ホラー映画/ドラマ

考察&レビュー

アメリカン・ホラー・ストーリー シーズン3:魔女団-Coven-(2013)キャスト&考察レビュー

アオリンゴ
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
アメリカン・ホラー・ストーリー シーズン3:魔女団-Coven-(2013)キャスト&考察レビュー

こんにちは!aoringo(@horror_apt)です。
世界中で大人気のTVドラマシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」シーズン3「魔女団-Coven-」について考察・レビューします。

アメリカン・ホラー・ストーリーとは?

『Glee/グリー』をはじめ数々の人気ドラマを世に送り出してきた人気プロデューサー、ライアン・マーフィーが手がけており、シーズンごとに物語の設定や俳優が入れ替わるアンソロジータイプのホラードラマシリーズ。

テーマは多岐にわたり、アメリカンホラーの定番である呪われた家に始まり、精神病棟、魔女、サーカスの奇人たち、経営難のゴーストホテル、呪われた土地、カルト集団、サマーキャンプの悲劇などがあります。

シーズン3「魔女団」について

アメリカン・ホラー・ストーリー シーズン3:魔女団-Coven-(2013)キャスト&考察レビュー
ここがポイント!

セイラム魔女裁判から300年後、逃げ延びた魔女たちが絶滅の危機に瀕しているので、こっそり若い魔女を集めて能力を制御する学校をつくっていました。魔女の力でさまざまな怪奇現象が見られるシーズン。ゾンビ、中世時代の拷問、火炙りの刑、黒魔術、呪いなど盛りだくさん!

キャシー・ベイツも初登場!マートルやマディソンなど感度の高いファッションも多く見られ、恐ろしい描写がありながら女性キャストの多い華やかなシーズンです。一方で、これまで複雑な女性像を演じてきたジェシカ・ラングが今回は癌を患い、毛が抜けて弱っていく姿をまざまざと演じ、これまで以上に女優魂で殴られるような圧倒的な演技を見ました。

AHSシーズン3「魔女団」

ネタバレなしの感想

「魔女団」に登場する魔女たちは、シーズン8「黙示録」にも大きな影響があり、また、シーズン1「呪いの館」とも実は関係があるので、絶対に外せない、わたしもお気に入りのシーズンです(^^)/

描かれているのは、権力・名誉欲を欲しがる人の愚かな姿や争い、そしてトップに立つものの重責や苦難、仲間との団結、少女たちの成長、老いを受け入れて次の世代へ受け継いでいくことの重要さや難しさ、母と子の難しい関係性など今回もてんこもり!

メインはセイラムの魔女たちですが、ブードゥー教の魔女たちも出てくるし、魔女ハンターの男たちも物語を盛り上げてくれました(^^)/それだけじゃなく、なんと180年前の悪名高きサディスト、マダム・デルフィーヌまで復活してくるから大騒ぎ。

マダムを演じるのはわたしの大好きな女優キャシー・ベイツ。このシーズンを皮切りに、この後のアメホラシーズンにはかかせない存在です(^^)/

そんなキャシー・ベイツが演じた今回のキャラクター、ベルフィーヌのキャラクターについては、このシーズンが放送されてすぐにアメリカでは大きな物議を醸したそうです。黒人奴隷への拷問描写や、実在する人物をモデルにしていることも理由でしょう。事実、実際デルフィーン・ラローリーという女性は人種差別的なサイコパスでしたが、ドラマの中では多少なりとも救いのある側面を与えるような努力が垣間見れます。

アメリカン・ホラー・ストーリーは、しばしばそうやって世間に議論の火種を落とすことがあります。それでも、制作側は怯むことなく新たな議論を巻き起こす映像を提供し続けています。

ジェシカ・ラングは、シーズン1のコンスタンス、シーズン2のシスター・ジュード、どちらも気の強い女性でしたが、今回はなんと「最高位(スプリーム)魔女」です。強さもわがままさも冷酷さも、全てが段違いに強力!トップの座から転落していき、最後のシーンは本当にすごい迫力でした。

魔女の学校「ミス・ロビーショーズ・アカデミー」には、ふつうの人間世界では能力が邪魔して生きづらさを抱えた個性豊かな少女たちが集まっています。能力を制御できるように教わりながら、恋をしたり悩んだり、対立もあり、ひとりの女性として成長していく姿がおもしろかった!

