主な登場人物は、中禅寺秋彦の妹で雑誌記者の中禅寺敦子と、『絡新婦の理』に登場した呉美由紀がペアになって事件に関わっていきます。
江戸時代末期の天保年間を舞台に、晴らせぬ恨み、あちら立てればこちらの立たぬ困難な問題を金で請け負い、妖怪になぞらえて解決する小悪党たちの活躍を描く時代劇シリーズ。百鬼夜行シリーズが、妖怪の仕業に見える不思議な事件を科学的・論理的に解明して解決するのに対し、本シリーズは逆に人の心の綾を妖怪の仕業に仕立てることで解決するところに特徴があり、『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞、『遠巷説百物』で第56回吉川英治文学賞と、3冠受賞しているシリーズです。
(こうせつひゃくものがたり)怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、そして、なにやら顔色の悪い僧―。長雨の一夜を、江戸で流行りの百物語で明かすことになったのだが…。闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。小豆洗い、舞首、柳女―彼らが操るあやかしの姿は、人間の深き業への裁きか、弔いか―。世の理と、人の情がやるせない、物語の奇術師が放つ、妖怪時代小説、シリーズ第一弾。
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『巷説百物語』シリーズの副読本。モチーフとなっている江戸時代の絵師竹原春泉描く『絵本百物語』の成立の背景や、『巷説百物語』と『続巷説百物語』に登場する「小豆洗い」や「舞首」といった妖怪たちの解説、あるいは登場人物の複雑な相関関係が図解で示されるなど、物語をより楽しむための情報が満載されています。目玉は、『巷説百物語』の映像化作品で、京極自身が手がけた「七人みさき」の脚本が完全収録されている点。
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漫画家・日高 建男氏、森野 達弥氏による『巷説百物語』コミック版。森野 達弥氏は、水木しげる氏のチーフアシスタントとして「ゲゲゲの鬼太郎」なども手がけていたそうです。
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・日高 建男『巷説百物語 1』を読む
・日高 建男『後巷説百物語』を読む
・森野 達弥『漫画・巷説百物語』を読む