Netflix サイコスリラー

「クリープ -Creep」(2014)考察&レビュー:撮影してる男が変になっていく…POV式サイコスリラー

2022年11月7日

何かがおかしい男たち

「クリープ -Creep」(2014)考察&レビュー:撮影してる男が変になっていく…POV式サイコスリラー

ここがポイント

低予算&たった2人の登場人物で制作され批評家から高い評価を受けた、ファウンド・フッテージサイコホラー。直接的に恐怖を煽るよりジワジワと見るものを臨場感のある恐怖に導いていく。

Aoringo

Netflixで鑑賞~(^^)/
久しぶりにおもしろ怖いP.O.Vホラーでした。

「クリープ」について

「クリープ」は、ファウンド・フッテージ・サイコホラー映画として2014年にアメリカで製作されました。アーロン役のパトリック・ブライスは監督でもあり、ジョセフ役のマーク・デュプラスは脚本にも参加しています。

サウス・バイ・サウスウエスト(アートの大規模フェス)で公開された後にNetflixなどで配信がスタートしました。評論家からの評価が高く、2017年には2作目が公開され、将来的には3作目も予定されているそうです。

ブライスとデュプラスは当初、デュプラスのキャラクターが持っている狼のマスクにちなんで、『Creep』というワーキングタイトルで作業を始めたが、タイトルとの関連性が映画のプロットの後半になり、視聴者が「最初の30分間、なぜこの映画がPeachfuzzと呼ばれているかを理解しようとして、(非常に複雑な細部にまで)注意を払わない」ことを望んでいなかったために改名を選択することになった。2人は互いに交わした一連の会話から映画を作り上げ、撮影中に『クリープ』を改良することにした。そのため、何がカメラで機能するか、しないかを確認するために、映画の一部を撮影して上映することができた[5] その結果、映画には複数の別のエンドシナリオがあり、デュプラスは「各シーンで10から12の順列があった」と述べている。

彼のキャラクターであるヨセフの創作過程について、デュプラスはこう説明している。「この非常に奇妙な人物の心理的プロファイルに興味がありました。人と出会って、何が起こっているのかよくわからないまま、サインを受け取り始めるということに、とても興味がありました。私たちの場合、それは強烈なアイコンタクト、パーソナルスペースの欠如、共有のしすぎ、あちこちで愛がありすぎることでした。でも、私にとっては、この二人は何かおかしいんです。深く。このシナリオでは誰がキモいのか "という概念。

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_films_featuring_home_invasions

インスピレーションを受けた映画

マーク・デュプラス&パトリック・ブライスは、「クリープ」の構想について、映画『My Dinner with Andre(原題)』、『ミザリー』、『危険な情事』などからインスピレーションを受けたと語っています。

『My Dinner with Andre(原題)』(1981年)は、ルイ・マル監督によるアメリカのコメディドラマ映画。マンハッタンのカフェ・デ・アーティストで会話を交わす登場人物たちが、実験劇場、演劇の本質、人生の本質といったテーマを取り上げ、ウォーリーの控えめなヒューマニズムとアンドレの精神的な経験を対比させながら、対話が進んでいく物語。

『ミザリー』(1990年)は、ロブ・ライナー監督によるサイコスリラーホラー映画。女優キャシー・ベイツの怪演で有名。

「ミザリー」シリーズで有名な人気作家ポールは雪道で事故に遭い、瀕死の状態を元看護婦のアニーに救われる。ポールの小説の熱狂的愛読者だった彼女は、彼を手厚く介護するが、新作のストーリーを知り逆上した彼女はポールに心理的・肉体的拷問を加え始める……。

『危険な情事』(1987年)は、エイドリアン・ライン監督によるサイコスリラー映画。主演はマイケル・ダグラス、グレン・クローズ、アン・アーチャーで、週末に不倫関係にある既婚男性が、その関係を終わらせることを許さず、彼に執着していく姿を描いています。

「クリープ」を観た感想(ネタバレなし)

末期癌のため先が長くない男が息子のために映像を残したい、という撮影の仕事でジョセフという男を訪ねたアーロン。

しかし、約束の拘束時間を過ぎても車の鍵を返してもらえず、ジョセフの言動も少しずつおかしくなっていくサイコスリラー。登場人物は撮影者のアーロンと、被写体のジョセフたった2人だけ。妙にハイテンションなジョセフに冒頭から気持ち悪さを感じるのと、反面、、妙に冷静なアーロンにも謎の奇妙さが出てくる。

直接的なグロい映像や怖いシーンはとくにない(たまにジョセフに謎のびっくり仕掛けられるけどw)のにも関わらず、ジョセフがめっちゃキモイし、理解不能な男と二人きりというスリラー感がめっちゃよかった!ザ・サイコって感じの純粋なホラーを見れた感じです。

ちなみにアーロン役のパトリック・ブライスさんが監督ご本人とのこと。男2人でキャッキャする湖(川?)のシーンにちょっと癒されたw

「Creep」の意味とは…?クリープという単語の意味を調べてみました。

  • はう、ゆっくり近づく、忍び寄る
  • 絡み付く(ツタが壁をはいながら成長するような)
  • のろのろ進む、ゆっくり動く、しなう、しなる
  • 卑屈な行動をする、おべっかを言う、縮こまる
  • 《工学・材料》クリープを起こす、変形する
  • 〈俗〉〔人を〕ゾッとさせる

ふむふむ。徐々に忍び寄る感じ、ということでしょうか。ジョセフ登場シーンからやばいやつって赤信号たっぷり出てた気がしなくもないですがw、映画としては確かにそういう設定。決まりきった設定と、そうなっていくのであろう予想できる物語をあえて最初から突き付けておきながら、それをどう見せるか、自分たちのやり方を見せるという挑戦のようなこの手作り感溢れる作品。ほかのホラー映画と並べると物足りない!と思われる出来栄えかもしれないけど、映画好きなお兄ちゃんがとった出来のいい動画の延長って感じの面白さがあった(^^)/

「クリープ」概要

あらすじ

ある映像作家のもとに、景気のいい依頼が舞い込む。末期癌のある男が、息子のために映像を残したいというのだ。その男ジョセフに会うため上機嫌で山奥にある邸宅を訪れたアーロン。しかし、時間の経過とともに彼の奇妙な言動が気になり始める…

予告トレーラー

スタッフ

  • 監督:パトリック・ブライス
  • 脚本:パトリック・ブライス、マーク・デュプラス
  • 原作:オリジナル
  • 主題歌:ー
  • 制作会社:ブラムハウス・プロダクションズ、デュプラス・ブラザーズ・プロダクションズ
  • 配給:Netflix ほか

キャスト

ジョセフ役マーク・デュプラス
出典:Wikipedia
アーロン役パトリック・ブライス
出典:IMDb
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アオリンゴ

会社員|大阪在住|映画鑑賞と読書が趣味で、とくに大好きなホラー映画を掘り下げたい「にわか研究員」です。まだまだ観たことのない作品も多く更新はノンビリです。

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