ベルフィーヌやアックスマンなど、極悪非道な拷問や大量殺人をおかした、かつての実在の人物をモデルにしたキャラクターが出てくるのも特徴です。

クイニーが、ベルフィーヌの人種差別意識を克服させるためにいろんな映像を見せるシーンで流れる”自由を求める楽曲”が流れる映像の中で、同時に魔女ハンターたちの襲撃によって、マリーの店にいたブードゥー教の仲間たちは皆殺しにされました(マリーを残して)。ひとつの差別を克服しても、別の差別問題が存在している根深さを表しているような時間でした。

出演俳優

コーデリア・グッド
サラ・ポールソン
サラ・ポールソン
出典:Wikipedia
ゾーイ・ベンソン
タイッサ・ファーミガ
エヴァン・ピーターズ
出典:Wikipedia
マートル・スノー
フランセス・コンロイ
タイッサ・ファーミガ
出典:Wikipedia
フィオナ・グッド
ジェシカ・ラング
デニス・オヘア
出典:Wikipedia
カイル・スペンサー
エヴァン・ピーターズ
エヴァン・ピーターズ
出典:Wikipedia
ミスティー・デイ役
リリー・レーブ
出典:Wikipedia
マディソン・モンゴメリー
エマ・ロバーツ
デニス・オヘア
出典:Wikipedia
スポルディング
デニス・オヘア
ディラン・マクダーモット
出典:Wikipedia
デルフィーン・ラローリー
キャシー・ベイツ
出典:Wikipedia

その他の出演俳優

この作品に登場する登場人物と出演俳優を全解説しています。

登場キャラクター全解説!アメリカン・ホラー・ストーリー シーズン3「魔女団-Coven-」
登場キャラクター全解説!アメリカン・ホラー・ストーリー シーズン3「魔女団-Coven-」

エピソード一覧

タイトルをクリックするとエピソード詳細が表示されます。(詳細内容→あらすじ、監督、脚本)

Q
1:引き継がれる魔力-Bitchcraft-

監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
脚本:ライアン・マーフィー&ブラッド・ファルチャック

ゾーイ・ベンソンはボーイフレンドと初めてのセックスをするつもりだったが、彼は体中から血を流して死んでしまった。実は彼女はセーラムの末裔で、魔女であることを知る。

彼女の力は、セックスした相手に激しい出血を引き起こし死に至らしめるもの。ゾーイの両親は、娘が周囲に迷惑をかけることを恐れ、ニューオーリンズの魔女学校に預けた。そこでは若い魔女に現代社会で生き残る術を教えている。そこで彼女は、自分の心で物を動かすことができる甘やかされた10代の映画スター、マディソン・モンゴメリー、他人の考えを聞くことができるナン、そして人間ブードゥー人形のクイニーと出会う。学校はコーデリア・フォックスによって運営されている。ミスティデイという若い魔女が火あぶりにされた後、コーデリアの疎遠な母親フィオナグッドはスプリームと呼ばれる最高位の魔女で、コーデリアとの関係を修復するため、また魔女の学生たちに本当の能力を引き出させるために到着する。

マディソンとゾーイはパーティに参加し、そこでゾーイはカイルと出会い二人はすぐに打ち解ける。マディソンはパーティで薬物を飲まされレイプされるが、少年たちはカイルに止められ、追いかけるがパーティバスで逃げられる。復讐として、マディソンはカイルを含む男子学生の乗ったバスを。、テレキネシスの能力で横転させほとんどを殺しました。フィオナは少女たちを連れて、博物館となっているマダム・デルフィーヌの屋敷に出かけた。そこでナンは家の下にまだ生きているマダムを見つける。病院では、ゾーイがバスの事故で生き残った男子学生を殺す。

