映画監督ジェームズ・ワンの経歴・作品一覧【ホラークリエイター】
現代のホラー映画になくてはならない監督
わたし一番の推し監督、ジェームズについてまとめます(^^)/
2004年、低予算製作の「ソウ」を脚本家リー・ワネルとのタッグで発表するやいなや世界中で大ヒット。その後も「インシディアス」「死霊館」とホラー映画のシリーズが大ヒット連発、さっそうとホラー映画に君臨したホラーの寵児。その後、「ワイルド・スピード」「アクアマン」など多ジャンルでより実力をつけ、満を持して「マリグナント」でホラーに回帰したかと思えばごっつい変化球を投げてくるという底知れなさを見せつけました。
そして、2021年の時点で史上17番目に高収入の監督であり、彼の映画は全世界で37億ドル以上の収入を上げています。
ジェームズ・ワンの来歴
ジェームズ・ワンはオーストラリアの監督です。
1977年2月27日、中国系の子としてマレーシア・クチンで生まれ、幼少期にオーストラリアのパースへ移住しました。11歳頃から映画の道を志し、メルボルンのロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)へ進学し、そこでリー・ワネルと親友になり、2人で映画製作をするようになります。
大学で運命の出会いがあったんですね~(^^)
ワネルとともに長編映画「ソウ」の企画を実現するため脚本を書き上げ、少ない予算で8分間のパイロット版DVDを制作して映画会社に売り込むことに。条件として、ワンが監督を務めワネルがアダム役を演じるということを譲らなかったため賭けに近い行動でしたが、唯一エヴォリューション・エンターテインメントのグレッグ・ホフマンがこの条件を受諾したので長編映画の製作が実現しました。
低予算のため18日間という短期間で撮影された「ソウ」は、2004年1月にサンダンス映画祭で上映されると熱狂的に支持され、波及効果で同年5月にはカンヌ国際映画祭でも上映されたのがきっかけとなり世界各国から買い付けが殺到しました。
その後日本での大ヒットについては、私たちの知るところ
「ソウ」は低予算ながら斬新なストーリー展開が評判となりシリーズ化され、2作目以降ジェームズ・ワンは監督ではなく製作プロデューサーとして参加しています。
ホラー映画でヒット連発で燃え尽きるもすぐ復活
その後、監督作品としてホラー映画「デッド・サイレンス」を発表するも、しばらくは「ソウシリーズ」に製作として関わるのみでした。そして、2010年に「ソウ」でタッグを組んだリー・ワネルと共に再びホラー映画「インシディアス」を発表し大ヒット。2013年には、オーソドックスなオカルトホラー映画「死霊館」を発表。「インシディアス」を立て続けに発表し、これまた大ヒット。
しかし、同じ2013年にジェームズは「もうホラージャンルの映画とは関わらない。”死霊館”と”インシディアス 第2章”が僕の最後のホラー映画だ」と発表します。が、翌2014年10月には発言を撤回し、『死霊館 エンフィールド事件』の監督に就任することが決まりました。
ホラーだけじゃない監督の手腕をみせる
それから彼は、これまでと全く毛色の異なる本格アクション映画「ワイルド・スピードSKY MISSION」の監督に抜擢されます。ワイルドスピードは、アクション映画の人気シリーズであり、シリーズ7作目にあたる本作は、オープニング週末の全世界での興行収入は3億9760万ドルに達し、当時の歴代最高記録を更新しました。
その後、2016年に「死霊館」の続編である「死霊館 エンフィールド事件」を監督作品として」発表したあとは、製作として数々の作品に立ち会いながら、ヒーローアクション映画「アクアマン」の撮影にはいり、2018年に公開。こちらもまた大ヒットし、DC原作の映画の中で歴代最高の全世界興行収入となりました。
全部ヒットさすやん…
結婚
2018年公開「死霊館のシスター」の出演者であるイングリット・ビズと翌年に結婚しています。夫妻が共同で製作したビジュアルブック「Malignant Man(マリグナントマン)」は、「マリグナント」のヒントになりました。
尊敬する人・作品
ジェームズが尊敬している映画監督の一人は、アメリカのデヴィッド・リンチ監督です。「エレファントマン」や「ツインピークス」などが有名です。
次に、イタリアのダリオ・アルジェント監督です。数々のホラー映画を手掛けています。最も有名な作品は「サスペリア」で、ロメロ監督の「ゾンビ」にも製作として関わっています。また、ジェームズは「マリグナント」が彼の作品「シャドー(1982)」、「フェノミナ(1985)」、「トラウマ(1993)」に影響されているジャッロムービーだと公言しています。
アトミックモンスタープロダクションズ
ジェームズ・ワンは、2014年にアメリカで映画およびテレビ制作会社アトミックモンスタープロダクションズを立ち上げました。同社から発表された作品は「アナベル」「死霊館エンフィールド事件」「マリグナント」など彼の関わるホラー映画をはじめ、「アクアマン2」も予定されています。
ジェームズワン監督の映画リスト
監督作品
