』 EP 6『魔女の家での夢』

ウォルター・ギルマンは、子供の頃に双子の妹エパリーを亡くし、その魂が、彼女の死とともに「失われた魂の森」に引きずりこまれるのを目撃しました。それから数年後、大人になった彼は、いまだにいのうとの死に囚われており、妹を救うためにその場所に入ろうと方法を探していました。

ある日、謎の男に案内され紹介された金色の薬を飲むと眠りにおち、夢の中に現れた森へ入ると、エパリーが当時のままの姿で森に閉じ込められているのでした。

Q
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ウォルターは何度か薬を飲み、エパリーを助け出そうと試みますが失敗します。そこで、処刑された魔女キザイア・メイソンの家に間借りすることにし、金色の薬を飲んで再び森に行くことに。そして、妹のドレスの一部を現実の世界に持ち込むことに成功する。彼の試みは、ケジアの魂と彼女の馴染みである人面ネズミのジェンキンス・ブラウンに注目される。ウォルターがエッパリーを連れ戻すことに成功したとき、彼らはケジアとジェンキンスも戻ってきたことを知り、ウォルターは永久にそれらのいずれかを戻すために夜明け前に死ぬ必要があることを知ります。ケジアはウォルターを殺そうとするが、エパリーは彼女を殺し、安らかに自ら息を引き取る。しかし、ジェンキンスはその隙をついてウォルターの体に潜り込み、夜明け前に破裂させて殺してしまう。そして彼は、勝利したウォルターの体に憑依する。

監督:キャサリン・ハードウィック
脚本:ミカ・ワトキンス
原作:H・P・ラヴクラフトの短編小説より

今日の物語の作者、H.P.ラヴクラフトは
万物を恐れていた。
世界とは 無限の恐怖が宿る家だとーー。

すべてのドアの無効に危険が潜み、
新たな現実や悪夢を見せるのだとーー。

特に鍵を見つけた者には容赦しない。

ストーリーテラーによる第6話の案内

メイン出演俳優

ウォルター・ギルマン役
ルパート・グリント-Rupert Grint-
ウォルター・ギルマン役
ルパート・グリント-Rupert Grint
出典:Wikipedia
フランク・エルウッド役
イスマエル・クルーズ・コルドヴァ -Ismael Cruz Cordova-
フランク・エルウッド役
イスマエル・クルーズ・コルドヴァ -Ismael Cruz Cordov
出典:IMDb
ジェンキンス・ブラウン役
DJクオールズ -DJ Qualls-
ジェンキンス・ブラウン役
DJクオールズ
出典:Wikipedia

その他の出演俳優

  • ニア・ヴァルダロス(マダム・ラヴィーン役)
  • ギャビン・マシバー・ライト(少年ウォルター・ギルマン役)
  • ダフネ・ホスキンズ(エパリー・ギルマン役)
  • テニカ・デイヴィス(マリアナ役)
  • ウェスレイ・フレンチ(Atsidi役)
  • ライズ・ジョンストン(キザイア・メイスン役) ほか

ハリポタファンには嬉しいロン役、ルパート・グリントが主演のエピソード(^^)/やっぱりいい演技しますよね、この人。ハリー・ポッター作品が続く期間中は、他の作品に出演してもハリポタメインキャストのイメージを拭うのは難しかった。その後も、なかなかアタリ役がない中でこの短編では彼の揺るぎない演技力と存在感を見せつけられた気がしました。あと、意図的なのか分かりませんが、冒頭で「魔法の杖」が出てくるのと、悪いネズミが出てくるところがハリーポッターのロン役だった彼との関連性を感じます。(ロンはペットのネズミを飼ってて、それは実は人間でした。)

それにしてもさ、フランク役のコルドバさん、IMDbの写真別人すぎん?笑)まあ、それはおいといて、フランクめっちゃいい友達でしたね。

今回のお話は、妹の死に執着しすぎてお兄ちゃんも死んでしまった物語。大切な人が亡くなったことを受け入れるのは難しいことだけど、それを乗り越えていかなければ人生は前に進めない。だとすると、ウォルターの人生はずっとエパリーが亡くなったあの日から時計が止まっていたのかもしれない。

もしくは、魔女が復活するためには≪双子という鍵≫が必要だったので、何かしらの力が彼を片割れの妹に執着するように仕向けていたのか…。

この作品を観た感想
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EP 7『観覧』

ドラマ『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』EP 7『観覧』

富豪の隠遁者ライオネル・ラシターは、有名な音楽家ランドール・ロス、地球外生命体を研究する物理学者シャーロット・ジー、ベストセラー作家ガイ・ランドン、そして超能力者と称するターグ・ラインハードを自宅に招き、彼らが意識を拡張できるようにと特別な観覧会を開催することにしました。

参加者たちは、皆が同じ波長になるように酒や薬を飲むよう、Dr.ザーラに勧められます。

Q
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しばらくすると、参加者たちは謎の物体が飾られた秘密の部屋へ案内されます。