Q
2:新たな世界-Boy Parts-

監督:マイケル・ライマー
脚本:ティム・マイナー

いつまでも若く美しくありたいと願うフィオナは、前作で無名の墓から掘り起こされたマダム・デルフィーヌ・ラロリーにその方法を問い詰める。

デルフィーヌは180年前、マリー・ラヴォーというブードゥー教の女王に不老不死の薬を飲まされ、家族を殺され、生き埋めにされたとフィオナに話す。フィオナは自分も不老不死になりたいと、現在美容院を経営しているまだ生きているマリー・ラヴォーを訪ねるが、そのことはセーラムの魔女とブードゥー教の間に新たな対立を生み出すのだった。一方、ゾーイとマディソンは、マディソンが殺害した男子学生の一人であるカイルを生き返らせるために、遺体安置所へ行き復活の呪文を唱えることにする。しかしカイルの復活は完全なものではなかったため、ゾーイはミスティ・デイに助けを求めることになる。また、コーデリアと夫のハンクは子宝に恵まれず、黒魔術で授かりの儀式を行う。

Q
3:後継者-The Replacements-

監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
脚本:ジェームズ・ウォン

マディソンとナンは新しい隣人、ルーク・ラムゼイを気に入るが、彼の母親ジョーンは過度に宗教家で息子に過干渉という問題がある。ルークとの出会いの後、マディソンはサイコキネシスの力を開発した。

一方、弱体化したフィオナは、自分が末期癌であることを知り、それがスプリームとしての彼女をだめにする、そして次のスプリーム候補の存在がその原因であると信じています。フィオナは、マディソンが能力を高めていると聞きつけ、彼女はマディソンに本当の魔女であることの意味を教え、彼女が持っている別の新しい力を開花するように仕向ける。しかしそれとは裏腹に、彼女が次期スプリームであることを悟ったフィオナは、彼女を排除しようと計画する。

一方、ゾーイは取り乱したカイルの母親を訪ね、彼女の本性を知らないまま彼を家に連れていく。彼女は彼に性的虐待を加えてきたのだった。コーデリアは医者から子供を産むことはできないと言われ、マリー・ルヴォーのもとへ助けを求めに行く。一方、1830年に奴隷を拷問し虐待した罪の罰として、デルフィーヌ・ラロリーはフィオナによって生徒たちのメイドになることを強制されたが、そこで黒人のクイニー間に緊張が走る。

Q
4:死霊と蘇生-Fearful Pranks Ensue-

監督:マイケル・アッペンダール
脚本:ジェニファー・ソルト

フィオナは執事のスポルディングにマディソンの死体を始末するように言い、マリー・ラヴォーがアカデミーに送り込んだ神話の獣ミノタウロスからクイニーを救い出す。

カイルの家では、母親を殺してしまったカイルの後始末をゾーイが行うが、ハロウィンが始まるとカイルはいなくなった。一方、出張中のハンクは、恋人のケイリーと浮気し、ホテルの部屋で殺害してしまう。
アカデミーでは、マディソンの失踪について話し合うため、魔術評議会が急遽開かれた。マリー・ラヴォーの美容室では、フィオナから恐ろしいプレゼントが届く。怒り狂ったマリー・ラヴォーは、セイラム魔女とブードゥー教の間の休戦協定を正式に終了させ、アカデミーに大混乱をもたらすために死者を呼び出す。

Q
5:火刑-Burn, Witch. Burn!

監督:ジェレミー・ポデスワ
脚本:ジェシカ・シャーザー

ハロウィンの夜を舞台にした前回のエピソードの続き、マリー・ラヴォーが呼び出した復活した死者たちが学校に侵入しようとしたので、ゾーイたちは防衛に乗り出す。

死を前にして、ゾーイは新たな力を発揮する。マダム・デルフィーヌは、ゾンビの大群の中に自分の娘を見つけ、彼女がひどい母親であったフラッシュバックが流れる。一方、コーデリアは謎の攻撃で目が見えなくなり、無力になったフィオナもまた、自分が悪い母親であったという事実を受け入れる。フィオナは、評議会で、マートルスノーが、フィオナに対する彼女の恨みのためにコーデリアを攻撃したのだと信じるように仕向ける。マートルは他の魔女に危害を加えたとして火あぶりの刑に処される。しかし、ミスティ-デイがマートルを復活させる。

Q
6:アックスマン-The Axeman Cometh-

監督:マイケル・アッペンダール
脚本:ダグラス・ペトリー

ゾーイ、クイニー、ナンの3人は、マディソンを見つけるために集まり、スピリットボードを使って、伝説の連続殺人犯「ニューオーリンズのアックスマン」の霊とのコンタクトを試みる。

