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Disney+独占ドラマ『ガンニバル』(2022)感想&考察レビュー:人気ホラーコミックが柳楽優弥主演で実写化!

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Disney+独占ドラマ『ガンニバル』(2022)感想&考察レビュー:人気ホラーコミックが柳楽優弥主演で実写化!

こんにちは!aoringo(@horror_apt)です。
2022年末から絶賛配信中のTVシリーズ『ガンニバル』の紹介です(^^)/

ここがポイント

二宮正明の人気ホラーコミック『ガンニバル』が柳楽優弥主演で実写化。人を喰うと噂される謎だらけの風土を持つ村に赴任してきた元刑事・大悟が、怪しい住人たちを相手に捜査を進めます。美術クオリティも高く実力派俳優が揃っていて見ごたえのある国産サスペンスホラーです。

ドラマ「ガンニバル」とは

原作コミック

『ガンニバル』は、二宮正明による日本の漫画作品。『週刊漫画ゴラク』にて、2018年10月19日から2021年12月10日号まで連載されていました。

単行本は全13巻。2022年12月時点で累計発行部数は210万部を突破している人気作です。

ドラマ製作について

2021年1月に実写ドラマ化が発表され、そこから約2年近くの製作期間を経て2022年12月24日にDisney+にて独占公開がスタートしました。

監督・脚本

監督は片山慎三さん。「パラサイト 半地下の家族」などを手掛けたポン・ジュノ監督の助監督を日本人で唯一務めた方で、監督作品としてまだビッグタイトルはないものの、山田孝之主演で話題となったドラマ「全裸監督」など、助監督として話題作に多く携わってこられています。

脚本は、第94回アカデミー賞で作品賞・脚色賞を含む計4部門にノミネートされ国際長編映画賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」で脚本を共同執筆した大江崇允(おおえたかまさ)さんが務めています。

監督・脚本、そして俳優までかなり骨太(実力派)な方々が揃ってますね。

研究員Aoringo
研究員Aoringo

ちなみに私は原作は読んだことがないのでどんな展開になるのか全くの謎!

ドラマ『ガンニバル』

ネタバレなしの感想

柳楽優弥の迫力がすごい

柳楽優弥といえば、カンヌ国際映画祭で評価された「誰にも言えない」に子役ながら初主演を務め、その圧倒的な目力と演技力で今や日本の映画界にかかせない俳優さん。

小学生にも「今日から俺は!」出演とかしてたので知られてますね(^^)/昔はイケメン実力派俳優って感じだったけど、歳を重ねる度にどんどん凄みが増していい味でてますよね。

ガンニバル主役の大悟は、正義感があり家族を大事にする一方で、カッなると攻撃的になって我を失ったり、危ない捜査にのめり込んでいく危うさを持ち合わせた、なかなか複雑なキャラクターです。柳楽くんは配役としてこれ以上ない感じ!

嫁が強気でよい

大悟の妻・有希を演じるのは吉岡里穂ちゃん。荒っぽい大悟の嫁らしく彼女もなかなか強い女性です。村人とうまく付き合おうと努力しているからこそ、対立を深める夫とぶつかることも多いですが、最終的には家族を信頼し行動している姿がたくましくて好印象◎

やっぱホラーヒロインは強くないとね(^^)/

村人の方言がよい

供花村の村人たちはけっこう訛ってて、「ぼっけえきょうてえな~」とか言ってるので岡山県の村なのかな??俳優さんたちも訛りの強いセリフが板についており、違和感なく「村感」が感じられるし、皆さんかなり練習されたのでは…?と推察。

ここからは全話エピソード紹介と、ネタバレ感想です。

研究員Aoringo
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エピソード&レビュー

注意※この先はネタバレ要素を含みます

1.供花

駐在として赴任するため、妻と娘と共に供花村に転居してきた阿川大悟。村人たちは大悟たち家族を温かく迎え入れてくれる一方、この土地の実力者である”後藤家”の人々だけは違った。

Q
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そして、村人たちも後藤家に対しては一線を引いている。また、諸辺警察署長からも、彼らとはあまり深く関わらないようにと釘を刺され、後藤銀の死因についてはそれ以上言及できない雰囲気が漂っていた。