謎の物体は彼らの存在に反応し、彼らはトランス状態に陥ります。突然物体は割れて、何かがにじみ出てきます。その力は、ラインハードの顔とザーラの体を溶かし、ランドンの頭を破裂させ、残り2人は逃げます。謎の物体は液体となり、ライオネルの体を飲み込んで溶かし、ヘクターを電気で殺害します。

逃げた2人は車で逃走し、やがて停車して目の前で起こったことに唖然とします。一方、ライオネルと合体して恐ろしい姿になった謎の存在は、下水道に入り込み、その制御不能なオーラで街の電気を乱すのでした。

監督:パノス・コスマトス
脚本:パノス・コスマトス&アーロン・スチュワート=アーン
原作:ー

もしも収集家が収集されてしまったらどうなるでしょう?
冷酷なハンターが見つけた得体のしれない何かがーー
ハンターよりもさらに強い意志、欲望を持っていたら?

ここにある、エンボス加工された
大き目の厚紙に印刷された立派な招待状…
会の名は「観覧」

似た者同士が集まる楽しい夜が、
彼らの最期の夜になるかもしれません…

ストーリーテラーによる第7話の案内

メイン出演俳優

ライオネル・ラシター役
ピーター・ウェラー -Peter Weller-
ライオネル・ラシター役
ピーター・ウェラー -Peter Weller-
出典:Wikipedia
ガイ・ランドン役
スティーヴ・エイジー -Steve Agee-
ガイ・ランドン役
スティーヴ・エイジー -Steve Agee
出典:IMDb
Dr.ザーラ
ソフィア・ブテラ -Sofia Boutella-
Dr.ザーラ役
ソフィア・ブテラ -Sofia Boutella
出典:Wikipedia

その他の出演俳優

  • エリック・アンドレ(ランドール・ロス役)
  • シャーリン・イー(シャーロット)
  • マイケル・テリュー(ターグ・ラインハード)
  • サアド・シディキ(ヘクター)ほか

シリーズの中でもっとも意味不明だったエピソードがこれ。最後、わからなすぎて声出た(^^)/ 誰か説明してほしい…。何かが起こるのは起こるけど、だから何なん?っていう、置いてけぼり感がすごかった。それ以上に、途中でライオネルがぶっこんでくる謎の歓声エフェクトと、それに爆笑するザーラ先生がまじで意味不明で怖すぎたけどww(なにがおもろいねん!)

最初は、ライオネルが各方面の著名人を集めてコレクションにしちゃう系ホラーなのかなと思いました。けど、全然違った。何でも手に入れられるコレクターの富豪が見つけた謎の物体、でもそれ自体が意思を持ち、彼らよりさらに大きな野望を持っていた。「見てるというより、僕たちが見られている」というラインハードのセルフ通り。そして、何度も禁煙だと言われてるのにタバコや大麻に火を付け謎行動を発動するランドールがきっかけで、”それ”(多分、エイリアン?)が目覚めた。

エイリアンはラインハード、ランドン、Dr.ザーラを溶かし、ライオネルを飲み込んだ。そして第二形態になって動き出し、ヘクターを電流みたいなやつで爆破させ、逃げたランドール&シャーロットを追いかける。そして、また謎のシャーロット爆速ターン。その演出なんなんwwwほんまにわからへん…難解すぎる。

ひとつ気になったのは、ライフルの説明を求められたヘクターが、なぜか説明もさせてもらえず涙だけ流すシーン…ここも理解が全くできなかった。それに、Dr.ザーラについてライオネルが「彼女は自分のこと話したがらない」って紹介した直後にめっちゃ自分の過去を話すとこも。全然しゃべってるやんwって、ツッコミどころ多すぎた気がする。

ランドール&シャーロットは逃げ切って、エイリアン(みたいなやつ)は下水道を通って街中へ進出するところで物語は終わる…彼らのよくわからん会話に長時間を要し、その回収もないままただただ終わっていった、私には難しすぎるエピソードでした…

ライオネル役のピーター・ウェラーは初代ロボコップの人なんですね!にわか映画好きの私には知らない俳優さんばかりでしたが、すごく豪華キャストが揃っていたらしいです!あとセットはおしゃれでアート感あり、映像はよかったなあ~…

この作品を観た感想
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EP 8『ざわめき』

ドラマ『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』EP 8『ざわめき』

鳥のさえずりを研究している鳥類学者のナンシーとエドガー・ブラッドリー夫妻は、最近娘のエヴァを亡くしたばかりだった。

二人は野鳥の研究を続けるため、そして悲しみから逃れるために人里離れた田舎の家に行く。しかしその家で、ナンシーは、寂しそうに泣いている少年と泣き叫ぶ怒った女の幽霊を見るようになる。

Q
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エドガーは、ナンシーがずっと内に秘めていた悲しみの緊張から幻想を見ているのだと考える。しかし、ナンシーは、前オーナーのクローデットが息子を溺死させ、自殺したことを知るが、その幻影をめぐって夫婦の間は微妙な空気になっていく。

