解き放たれたレクター博士は誰にも止められない「 ハンニバル-Hannibal-(2001)」の感想とレビュー

2022年9月20日

上映日:2001年04月07日 製作国:アメリカ

こんにちは!aoringo(@horror_apt)です。
前作「羊たちの沈黙」から一変、ついにレクター博士の狂気が爆発!の本作、ひさしぶりに鑑賞しました。

ここがポイント

猟奇犯罪を解明すべくレクター博士を巻き込んでまで捜査が展開したサイコサスペンス色の強かった前作「羊たちの沈黙」に比べ、本作は脱走に成功した我らがレクター・ハンニバル博士が、自由になって大暴れ、よりサイコスリラー寄りの作品となってます。

この映画を観た感想

前作とは毛色の違う怖さ

ドラマ版ハンニバルを観た流れで、レッドドラゴン、羊たちの沈黙、そして本作。
Huluにて鑑賞〜

ホラー映画が好きな私にとって、ハンニバルのラストシーンは当時群を抜いてめちゃめちゃ怖かった記憶がありました。今回、10年以上ぶりに本作をあらためて観て、例の食事風景が思ってたより短い尺だったことに驚き。インパクト強烈すぎたんだな〜と思いました。

猟奇犯罪を解明すべくレクター博士を巻き込んでまで捜査が展開したサイコサスペンス色の強かった前作「羊たちの沈黙」に比べ、本作は脱走に成功した我らがレクター・ハンニバル博士が、自由になって大暴れ、よりサイコスリラー寄りの作品となってます。

Aoringo

監督のリドリー・スコットはSFホラー「エイリアン」で有名すぎる人ですね

リドリー・スコットさんといえば、ちょっと前に話題になった「ハウス・オブ・グッチ」、レディー・ガガのやつも早く見たいね

研究員・まつ子

クラリス役のキャストが替わってます

前作「羊たちの沈黙」でクラリス役を演じたジョディ・フォスターは、「同じ役は引き受けない」とあっさり降板。代わりを務めたのがジュリアン・ムーア

当時「ジョディ・フォスター以外にクラリスをやらせるなんて!」みたいな批判もわりとあったように記憶してる。でも観てしまえば悪くない。ジョディ・フォスターはインテリジェンスな雰囲気がすごく強いからその印象はずいぶん違ってしまいますが。

アンソニー・ホプキンスの俳優力がすごすぎる

それにしても怖いなあ、アンソニー・ホプキンスのレクター博士はほんとうに恐ろしい。すべての仕草や表情、言葉に“遊び”があるのが隙がなくて怖い。と思えば鋭い勘でときには機敏な動きや激しくアクションも。

レクター博士の身のこなしは、戦後引き取られたレディ・ムラサキによって叩き込まれた日本の武道によるもの。これはこのあとに発表されたハンニバルの少年〜青年時代を題材にした「ハンニバル・ライジング」で描かれています。(賛否あり…)

「羊たちの沈黙」レビューでもかいたけど、シリアルキラーであるにも関わらずなぜか嫌いになれない、むしろ応援すらしたくなるレクター博士の不思議なキャラクター。本作のラストではその人となりがくっきり描かれています。人を飲み込む圧倒的なやりかた、逆に怖い気もするけどねww

観てる方は、レクター博士の見事な猟奇的殺人にうっとりしてしまうほど。完璧に計算され失敗しないのが観てて気持ちよくなっちゃう笑 被害者はたまったもんじゃないけど。

コーデルゥ!コーデルゥー!

本作でインパクトを残すのは、レクター博士はもちろんですが、やっぱり車椅子に乗った大富豪メイスン・ヴァージャーの存在ですよね!ハンニバルによって顔があんな感じになってしまった彼ですが、世界線が少し異なるドラマ版ではまた少し違うあらすじのなかで、その(顔がなくなる)経緯がよりグロく具体的に描かれてますよ…。グロい!!

個人的にはドラマ版「ハンニバル」でメイスンが「コーデルゥ!コーデルゥ!」と呼ぶのががわりと癖になったwwコーデルおらな何もできないメイスンかわゆ。映画版はわりとあっさりした関係。ドラマ版ではもうちょっとコーネルのキャラもしっかり描かれてて面白かった〜

映画やドラマのグロ描写もどんどん過激化してるのかな、ちょっとしたことじゃ観客側も慣れてしまって刺激麻痺してるかもしれん。

だからこそ、グロさやインパクトだけに頼らない、役者の演技と巧みな演出で震え上がらせてくれる不朽の名作たちの存在感も引き立つのかもしれないなー。

「ハンニバル」の概要

あらすじ

FBI捜査官クラリス・スターリング(ジュリアン・ムーア)は、組織になじめない一匹狼として恵まれた環境とはいえない立場で仕事を続けていた。ある日、麻薬取引の手入れの失敗で左遷の憂き目にあう。そこでレクター博士の犠牲者唯一の生き残り、メイスン・ヴァージャー(ゲイリー・オールドマン)に呼ばれることに。レクター博士に恨みをもつメイスンは、クラリスをレクターをおびきだすためのエサとして使おうと目論んでいた。
一方、レクター博士は逃亡後イタリアで優雅な生活を送っていた。クラリスという餌に、彼は食いつくのか…?

キャスト

  • アンソニー・ホプキンス(ハンニバル・レクター博士)
  • ジュリアン・ムーア(クラリス・スターリング)
    FBI特別捜査官。
  • ゲイリー・オールドマン(メイスン・ヴァージャー)
    ボルティモアの大富豪。かつてレクターに襲われ、顔の皮膚をはがされた。レスターに復讐をしようとするが返り討ちにあい殺害される。
  • レイ・リオッタ(ポール・クレンドラー)
    司法省勤めの人間。メイスンに大金で買収され、クラリスを停職に追い込んだりする。
  • ジャンカルロ・ジャンニーニ(レナルド・パッツィ)
    主任捜査官。懸賞金目当てにレクターを捕まえようとするが逆に殺害されてしまう。
  • フランチェスカ・ネリ(アレグラ・パッツィ)
    レナルドの妻。
  • フランキー・フェイソン(バーニー)
    レクターが収監されていた精神異常犯罪者用州立病院の用務員。
  • ジェリコ・イヴァネク(コーデル・ドームリング)
    医師。メイスンの担当でもある。
  • ヘイゼル・グッドマン(麻薬密売人イヴェルダ)
    撃たれて殺害される。
  • デヴィッド・アンドリュース(ピアソール)
    FBI捜査官
  • フランシス・ガイナン(ヌーナン)
    FBI捜査官
  • エンリコ・ロー・ヴェルソ(ニョッコ)
    スリ。レクターの指紋摂取のためにパッツィに雇われるがレクターに殺害される。 

スタッフ

監督:リドリー・スコット

脚本:デヴィッド・マメット、スティーヴン・ザイリアン

製作:トマス・ハリス

最後に一言

DVDボックス買っちゃった。

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アオリンゴ

会社員|大阪在住|映画鑑賞と読書が趣味で、とくに大好きなホラー映画を掘り下げたい「にわか研究員」です。まだまだ観たことのない作品も多く更新はノンビリです。

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