そんな中、妻の有希が家の中に”ニゲロ”というメッセージを発見し、直後に娘のましろがいないことに気づく。森の中に迷い込んだましろの前に現れたのは、人のようなそうでないような不気味な老人だった。ましろは持っていたお菓子をその老人に渡すと代わりに何かを受け取るのだった。

一方、大悟は後藤恵介から半ば強引に誘われて後藤家の飲み会に参加していたが、突如身内同士の諍いが始まり会はお開きとなった。その後、ましろが人間の指を持っていることを見つけた大悟は驚き、こっそり検視に出したのだった。

翌日、後藤家の人々は後藤銀の敵討ちとして熊の討伐をすることになり、大悟も参加することに。熊は仕留められ、胃袋の中からは後藤銀のものと思われるメガネの一部が発見された。それにより、大悟の不審は払しょくされたかのように思えた。

しかし、監察医・中村から連絡があり、大悟から預かった人間の指が”後藤銀”のものではなく、別の人間のものであると耳にする。この指はいったい誰のものなのか…

ついに始まりましたね~!温かく迎えてくれる村人たちとは違い、怪しく横暴な人間も多い”後藤家”の人々。しょっぱなから警官相手に猟銃突き付けるし、”常識の通じない恐怖”を持つ村コミュニティは本当に怖いですね~(苦手…)。

んで銀さんの無残な遺体…なかなかのクオリティでしたね!んで、ましろちゃんはあんなに恐ろしい謎の人?に出会っても泣かないし、おしっこも漏らさないし、指もらって帰ってくるという。つよつよやん。

で、まだまだ謎だらけの後藤家ですが、どうも独特の命に対する価値観を持ってるようですね。それが一体何なのか…はまだこれからなんでしょう。

いずれにしても自分の価値観を押し付けてくる怖さって、時代や場所を問わず気持ち悪いですよねえ。

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2.襲撃

後藤家による後藤銀の葬列は奇妙な光景だった。
参加者全員が頭まで隠した白装束に身を包み、鈴を鳴らしながらそぞろ歩いているのは異世界の出来事のように思えた。しかし、異世界の景色は突如現実のものとなる。

Q
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参列者の中に一人、後藤家ではないものが混じっていたのである。その異端者はかつてこの村に駐在していた警官・狩野の娘、すみれだった。すみれは、後藤家が父親の失踪に関与していると信じているようで、後藤家の人間が死者を弔うために死体を食べていると主張し、また遺体が入っているはずの棺桶の中身は空っぽであった。

不審がる大悟だったが直後、白装束の一人で人の倍ほどありそうな大柄の謎の男が突如、後藤家の人々をなぎ倒しすみれの前に躍り出たため、大悟は彼女を連れて逃げるのだった。

この村に以前駐在していたすみれの父親・狩野は、謎の失踪を遂げている。大悟はすみれから、父親の失踪前に様子を聞き、すみれと同様に彼の失踪が後藤家とかかわりがあるのではないかと疑い始める。

すぐに真相を確かめるため後藤家に乗り込む大悟。彼らは、狩野が後藤家の人々が人を喰っていると信じこんで頭がおかしくなったのだと言い聞かせるが、大悟は調査を続ける姿勢を崩さず、再度後藤家を訪れる。

後藤家の人々に囲まれた大悟だったが、睦夫が彼の過去に触れたのをきっかけに大悟は彼らをなぎ倒し、タガが外れたように彼らを殴るのだった。そして現れた”あの人”に襲撃され大悟は気を失ってしまう。

後藤家が怪しすぎる一方で、大悟の異常な攻撃性も露呈した第2話となりました。いやいや、めっちゃ面白いやん(^^)オープニングの葬列シーンなんて最高に良かったですね。

閉ざされた村コミュニティの奇妙さと怪しさ、怖いのに美しいあの光景は非常に日本的で素晴らしかったです!