クイニーはゾーイに、その種の魔術は危険な結果を招くから手を出すなと警告するが、ゾーイはマディソンに何が起こったのか突き止めようと決意し、一人でスピリット・ボードを使い、アックスマンを召喚する。アックスマンはマディソンを探すのを手伝ってくれる代わりに、あるものを欲しがるのだった。何十年もアカデミーの壁の中に閉じ込められていた彼は、かつての生徒たちによってそこに閉じ込められた自分の魂を解放するようゾーイに頼む。

一方、盲目になったコーデリアは『千里眼』の力を身につけ、ハンクの軽率な行動を見破った。マディソンはミスティによって蘇生され、カイルはコバーンに預けられる。また、フィオナはどうしても死ぬ前に最後のつかの間のロマンスをしたいと願う。

Q
7:死のワナ-The Dead-

監督:ブラッドリー・ブーカー
脚本:ブラッド・ファルチャック

フィオナはアックスマンと密会するが、化学療法の副作用で複雑な心境になる。一方、ゾーイはスポルディングの舌を復元する魔法をかけ、彼を尋問し、フィオナがマディソンを殺した真犯人だと突き止めて、彼を殺害する。

新たに蘇ったマディソン。デルフィーヌとクィーニーは親密になるが、デルフィーヌはクィーニーに、他の魔女たちは彼女の人種を理由に決して彼女を真には受け入れないと告げる。迷いが生じ始めるクイニーに、マリー・ラヴォーは、デルフィーヌを連れてくるならブードゥー教の仲間に入れてやると言う。

カイルとマディソンのセックスに立ち会ったゾーイは、2人に裏切られたと感じるが、マディソンは2人で彼をシェアすべきだと主張する。ゾーイは、セックスをした瞬間に彼女の力が彼を殺してしまうことを知り、拒否する。その夜、、アディソン、ゾーイ、カイルの3人は共にベッドを共にするのだった

Q
8:儀式-The Sacred Taking-

監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
脚本:ライアン・マーフィー

ミスティと復活したマートルは、魔女ハンターから逃れるためにアカデミーに到着する。魔女の集会は聖なる儀式の準備に取り掛かる。

魔女の集会は、魔女たちの存続のために現役スプリームが自らの命を絶ち、次のスプリームの到来を早めるために行われる。マディソンは自分こそが次のスプリームであり、フィオナは火あぶりの罰を与えるべきだと主張する。彼女はフィオナに一握りの錠剤を飲み込ませるが、後にそれを吐き出してしまう。

一方、マリー・ラヴォーは、クイニーが連れてきたデルフィーヌを檻に入れ嘲笑している。マリーは警告のためデルフィーヌの手を切り落とす。その夜、見知らぬ魔女ハンターがジョーン・ラムジーを襲撃し、ルークに怪我をさせた。翌朝、フィオナの元に箱が届き、中にはマダム・デルフィン・ラロリーの首がはいっていた。一方、ミスティーはフィオナの依頼でジョーンを蘇生させる

Q
9:頭-Head-

監督:ハワード・ドゥイッチ
脚本:ティム・マイナー

マリー・ラヴォーはフィオナから同盟を申し込まれ、はじめはそれを拒否するが、後に魔女ハンターのハンクが彼女のブードゥー教団にも目をつけていると判明し、考え直さなければならなくなる。

ハンクの裏話が明かされ、彼の父親がいかにして彼を魔女ハンターとして鍛え上げたか、そしていかにしてコーデリアに出会い、その魅力に取り憑かれたかが示される。一方、マートルはかつて自分を裏切って火あぶりに加担した評議会に復讐する。

一方、クィニーは首だけになったデルフィーヌに、現代のアフリカ系アメリカ人の歴史と努力を認めさせようとする。また、ナンの透視能力により、昏睡状態のルークがラムジー家の暗い秘密を暴露する。また、マートルはコーデリアの目を回復させ視力を戻した、が同時にコーデリアは『千里眼』の力を失ってしまう。ハンクはマリーの店を襲撃し、ブードゥー教の仲間を皆殺しにし、マリーをも負傷させた後でクイニーに殺される。ジョーンは、自分が父親を殺したことを知ったルークを枕で窒息させる。

