『オキュラス 怨霊鏡』(2013)の感想とレビュー:呪われた鏡×ホラー…定番設定だけど意外な展開
その鏡の前に決して立ってはいけない…

呪われた鏡×ホラー、定番の設定てありながらこの映画はちょっと違う。鏡の魔力に登場人物だけじゃなく、観客側もめちゃくちゃ惑わされます!あなたなら、この鏡に勝てる自信…ありますか?映画「シャイニング」の後日譚を描く「ドクター・スリープ」の監督マイク・フラナガンによる長編ホラー。
「オキュラス 怨霊鏡」について
制作とプロット
2006年、マイク・フラナガンは1人の俳優と1枚の鏡だけを使用して短編映画『Oculus: Chapter 3 – The Man with the Plan』を製作。その作品が大絶賛されたことで長編映画になりました。当初はファウンド・フッテージを採用したストーリーが提案されたそうですが、監督はそれを拒絶したそうです。
映画(やテレビ番組)のジャンルの1つでモキュメンタリーの一種。撮影者が行方不明などになったため、埋もれていた映像という設定のフィクション作品。撮影者と無関係な者の手に渡り、そのまま公開されることになったという設定でもある。第三者によって発見された (found) 未編集の映像 (footage)が語源。
BS録画にて鑑賞!
呪われた鏡×ホラー、定番の設定てありながらこの映画はちょっと違う。
かつて呪われた鏡により家族に災難があった二人の姉弟が、成長した後に鏡に復讐をするというシナリオであること、さらには小さな子供だった過去と現在、2つの時間軸で構成されてるため、曖昧な記憶を取り戻す登場人物たちと同じように、こちらも翻弄されていく仕掛けが面白かったです(^^)/
絶対に復讐してやる!と準備も万端、鏡の見せる幻想に惑わされてなるものか、と強い意思で臨むものの、どんどん何が現実で幻なのか、観客側も分からなくなっていくかんじ。
怖さもそこそこにあって楽しめました!
ただ呪われた鏡がどこからきて、何が原因でそうなったのかみたいなところを掘り下げるまではなかったけど。
「オキュラス 怨霊鏡」の概要
トレーラー
新居に引っ越してきたばかりの幸せな4人家族に、ある日凄惨な事件が起きた。父親が妻を拷問の末に殺害。父親も銃で撃たれ死亡した。2人の子供は救出、保護されたが、10歳の弟は父親の殺害容疑で精神病院送りになってしまう。そして11年後…、弟は退院し、新しい人生を始めよとしていたが…。
スタッフ
- 監督:マイク・フラナガン
- 脚本:マイク・フラナガン、ジェフ・ハワード
- 原作:マイク・フラナガン短編映画「オキュラス」
- 主題歌:ー
- 製作:ブラムハウス・プロダクションズ、ほか
- 配給:ショウゲート(日本)
メイン出演俳優
- カレン・ギラン ― ケイリー・ラッセル
- ブレントン・スウェイツ ― ティム・ラッセル
- ロリー・コクレーン ― アラン・ラッセル
- ケイティー・サッコフ ―マリー・ラッセル
- アナリース・バッソ ―12歳のケイリー
- ギャレット・ライアン ―10歳のティム
- ジェームズ・ラファティ ―マイケル・デュモント
- ミゲル・サンドバル ―グラハム博士 ほか
同監督が手がけたNetflixドラマ。若者のための終末医療ホスピス「ブライトクリフ」を舞台に、10代の男女たちによって開かれる〈ミッドナイトクラブ〉で起こる不思議で奇妙な出来事が描かれています。