そんで「あの人」とは一体何者なのか…まともな人間ではなさそうだしモンスターというほどクリーチャーでもない…まだまだ謎が深まるばかり。

後藤家の人々は一体何を守ろうとしているのか…?そのためなら命すら惜しくないとった彼らの執念深さにただ事ではない様子を感じます。

この物語って携帯がスマホじゃないから時代設定が90年代後半とかなのかな?現代ならユーチューバーが「供花村いってみた!」とかやりそう。笑

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3.凶弾

大悟はかつて刑事だった。しかし、犯人相手には容赦なく暴力をふるう攻撃的な面があり、検挙率の高い成績優秀な刑事でありながらも一方で危うい一面を持ち合わせていた。

Q
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ここ最近頻発していた10歳以下の少女を狙った事件で、かつて猥褻罪で逮捕、起訴されていた今野翼は、以前は阿川家の近所に住む大学生だった。起訴された後は阿川家の住む街に立ち寄り禁止の命令が出ていたものの、ましろへの愛を抑えきれず会いにきているところを大悟に見つかり、強く脅されたのだった。

今野は児童性愛者でありながら、ましろに対しては手をだすことがなく大事に思っていたため、彼女もまた今野を優しいお兄ちゃんとして慕っていた。しかし、ある日今野はましろと共に部屋に籠城する。大悟は無理やりに押し入り、ましろを抱きしめたままの今野を拳銃で射殺したのだったーー。この事件以降、ましろは話せなくなってしまった。

後藤家の謎の大男に襲撃され気を失った大悟だったが、気が付くと病院にいた。不自然に態度を改めた後藤恵介たちは、大悟を襲った人物が睦夫であること、そしてその非礼を謝ったが、大悟はそれが睦夫ではないことを明瞭に覚えており、疑惑はさらに深まることとなった。

大悟は改めて諸辺警察署を訪れ、署長に供花村での出来事や狩野について聞かせ、後藤家によって監禁もしくは殺害されている可能性があることを伝える。諸辺警察署の人々は明らかに何かを知っている。しかし、後藤家に関しては関わりたくない様子で大悟の不審を一蹴する向きがあるものの、狩野については再度調べ直すと約束するのだった。

有希とましろを警察署内で保護してもらうことにした大悟は、監察医・中村の元へましろの持っていた指の検査報告を聞くため警官とともに向かう。しかし途中で後藤睦夫たち襲撃に遭う。彼らは容赦なく発砲してきたため、大悟もまた応戦する。タガの外れた大悟は彼らをあっという間に制圧し、睦夫から「狩野を殺したのは自分だ」と聞かされる。

大悟がなぜ供花村にやってきたのか…過去が明らかになった第3話でした。なかなか荒っぽいな大悟くん。そして、ましろちゃんが発声できなくなった原因も分かりましたね。

う~ん、ましろちゃん優しいのはいいけど親としては心配になるしちょっとイラッとしたな正直w 危険を回避するのも大切なことよ…。結果しゃべられなくなってるやん、子どもの行動とはいえ自業自得感あるやんか。私も女の子の親として、やっぱりロリコンさんには近づいてほしくないって思うもん。性的思考は否定せんから遠くから尊んでてくれって思う😢

んで大悟くん、相手から殴ってきたら容赦なく外れるリミッター。まとまって襲ってくる後藤家に”いい子!じゃ対峙できないですもんね、なかなかいいキャラ設定で、倫理観をどう持つかみたいな問題提起も露呈し始めてさらに面白くなっていくー!

この作品を観た感想
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4.視線

睦夫の証言により、後藤家の領地内である山中から白骨死体が発見された。検視の結果、それは失踪していた狩野のものであることが判明する。現場へ荒々しく現れた後藤家の面々。彼らは遺体を前にして静かに手を合わせるが、その光景は大悟にとってより彼らが奇妙に映り謎が深まるのだった。

Q
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狩野の遺体発見を機に、この村でやり直すことを決めた阿川一家。しばらくは何事もなかったかのように平和な日々を送っていたが、村人たちの前で後藤家の話を出すと空気が一変し、彼らもまた狩野の失踪・遺体発見について何かを知っているようだった。

大悟は後藤家への疑惑を忘れているわけではなかった。ある日家の壁に”人殺し”と落書きされたことを後藤家のせいだと思い込んだ大悟は再び後藤家を訪れる。しかし恵介から、自分たちを疑うばかりでなく村人のこともあまり信用するべきではない、と忠告されるのだった。