Q
10:伝説の魔女-The Magical Delights of Stevie Nicks-

監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
脚本:ジェームズ・ウォン

マリーとフィオナは魔女狩りから自分たちを守るため同盟を結ぶ。一方、ナンは人の思考を読み取り、コントロールすることができるという新たな力を身につける。

フィオナはミスティーにスティービー・ニックスを紹介し、スプリームが享受できる素晴らしいものを見せようとする。また、マリー・ラヴォーが300年後も美しく生きていることが明らかになる。ナンは、ジョーンが息子ルークを病院のベッドで殺害したことを知り、ジョーンに対して同様に残酷で致命的な復讐を行い、彼女を自殺させるよう操った。

Q
11:攻防戦-Protect the Coven-

監督:ブラッドリー・ブーカー
脚本:ジェニファー・ソルト

1830年代、デルフィーヌ・ラロリーの原点が明らかになる。パリからニューオーリンズに戻ってきた彼女は、血と拷問に衝撃的な魅力を感じている自分に気づいた。

現代で、復活したデルフィーヌは、時間をつぶすために昔の趣味を再開する。マリー・ラヴォーとフィオナはデルフィ・トラストの魔女ハンターと死闘を繰り広げ、コーデリアはコヴェンを守るために決死の覚悟で犠牲になる。一方、嫉妬深いマディソンは、カイルがゾーイに恋している事実を受け入れない。2人はどちらがより彼にふさわしいかで口論になり、マディソンは魔法を使ってゾーイを傷つけ、カイルを再びバラバラにすると脅す。

Q
12:それぞれの地獄-Go to Hell-

監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
脚本:ジェシカ・シャーザー

癌による死が近づいていることを知ったフィオナは、コーデリアに別れを告げ、家宝を渡して償いをしようとする。

コーデリアは「千里眼」の力を取り戻し、アカデミーの悲惨な未来を予見する。コーデリアはアックスマンのもとへ行き、ビジョンを打ち明けるが、それが後にフィオナの殺害につながる。フィオナがいなくなり、彼女たちはついに魔女として結束する。また、クイニーはパパ・レグバを召喚する。

Q
13:新たなスプリーム-The Seven Wonders-

監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
脚本:ダグラス・ペトリー

ゾーイ、マディソン、ミスティ、クイニーの4人は『7つの奇跡』のテストを受ける。それらを全て成功させた者が次のスプリームとなる。地獄に自分の霊を送信し還ってくる試験では、ミスティ以外は全員合格、ミスティーの魂は彼女自身の地獄に閉じ込められたままになってしまう。

テレパシーの試験では、ゾーイがアカデミーの鉄門に串刺しになり死んでしまう。マディソンは、これで次のスプリームは自分だと主張し、そこでいったん7つの奇跡を強制的に終わらせてしまう。その後、ゾーイを復活させることも拒否。

一方、マートルはコーデリアに対し「7つの奇跡を受けるべきだ」と説得し、あらためて試験は再開された。マディソンは予知能力の試験で失敗し、コーデリアは正常にすべての試験を完了する。その後、コーデリアはゾーイを復活させ、新しいスプリームとなった。

マートルは、かつて自分の犯した殺人と、コーデリアの新たなスタートにおいて彼女の不名誉にならぬようにと、自ら火あぶりの刑を要求する。一方カイルは、ゾーイを復活させることを拒否したマディソンを殺し、スポルディングはその遺体を持っていくのだった。

新しいスプリームとして、コーデリアは魔女団の存在を公にすることを決意する。マートルは評議会に危害を加えたとして火あぶりにされることを主張し実行される。コーデリアがクイニーとゾーイを評議会のメンバーに任命し、彼女の力とスプリームの称号を受け継いだ後に瀕死のフィオナと和解。最後に、魔女団の歴史に新たな始まりを告げる姿が門の外に並んだ何百人もの少女たちによって映し出されているのだった。