エドガーは妻がエヴァの死後一度も泣かず、話をしようとしないことに苛立ち、ぎくしゃくした二人の関係に絶望を感じるようになっていく。

失意の中、彼は一人調査地へ向かう。
残されたナンシーは、クローデットの幽霊の悲鳴に追われ、「お母さんに怒られた」と泣く息子の幽霊の声を耳にする。

ナンシーは息子の幽霊を慰めながら、自分の腕の中に飛び込むように促す。ナンシーの腕の中に飛び込んできた少年の幽霊はそのまま消えるのだった。直後、クローデット(幽霊)が自殺するのを目撃し、彼女の怒りの叫びが息子を溺死させたことへの絶望であったことに気づく。

クローデットの魂は巨大な鳥の鳴き声に運ばれ、また、ナンシーをも包み込み、彼女はやっと泣くことができた。娘を失った深い悲しみとようやく向き合うことができるようになった彼女は、ようやくエヴァのことを話せるようになったと、エドガーに話しかけるのだった。

監督:ジェニファー・ケント
脚本:ジェニファー・ケント
原作:ギレルモ・デル・トロの短編小説より

古代の人々は信じていた。
鳥が 人間の魂や願いを
神に届けてくれるのだとーー

たそがれの空を飛び交う
闇の使者たちが
群れの形を変えて飛ぶさまは
”ざわめき”と呼ばれる

この言葉は、
”声”や”ささやき”を連想させる

まるで すべてを失った人が
暗闇で捧げる祈りのように…

ストーリーテラーによる第8話の案内

出演俳優

ナンシー・ブラッドリー
エシー・デイヴィス -Essie Davis-
ナンシー・ブラッドリー役
エシー・デイヴィス -Essie Davis-
出典:IMDb
エドガー・ブラッドリー
アンドリュー・リンカーン -Andrew Lincoln-
エドガー・ブラッドリー役
アンドリュー・リンカーン -Andrew Lincoln-
出典:Wikipedia

その他の出演俳優

  • グレッグ・エルワンド(グリーブス役)
  • ハナー・ギャルウェイ(クローデット役)
  • ペリー・ムッチ(エドガーの同僚役) ほか

今回、もっとも私が好きな最後のエピソード。壮大な映像美と夫婦の立ち直りを、野鳥の観察というひとつの設定を中心に据えて描いた物語は、たった40分とは思えない1本の映画を観たような満足感でした(^^)/

しかも、みんな大好きTWDのかつての主役リックを演じてたアンドリュー・リンカーンが主演です。ついに最終章を迎えたTWDだけに、ここでアンドリューが見られるのはさみしような嬉しいような、複雑な気持ちの方も少なくないのでは…。そんな私はグレンの件(シーズン6くらいだったかな)がショック過ぎて立ち直れず、いまだに続きを見られないでいるヘタレです。今エピソードでは、息子を亡くしいまだ悲しみや喪失感から抜け出せないでいる妻を愛し、見守る優しい夫を演じてました(^^)/

なぜ鳥が好きなのか?の問いにナンシーはこう答えます。「自由だからーー」大切な娘を亡くした深い絶望の中にいる彼女にとって、大空をかける野鳥の姿はそんな暗闇から解放されたい、切なる希望だったのかもしれないですね。

幽霊が出てくるお話でしたが、怖がって驚き叫ぶようなシーンはあまりなく、ナンシーは以前の住人たちに何があったのか、彼らに寄り添う、または理解しようとしているようでした。(お風呂場のシーンは怖かったけどw)子供を失う母親の気持ちは計り知れません。どんな別れであっても、母親はそれを防げなかったことについて少なからず悔やみ、自分を許せないような思いに駆られるのかも知れません。それは、喪失感以上に辛いことなのかも。

ムクドリの大群がうねりながら飛ぶ姿を眺めるナンシーの表情は、そんな彼女の心情を表しているような気がしました(^^)/このエピソードは、ホラーアンソロジーの最終エピソードとして、ホラー度は低めなものの、最後に相応しい物語だったな〜とAoringo的に高評価◎

この作品を観た感想
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まとめ

いかがでしたか(^^)/ドラマ『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』の感想・考察・レビューでした。1つ1つのエピソードの完成度が高くて満足度が半端ないドラマでした〜!

実は、わたしデル・トロ監督の作品は見たことがなかったんです!映画好きな娘に「ナイトメア・アリー」と「パンズ・ラビリンス」はママが絶対に好きだから観たほうがいいよ」と以前から教えてもらっていたものの、後回しになってたところ。さっそく、デル・トロムービーズ、チェックしたいと思いました(^^)/

シーズン2も絶対にやってほしーーー!!

予告トレーラー

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ABOUT ME
Aoringo
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にわかホラー研究員
関西在住。ホラー映画を見たりホラーに関することで興味が出たものをマイペースに調べたりしてブログ記事にしています。いろんな映画を観るよりは好きな作品やシリーズを掘り下げるのが好きです。もっぱら在宅シネマ―で動画配信サービス&BS/CS録画で楽しんでます。
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