温厚に見えた供花村の村人たちであったが、後藤家に対しては異常なほど卑屈である。また、彼らは阿川家に対して親切に接する一方で常に生活を監視し、会話を盗聴していることが判明するが、それが何のためなのかは不明である。

そんな村人たちの異常さを察知した大悟のもとに、一本の電話がかかってくる。それは、以前すみれから受け取っていた、狩野が最後にやり取りをした可能性のある衛星電話の番号だった。

電話の男は狩野の失踪について話したいという。指示された場所は廃虚であった。そして、大悟の目の前に現れた青年が徐に顔につけていたマスクを取り外すと、驚くほどひどく欠損した顔面が。青年は、「自分は供花村で食われかけた。」と話し、自分こそが供花村の恐ろしい秘密の生き証人であると告白するのだった。

後藤家は供花村の実力者であり、村人の仕事もこの村の経済も後藤家によって成り立っている、だから村人たちは頭があがらず黙っている…と思わせておいて、村人たちもまた異常であったというショッキングな第4話でした。

サブさんめっちゃいい人そうだったのに~!すげえ怖いやん…。野蛮で危険シグナル丸出しの後藤家とは違い、村人たちの気持ち悪さはミッドサマー的な笑顔で刺してくる感じがして一層気持ち悪く、かなりホラー的ですね。

まさに村社会の恐怖がここにきてやっと出てきちゃう。いや~ガンニバル面白すぎてどうしよう笑 日本ドラマやるやん、おもしろいやーーーん!(嬉)

これまでは後藤家だけが怪しかったのが、ここにきて村人たちも変、そして突如登場したマスクの青年も変、一気に謎があらゆる方向に拡散し深みが増しました。

この作品を観た感想
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5.痕跡

謎の青年・京介は、18年前の出来事について語りだす。当時まだ小さな子どもだった彼が覚えているのは、自分の顔面を喰われる瞬間、そして母が自分を抱いて逃げる光景だけだった。

Q
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彼には戸籍がなかった。それは供花村の誰かに食わせるためではないかと、彼自身もまた自分の身に起きた謎を追求するために狩野に近付いた一人であったと同時に、狩野に最後に電話をした人物ではなかったことも判明する。

一方、供花村では1年に1度の祭りの準備で忙しかった。そんな中、来乃神神社の次期神主である神山宗近 (かみやま むねちか)は、供花村の祭りではかつて人間を奉納していた過去を大悟に明かす。当時、この村では飢饉がひどかったこともあり、口減らしを兼ねて子どもを奉納していたという。

ある日、大悟は再び京介から呼び出されジャーナリストの宇多田と知り合う。宇多田はオカルトサイトを運営しており、最も興味のあるカニバリズム(人肉食)について記事を投稿していたところ、京介から連絡をもらい狩野とも知り合っていた。

宇多田は狩野とともに供花村で人が食われている証拠を見つけようとしていたのだった。供花村ではかつての自分のように食われるためだけに育てられている、戸籍のない子どもがいるはずだとーー。その証拠に、供花村では死産の確立が異常に高いという。また、狩野に最後に電話をかけた相手が宇多田でもないことが判明する。

一方、供花村のサブの娘・加奈子は、かつて子どもを死産していた。しかし彼女は死産ではなく後藤銀に奪われたのであって、まだ生きていると信じていた。不審を募らせる大悟は、神山の元を訪れ、後藤銀がこの村の唯一の助産師であったことを聞くが、死産と偽って子どもを間引くようなことはないとも主張した。

また、後藤家では恵介が時期当主に就任する準備が始まっていた。

京介や宇多田に会う時にちゃんと不審がる様子を端折らず演出にいれてるところが私のお気にいりポイント。けっこうそういう大事な人間っぽいとこが省略される映画やドラマって少なくないっていうか。そういう一言とかがあるだけで、グンと説得力が増して世界観に没入しやすくなることってある気がします。