考察&トリビア

『7つの奇跡』

『7つに奇跡』の儀式は、魔女たちの存続のために現役スプリームが自らの命を絶ち、次のスプリームの到来を早めるために行われる試験のようなものです。

  • テレキネシス(念力)
  • コンシリアム(意思操作-他人を動かす)
  • トランスミューテーション(瞬間移動)
  • ディビネーション(予知)
  • ヴィタラム・ヴィタリス(力を分ける回復)
  • ディセンサム(冥界訪問)
  • パイロキネシス(発火能力)

これら全てをクリアすればスプリームの称号が与えられる資格を得ることができるのです。

マディソンの名前

アメリカン・ホラー・ストーリーは、シーズンがいろいろなヒントやストーリーでそれぞれがつながっていると言われています。その噂どおり、本シリーズの魔女の一人、マディソン・モンゴメリー(エマ・ロバーツ)の名前は、シーズン1で「呪いの館」を建設した医師チャールズ・モンゴメリーと同じ名字です。もうひとつの共通点としては、どちらも死者を蘇らせる、という点。チャールズは息子を、マディソンはカイルを復活させようとして、皮肉にもどちらも成功はしませんでした。

エヴァン・ピーターズ、初のお休み

エヴァン・ピーターズは、ここまでアメリカン・ホラー・ストーリー最多連続出演(29エピソード)です。シーズン1と2はすべてのエピソードに出演しましたが、本シリーズのエピソード『5:火刑-Burn, Witch. Burn!』が初のお休みとなりました(^^)/

シーズン3「魔女団」のまとめ

以上、アメホラ・シーズン3:魔女団のレビューでした。

魔女がテーマなだけに、個性豊かな女性キャストがメインとなった今シーズン。気高く美しき魔女たちの姿は、映像的にも非常に華やかで、女同士ならではのどろどろした戦いや友情、恋愛もたっぷりで非常に面白かったです。

冒頭でも述べたように、この「魔女団」のシーズンは、この後放送されたシーズン8「黙示録」の前日譚として重要なストーリーとなっています。なので、シーズン8を観る前に、絶対こちらを先に観ることをおすすめします!

予告トレーラー

ディズニープラスーDisney+ならアメリカン・ホラー・ストーリーが全シリーズ配信中
\Disney+で独占配信中!/
AHS全シリーズ配信中!

月額料金 990円(税込)
年額だと9,900円(税込)でオトク

PC・スマホ・タブレット等1つのアカウントで4台まで同時視聴可能。家族共有もOK!

おすすめポイント
ディズニーの名作映画やドラマシリーズだけでなく、スターウォーズ全作品もオリジナルドラマも観られるのはここだけ!ホラー作品数はそこまで多くないものの、他の配信サービスにはない魅力あるコンテンツが楽しめます。

AHSシーズン3『魔女団』に関するグッズ

ABOUT THIS BLOG
Aoringoホラー研究所について

当ブログはホラー好きな管理人がにわか研究員としてホラー映画やミステリー小説などをマイペースに掘り下げているブログです。

Twitterでは新着情報とかを発信中。

POPULAR POST
よく読まれている記事
絶対に観るべき!ネットフリックス配信中おすすめホラー映画18選【NETFLIX】
おすすめ映画
絶対に観るべき!ネットフリックス配信中おすすめホラー映画13選
《実在の犯罪者》17人を殺害して切断し食べた”ミルウォーキーの食人鬼”ジェフリー・ダーマー
実在の犯罪者
17人を殺害して切断し食べた”ミルウォーキーの食人鬼”ジェフリー・ダーマー
アメリカン・ホラー・ストーリー
ドラマ全シリーズ
『アメリカンホラーストーリー』全シリーズ解説
《実在の犯罪者》殺人ホテルまで建設したアメリカ史上初のシリアルキラー H・H・ホームズ
実在の犯罪者
殺人ホテルまで建設したアメリカ史上初のシリアルキラー H・H・ホームズ
Twitterからの読者コメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
スポンサーリンク
ABOUT ME
Aoringo
Aoringo
にわかホラー研究員
関西在住。ホラー映画を見たりホラーに関することで興味が出たものをマイペースに調べたりしてブログ記事にしています。いろんな映画を観るよりは好きな作品やシリーズを掘り下げるのが好きです。もっぱら在宅シネマ―で動画配信サービス&BS/CS録画で楽しんでます。
スポンサーリンク
記事URLをコピーしました