ジェームズ・ワンが監督として参加した作品で脚本も担当している。日本未公開・商業販売なし
監督、原案として参加。大学で知り合ったリー・ワネルと製作したプロット版を売り込み長編を製作、低予算のため短期間で製作されたが大ヒット。
3年ぶりにリー・ワネルと再度タッグで監督担当。しかしのちに2人にとって本作がネガティブな出来事であったと答えている。
ブライアン・ガーフィールドの小説が原作のアクション映画に監督として参加。主演はケヴィン・ベーコン。
ジェームズとリー・ワネルが再びホラー映画でタッグを組み、製作には「パラノーマルアクティビティ」のオーレン・ぺリも参加し大ヒットした。
実在する心霊研究家ウォーレン夫妻がかかわった事件を題材にした死霊館シリーズの1作目。オーソドックスなオカルトホラーでありながら大ヒット。
前作の続編にあたり、ジェームズが監督、リー・ワネルが脚本と出演者(スペック役)としても参加。
アクション映画人気シリーズ7作目の監督に。オープニング週末の全世界での興行収入は3億9760万ドルに達し、当時の歴代最高記録を更新した。
死霊館シリーズ2作目。同じくウォーレン夫妻が実際に関わったオカルト超常現象事件を題材にしている。
DCコミックヒーローアクション映画で本格アクション映画の監督を務めた。死霊館シリーズでエド・ウォーレンを演じるパトリック・ウィルソンがヴィラン役で登場。DC原作の映画の中で歴代最高の全世界興行収入を記録。
アクション映画などで実力を増したジェームズがホラーに監督として本格的に回帰した作品。多岐にわたるジャンル性を含んだミステリースリラーとして高い評価を得た。監督・脚本・原案を担当。
監督・製作・脚本で撮影が進んでいるらしい。
脚本・原案参加
監督はダーレン・リン・バウズマン、脚本は前作同様リー・ワネルが担当。
製作、原案で参加。呪いの人形アナベルがウォーレン夫妻に引き取られた後の出来事を描いている死霊館シリーズスピンオフ、アナベルシリーズ3作目。
死霊館シリーズ3作目。悪魔が実在することを証明しようとした実際の裁判を題材にしている。ジェームズはマリグナントの撮影で忙しく監督をバトンタッチ。
ジェイソン・ブラムとのタッグで送る、人工知能を持った人形が主役のハイテクホラー
製作・製作総指揮
監督はダーレン・リン・バウズマン、脚本は前作同様リー・ワネルが担当。
死霊館シリーズのスピンオフ作品としてアナベル人形にフォーカスをあてたシリーズの1作目。
日本劇場未公開、米英合作のオカルトホラー映画で2017年にVODで発表された。
シリーズの時系列的には最も古い、1作目の8年前を描く「序章」となっている。製作として参加。
スウェーデンの映像作家が発表した短編映画を基に長編映画化。
前作『アナベル 死霊館の人形』につながる前日譚にあたる12年前を描いている。
主人公の霊能力者エリーズの過去を紐解く物語。
死霊館シリーズ関連作品とされているが『アナベル 死霊館の人形』に登場したペレス神父が登場しているくらいでストーリー的にとくに繋がりはない。
同名ゲーム作品の映画化。日本から真田広之、浅野忠信らも出演。
ヘンリーゲイデン原作小説スリラーホラーの映像化。Netflixにて公開された。
スティーヴン・キング原作のホラー小説『呪われた町』の4度目の映像化。
韓国ゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」ハリウッドリメイク版。製作スケジュールや公開日などは未定。
ボニー・アーロンズが引き続き悪魔のシスターを、タイッサ・ファーミガも引き続き出演が決まって製作が進んでいる。米国では2023年8月に公開予定。
パトリック・ウィルソンが出演とともに初監督を務める。2023年7月に米国で公開予定。
Executive producer(制作にはほぼ不参加)
ソウシリーズは本作からフランチャイズ作品として、生みの親(ワン&ワネル)の手を離れ、一人歩きをはじめる。
「ソウ」生みの親であるジェームズ・ワンとリー・ワネルは、エグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねています。
これまでソウシリーズ全作品の編集を担当してきたケヴィン・グルタートが監督参加。
シリーズ完結編として公開されたので邦題に”ファイナル”と名付けられたがこの10年後に再び続編が発表された。
ファイナルから10年の時を経てソウシリーズ続編が発表。
監督は、ソウシリーズ2~4でもメガホンをとったダーレン・リン・バウズマン。
ソウシリーズ続編。引き続きトビン・ベルがジグソウ役として出演し2023年10月に公開予定。
その他のプロジェクト
正式発表前の情報。
SFホラー映画で詳細はまだ不明ですが「バック・トゥ・ザ・フューチャーとエイリアンの出会い」のようなストーリーとのこと。どんなん!
現状、内容については伏せられていますが、これまでと同じくウォーレン夫妻の実際の事件を元にしたストーリーであるのは間違いないそうです。
詳細不明
ジェームズ・ワン参考リンク
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