宇多田の登場で、少しずつですが供花村の謎が輪郭を帯びてきましたね!しかし、後藤家だけでなく村人たちもより怪しいので誰が何が悪者なのー?!って感じでおもしろすぎ。

さらに、サブの娘の登場によって村人の中にも、供花村の文化への対立因子が紛れ込んでいる希望も見えました。んで宗近ちゃんは今の段階だと敵か味方か…まだ謎です。

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6.予感

加奈子は自分の出産について大悟に語り始めた。
彼女によると、死産だと告げられた直後に子どもが動いているのを確かに見たといい、後藤銀がその時笑っていたともーー。

Q
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また、大悟は監察医の中村から、後藤銀が亡くなる前に狩野によって病院を訪れたことを聞く。それによると、後藤銀はクール―病という人を喰うことで発症する症状に似た状態であったという。また、同じ症状の男が供花村にいたことが判明する。大悟は、それが後藤家の人々が「あの人」と呼ぶ男に違いないと思うのだった。

一方、供花村では年に一度の祭りが始まっていた。人型の藁人形が燃やされるのは、かつて人間をいけにえとして奉納していた風習の名残であるという。大悟は祭りの様子を眺めながら、この村に来てから起こった出来事、異常な状況を改めて思いふけることで、家族をこの村から避難させることを決意する。

また、後藤家では恵介が弟の洋介を地下牢に連れて行った。そこには、牢屋に閉じ込められた幼い子どもが何人も監禁されているーー。洋介は、恵介に代わって彼らの世話をするよう命じられた。一方、岩男は洋介に任せることを頼りないと異議をとなえるものの、当主就任を控えた恵介の意見は絶対でもあるのだった。後藤家にとって子供たちは”家畜”なのである。世話係が感情移入でもすればーー。

一方、狩野の娘すみれは恵介との子どもを妊娠していると恵介に告げ、調査を続けていた大悟は後藤岩男に見つかり気を失うまで殴られてしまうのだった。

え、すみれちゃんと恵介くんデキてたん(*^^)まあ確かに葬列の時もなかなか親密な感じあったもんね。んで、恵介役の笠松将くん、長髪にしてると綾野剛くんにほんま似てる…けどまた違った魅力も確かにある。いつの間にか綾野剛から失われた(と私が勝手に思ってる)無骨感、荒っぽさが彼にはある。

剛くんはピースオブケイクはじめ濡れ場見過ぎた私が悪いかも…笑

で、洋介くんですが優しそうですね。後藤家としてはダメダメなんじゃないですか?後藤家は組織であって、”個”は尊重されないようですからね、絶対怒られるやつですね。がんばれ洋介!!!!

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7.約束

気を失っていた大悟だったが、目を覚ますと拘束されており後藤家の人間たちに囲まれているのだった。彼らに子どもを解放するよう説得するがそれは逆効果であり、彼らをますます怒らせた。

Q
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一触即発の状況の中、そこに村長でもある後藤清が、諸辺警察署を連れやってくることで事態はとりあえず収束し、ことなきを得るのだった。

署長は大悟を、後藤家について調査している刑事たちの元へ連れて行く。そこで大悟はこれまでに得た情報ーー”あの人”のこと、顔のない男のことなど…を彼らと共有し、大悟もまた後藤銀の娘であり本来の当主である〈後藤藍〉の存在を知る。後藤藍は18年前に失踪しており、大悟は彼女が京介を連れて逃げた女であると確信する。

また大悟は宇多田に協力を要請しており、子どもが監禁されているであろう場所の特定に成功し、刑事たちは祭りの日に子どもたちを救出を決行することにする。大悟から協力を要請された京介だったが、母(だと思ってきた女性)から後藤家にいた頃の話を聞き、思い留まるのだった。

後藤藍は銀の一人娘であり、純粋な後藤家の跡継ぎであった。しかし後藤家の慣習に馴染めずにいた彼女は息子の恵介からも惨めに思われるほど肩身の狭い生活を送っており、厳しい母親であった銀は、彼女から恵介・洋介から離れて暮らすよう命じるほどであった。

18年前の祭りで、京介は生贄として顔面を何者かに喰われてしまうが、藍によって助け出された。しかし再び捕らわれた藍に、まだ幼かった恵介は母親である彼女を逃がす代わりに後藤家のこと、村のことを口外すれば彼自身が死ぬと約束させ、また恵介も後藤家に忠実であることを命と引き換えに約束させられるたのだった。

