ドラマ『ダーク -DARK- season.1』(2020)第4話の考察&レビュー
こんにちは!にわかホラー研究員のaoringo(@horror_apt)です。この記事は、Netflixで配信中のドイツ産SFミステリー『DARK(ダーク)』シーズン1の第4話について考察&レビューしています。
ドラマ「ダーク -DARK-」とは
ドラマ『ダーク -DARK-』は、2017年からNetflixで配信されているドイツのテレビドラマシリーズ。ドイツの町で起こった子どもの失踪事件をきっかけに、4つの家族の秘密が暴かれるSFスリラードラマ。
ドラマの製作や登場人物や相関図など全体について詳しくは下記エントリーをあわせてご覧ください。(ただいま執筆中)
奇妙な出来事に既視感を覚えたシャルロッテは、夫ペーターが何かを隠していることに気づく。一方マグヌスに問い詰められ、逆上するフランツィスカだった。
いやー。確かめながらレビューしてるのでめっちゃ長くなってますが、今後もこの調子が続きそうです。では第4話です。
冒頭ナレーション。
ブラックホールは宇宙に開いた地獄の口だ。
落ちたものは消える―永遠に――。
だが行先は?
ブラックホールの背後には何が?
事物と一緒に時空間も消え失せるのか
それとも時空間は永遠の周期の一部なのか
過去からきたものすべてが未来に影響を受けていたら?
あ。第1話でもあったけど、このナレーション部分ってもしかして「時間の旅」っていうキーとなりそうなあの本に書かれている文章なのかもしれません。
そのナレーションと共に映像ではエリックの遺体らしき映像。場所などは不明。謎の宿泊者が「ミッケルはどこへ?」の新聞記事の一部を「ミッケルはいつへ?」に訂正。
やはり、この男はタイムトラベルのことを知っている。
もしかして違う時代から来たのかもしれない。
今エピは再び2019年ですね。
シャルロッテ・ドップラーの自宅。
娘が二人おり、次女はどうやら聴覚障害者のようだ。
夫のピーター・ドップラーは徘徊老人である父ヘルゲの病室へ。
ピーター「パパ、病院抜け出したらあかんよ」
ヘルゲは1986年には原発所の清掃をしていたね(おさらい)
ヘルゲ「止めないと」
彼はやはり何か知ってる。
一方、ヨナスは入手した地図を手に洞窟にやってきた。それを眺めるのは、例の宿泊者の男…。
学校。携帯の通知を見て急いで教室を出るフランツィスカ・ドップラー、それを追いかけるマグヌス・ニールセン。
鳥の遺体解剖をしているシークエンス。
シャルロッテ「33年前も同じようなことがあった」
そういえば第3話でまだ少女だった彼女が同じように空から大量に降ってきた鳥の死骸を拾っている場面がありましたね。
さらにシャルロッテはミッケル失踪時の防犯カメラの映像を調べる。そこには、夫ピーターが夜中に走る姿が映っている。夫に電話してそれとなく聞き出してみるが、彼はずっと診療所にいたという。矛盾してる。
ピーターも怪しい(‘ω’)
シャルロッテは、町の外れで売春をしてるトランスジェンダーの男性(女性?)を訪ねる。結果、夫ピーターはここに通ってるらしいことが判明。シャルロッテは夫が他で性欲を満たしてるとかそういうことよりも、失踪事件に関わってるのかどうなのかが気になってる様子だ。(刑事だもんね)
マグヌスはフランツィスカに惚れてる様子。
新体操してる姿をドアの外から眺める…。
タッチかよ。(古)
シャルロッテに鳥の臨床解剖をしていた医師から電話が入ります。鳥たちは、方向感覚を失って地面に激突し、頭蓋骨が折れたのが死亡原因であると告げる。これは、電磁場の影響でしばしば起こるらしいとのこと。
やはり、この現象はタイムトラベルが起こっている瞬間と関連があるに違いない。
ストレンジャーシングスでも、裏側の世界への扉が開かれるとき強いエネルギーが発生してコンパスが異常な動きするってのがある。
シャルロッテは、刑事の勘を働かせこれらの奇妙な出来事と失踪事件の関連性をなんとなく感じながらも手掛かりを探している。
”ドップラー”と書かれた森の小屋のような場所。
彼女らドップラー家の敷地内、そこにの地面に地下に続く扉のようなもの。
なぜシャルロッテはここに来たんだろう??
何か思い当たることがあったんだろうけど。
学校。
新体操姿を眺めてたマグヌスは、練習終わりのフランツィスカに、彼女が洞窟に隠していた大金について問い詰める。
マグヌス「売春してるのか?」
フランツィスカ「このお金で欺瞞だらけの町を出るの。みんな笑顔で嘘をついてる」
マグヌス「君も同じだ。優等生のフリをしてる。本当のことを話せよ。」
フランツィスカ「本当の事?いいわ!両親は1年も家庭内別居。パパが男好きだとママにバレた。結婚生活は破綻。でも何も言わずに食卓につく。嘘はパンやバター、ジャムを食べてどんどん太り部屋を埋め尽くす。窒息するまでね」
そういってマグヌスを突き飛ばす。
からの~、キス( ˘ ³˘)♡
からの~、たぶんセックス。
シャルロッテは今から捜査で発電所に向かうため、次女(聴覚障害の子)を迎えに行けない。夫ピーターに電話してお迎えを依頼しました。次女ちゃんの名前は(調べ中)、エリザベスというそうです。
エリザベス、なかなかお迎えが来ないので1人で歩きだしてしまう。
嫌な予感がします…
一方、発電所に到着したシャルロッテ。
そこに待ってたのは、息子ミッケルを探すため無断で発電所内に侵入し捕まっていたウルリッヒでした。困った部下を無事に連れ戻した後、娘がいなくなったとの報告がシャルロッテを青ざめさせます。
そしてまた徘徊老人ヘルゲ。
ヘルゲ「彼に伝えないと。やめさせねば」
彼とは―??
しばらくして帰宅したエリザベス。
彼女は懐中時計を持っていた。
ノアという人物からもらったらしい。
シャルロッテ「ノアって誰なの?」
エリザベス(これは昔ママが持ってたって)
懐中時計を開くシャルロッテ。
そこには、”シャルロッテへ”という言葉が刻まれていた。
ノアとは誰なのか?
シャルロッテはこの時計に見覚えがなさそう。
そしてナレーション。
”我々はアリアドネの糸を探している。
正しい道を行くために
闇の中で輝くかがり火だ。
人は小野露絵の運命を知りたがっている。
自分の未来を。
だがいかなる時も道は一本しかないのだ
始点と終点によってすでに決まっている。
終わりは始まり。”
再びヘルゲじいちゃん。
「彼を止める」と言いながら看護師の手を掴む。
看護師「彼とは?」
ヘルゲ「ノアだ」
でた!ノア。誰なんだ!?
森の中、
ヤシンという少年が歩いている。
そこに現れたフードを被った怪しい男。
男「ノアの使いだ」
でた!ノア。
ここまでのまとめ
- 謎の宿泊者は誰なのか?
- ヘルゲじいさんは何を知ってるのか?(何者?)
- ノアとは何者?
- ヤシンって少年は誰?
- 最後にでてきたフードの男は宿泊者と同一人物?
- エリザベスが渡された時計の意味は?
うーん。
ひたすら謎が増えていく。