現在、神主跡取りの宗近は幼馴染でもある恵介と対峙していた。村で絶対的な権力者であった後藤銀は亡くなり、神主である祖父も老い先が短い今、脈々と受け継がれてきた供花村の忌々しい祭りを自分たちの手で終わらせることができると主張するが、恵介にあっけなく一蹴されてしまう。

一方、ホテルで保護されている有希とましろ。そこに迎えに来た刑事だったが1人は身分を偽った後藤家の人間だった。また、大悟は刑事たちの救出決行を前に行動に出る。いち早く子どもたちの監禁場所へ向かうが…

早くもガンニバルのシーズン1最終話となりました…寂しい〜!早い〜!そして続きが気になりすぎるー!!

さてさて、後藤藍の登場により、謎のベールに包まれていた京介の過去、後藤家の内部での様子がかなり明瞭としてきました。恵介や藍だけでなく、後藤家の人間はみな、宗近ちゃんが指摘した通り”呪い”に縛られているようで、その呪いを断ち切るには誰かが血を流すことになりそうですよね。

また、刑事たちもなんだか頼りなさげですし、有希ちゃんたちピンチですし…大悟はさっさといっちゃうし…それぞれの思惑が様々な方向に走り出して突如のエンディングにちょっとフラストレーション溜まります!漫画買って読んでしまいたい気分です、なう!!!!!(古いな)

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出演俳優

メイン出演俳優

  • 柳楽優弥(阿川大悟役)
  • 笠松将(後藤恵介役)
  • 吉岡里帆(阿川有希役)
  • 志水心音(阿川ましろ役)

その他キャスト

  • 倍賞美津子(後藤銀役)
  • 酒向芳(後藤睦夫役)
  • 六角精児(後藤清(村長)役)
  • 杉田雷麟(後藤洋介(恵介の弟)役)
  • 吉原光夫(岩男役)
  • 中村祐太郎(龍二役)
  • 中村梅雀(さぶ役)
  • 伊島空(高柳(警察官)役)
  • 利重剛(諸辺警察署 署長役)
  • 小木茂光(中村(中央病院 監察医)役)
  • 北香那(狩野すみれ役)

『ガンニバル』考察

日本にカニバリズムはあったのか

カニバリズムとは、人間が人間の肉を食べる行動、あるいは習慣のことをいい、食人、食人俗、人肉嗜食ともよばれます。また、生物学では種内捕食(いわゆる「共食い」)のこともそう呼ぶことがあります。

日本のカニバリズムについてまとめてるので併せてどうぞ(^^)/

あわせて読みたい
日本にカニバリズムはあったのか《犯罪史》
日本にカニバリズムはあったのか《犯罪史》

実在するクールー病

作中で、監察医・中村が大悟に話した「クールー病」は人肉食を食べていることが原因だということでしたが、実はパプアニューギニアにかつて実在した病気です。

クールー病とは

パプアニューギニアの風土病。治療不能とされる神経の変性をもたらす伝達性海綿状脳症の一種で、ヒトのプリオンが原因であるとされる。
フォレ族には葬儀に際して遺体を食する習慣があることが指摘されている。

クールーはフォレ族の言語であるフォレ語で「恐怖に震える」という意味の言葉に由来するそうです。

研究員Aoringo
研究員Aoringo

罹患者が病的な笑いを見せることから「笑い病」としても知られているそうよ。

ホラー研究所・所長
ホラー研究所・所長

フォレ族の食人習慣が失われてからおよそ60年経過しているので、今はクールー病も根絶しているとのことです。

まとめ

いかがでしたか?大人気コミック「ガンニバル」の実写ドラマ化についてまとめてみました!シーズン2は2023年内に放送されるのでは、という噂があるので正座して待っときます。

予告トレーラー

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にわかホラー研究員
関西在住。ホラー映画を見たりホラーに関することで興味が出たものをマイペースに調べたりしてブログ記事にしています。いろんな映画を観るよりは好きな作品やシリーズを掘り下げるのが好きです。もっぱら在宅シネマ―で動画配信サービス&BS/CS録画で楽しんでます。
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